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最新のRyzenにモデルチェンジした小型ゲームノートPC「GPD WIN Mini」2024年モデルのクラファンが3月6日にスタート
Indiegogoでのキャンペーン価格は,CPUに「Ryzen 7 8840」を搭載した上位モデルで879ドルからとなる。
GPD WIN Mini 2024は,7インチサイズで,1920×1080ドットで,最大リフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載したクラムシェル型ノートPCだ。小型ゲームPCでは珍しいことに,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」に対応するのも見どころだ。
GPDの製品情報ページやIndiegogoのクラウドファンディングページでは,ディスプレイに標準で横長表示が可能なパネルを採用したことが大きくアピールされているのが目につく。既存製品のキャンペーンページには,まったく記載がなかったので,GPD WIN Mini 2024ならではの特徴だと思われる。
小型PCの中には,本来は縦長の液晶パネルを,ソフトウェア側で表示を回転させて横長のディスプレイとして使っているものが多い。こうした製品の場合,解像度を調整できない古いゲームをプレイしたり,排他的フルスクリーンを利用したりすると,画面が90度横になって表示されてしまうことがある。
その点,GPD WIN Mini 2024は,2023年モデルとは異なり,標準で横長のディスプレイパネルを採用しているので,そうした問題は起きない。
搭載CPUは,8コア16スレッドのRyzen 7 8840,もしくは6コア12スレッドのRyzen 5 8640を採用する。GPDによると,Ryzen 7 8840搭載モデルの場合,「ELDEN RING」の画質設定を「Medium」にして75fps,「ゴッド・オブ・ウォー」の画質設定を「Low」にした上で,AMD独自の超解像技術「FidelityFX Super Resolution」を組み合わせて,70fpsでプレイできるとのことだ。
そのほか,既存製品との違いとして,インタフェースから「OCuLink」がなくなったことも挙げられる。OculinkはPCIe 4.0 x4相当の転送速度を備えるインタフェース規格で,GPDでは,外付けGPUボックス「GPD G1」との接続に用いるものとして,GPD WIN Max 2やGPD WIN 4に搭載していた。それがGPD WIN Mini 2024では省略されたので,外付けGPUボックスを接続するときは,USB4を使うことになるようだ。
IndiegogoのGPD WIN Mini 2024キャンペーンページ(英語)
GPD WIN Mini 2024製品情報ページ(英語)
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