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「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」は2018年8月1日に発売。先行販売などについても明かされた,最速体験会をレポート
●「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」最速体験会 登壇者一覧
ディライトワークス FGO PROJECT クリエイティブプロデューサー 塩川洋介氏
ワンドロー 小宮山佳太氏
アニプレックス 後神智昭氏
アニプレックス 小仲渉平氏
FGO Duelは,ディライトワークスが主導で開発し,ワンドローがゲームルールの制作に協力している。
プレイヤーはマスターとなり,3騎のサーヴァントフィギュアでパーティを編成。「コマンドカード」で指示を出し,「相手のサーヴァント3騎を消滅させる」「マップ上の相手のマスターエリアへ到達する」のいずれかの達成を目指す。
相手サーヴァントとの戦いでは互いに3枚のコマンドカードを出し,書かれたパワーの合計が大きい方の勝ちとなる。コマンドカードは「Quick」「Arts」「Buster」の3属性が存在。同属性のカードで固めたり,同じサーヴァントの絵柄で3属性を揃えると「CHAIN」が発動し,パワーに有利な修正が加わる。この辺りはFGOを再現しているので,ファンならすぐに理解できるだろう。詳しいルールやプレイ感は発表会の記事を参照してほしい。
会場では,フィギュア制作とルール制作の両面から開発秘話が語られた。後神氏によれば,FGO Duelのフィギュアは“シリーズとしてこれからスタートし,全サーヴァントを出す”というコンセプトのもと,原型からこだわって作られているという。
今回のフィギュアは,FGOの戦闘画面に登場するバトルキャラクターを立体化する初めての試みであり,それだけにデザイン面でも苦労があったそうだ。
バトルキャラクターの見た目については,ゲーム画面に出てくる左側から見たところの設定しかないが,フィギュア化するのであれば右側や正面,背面など,360度あらゆる方向から見られるものでなければならない。つまりは設定がないものを立体にしなければならないうえに,FGOファンが見慣れた待機ポーズを違和感なく再現する必要があるというわけだ。
もとのサーヴァントの設定を参考にしつつ,「これ(フィギュア)を見れば,バトルキャラクターの設定が分かる」ところまで作り込みが行われたという。
そのうえで後神氏がこだわったのはスケール感と瞳だそうだ。シリーズとしてコレクションを並べられる,大きすぎないサイズの中でキャラクターの瞳を表現し,さらにはサーヴァント毎の身長差まで再現する。これはなかなかの難題で,原型の完成までにはリテイクが繰り返されたとのこと。
原型ができあがった後は,中国の工場において生産と彩色をするのだが,ここも苦労があったという。現地の人件費が上がっている中で,高いクオリティと低コストを両立しなければならないからだ。この日会場に用意されたフィギュアは完成品と同等のもので,かなり細かい彩色が施されている。当初,中国の工場に見本を持って行ったところ「本当にこんな細かい彩色をするのか」と驚かれたという。
とくにマーリンは,髪の毛の先だけがピンク色になっているうえ,杖も細かく塗り分けられているため,工場でも彩色に苦労したそう。それでも日本側が求めるクオリティに満たない品が出てしまい,チェック段階でかなりの数が廃棄されてしまったのだという。マーリンを手に入れたときは,じっくり眺めてみるといいだろう。
ルール作成についての秘話も明かされた。当初FGO Duelは,「FGOのボードゲームを作りたい」と考えた塩川氏が個人レベルで作っていたものだった。この時点ではカードも氏の自筆によるものだったが,コマンドカードを用いてバトルするという基本ルールは既に固まっていたのだという。
こうして作られたFGO Duelの原型がワンドローに持ち込まれ,小宮山氏らの手によって調整されることとなる。ここでは「レアリティにかかわらず,すべてのサーヴァントが活躍できるということがFGOらしさである」「すべてのサーヴァントにファンがいて,自分の好きなサーヴァントで勝ちたいと考えている」という認識のもと,各種パラメータなどのバランスが練り込まれていったそう。小宮山氏は「ゆくゆくはすべてのサーヴァントをFGO Duelに出し,好きなサーヴァントを使って勝てるようにしたい」と意欲を見せた。
この日,会場では事前の抽選に当たった幸運な参加者達がFGO Duelを一足先に体験した。第1弾と第2弾のフィギュアとカードが用意されており,ルールの不明点などについてはスタッフ達のサポートを受けることができた。プレイは円滑に進み,参加者達は激しいデュエルやFGO語りで盛り上がっていた。
また,この日は「発売日」「取り扱い店舗」「予約受付」「第1弾先行販売」「第3弾のラインナップ」といった新たな情報も明かされた。詳細は以下の通りだ。
●発売日
・第1弾:2018年8月1日発売
・第2弾:2018年9月5日発売
・第3弾:2018年11月発売予定
●取り扱い店舗
ANIPLEX+,アニメイト,イエローサブマリン,ゲーマーズ,セブン-イレブン,ファミリーマート,サークルK・サンクス,ローソン,WonderGOO
●予約受付
2018年7月15日より,ANIPLEX+( https://www.aniplexplus.com/ )にて予約受付を開始。BOX購入時,ANIPLEX+限定特典としてA1プレイマット(第1弾),メタルチップ&カードケース(第2弾)が付属。
●第1弾先行販売
・2018年7月28日〜7月29日
「Fate/Grand Order 3rd Anniversary」 FGO Duel体験エリア(幕張メッセ 国際展示場11ホール)
・2018年7月29日
「ワンダーフェスティバル 2018[夏]」ANIPLEX+ブース(幕張メッセ 3ホール3-19)
●第3弾のラインナップ
・「ジャンヌ・ダルク[オルタ](アヴェンジャー)」
・「アルジュナ(アーチャー)」
・「ステンノ(アサシン)」
・「ジル・ド・レェ(セイバー)」
・「メドゥーサ(ライダー)」
予約受付はANIPLEX+で既に開始されているのに加え,7月28日〜29日の「Fate/Grand Order 3rd Anniversary」,7月29日の「ワンダーフェスティバル 2018[夏]」には先行販売も行われるので,気になる人はこの機会を逃さないようにしよう。また,第3弾の5騎については公式サイトにてステータスとスキルが発表されているので,こちらで予習しておくのも良いだろう。
「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」公式サイト
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