連載
シンプルゆえに奥深い。Android向けターン型ストラテジー「Antiyoy」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1653回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,ターンベースのAndroid向けストラテジーゲーム「Antiyoy」を紹介しよう。ターン中にできることはユニットの生産・移動と,施設の建築のみ。わずか数種類の手段を積み重ね,大陸を制覇するのだ。
「Antiyoy」ダウンロードページ
プレイヤーは自軍ターンの間,ユニットを生産し,移動させ,領地を拡大していく。領内では小屋を建てて収入を増加させたり,領地防衛のための塔も建てられる。出足は非常にシンプルなものだ。
本作では原則,下位のユニットでは上位のユニットに勝つことはできない。敵との戦闘が不利になるので,少しでも上位ユニットを揃えたくなるが,ユニットには維持費がかかり,上位になるほどコストが増大していく。ターン開始時に維持費を支払えないとユニットが消滅するので,バランス感が大切だ。
収支改善には陣地拡大が必須だが,領地の取り合いにはユニットの侵攻と,それを防ぐ塔の駆け引きが存在する。また,大国になるほど1ターンで取れる手が増えていき,終盤になると敵国も一気に盤面を覆してくるので,先を見通す戦略眼を持ちたい。
本作にはユニットの相性も,テクノロジーの研究も存在しないが,単純化されたシステムゆえに,ストラテジーゲームの醍醐味が凝縮されている。空いた時間にぜひとも触ってみてほしい。おそらく,うっかり頭と時間を使ってしまうことだろう。
著者紹介:瑞嶋カツヒロ
Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。思春期にTFCに傾倒したのが運の尽き,"キャプチャー・ザ・フラッグ"こそ最高のゲームモードと考えるようになった。早くVRで魔法少女になりたい。
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