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  • MIXI
  • 発売日:2018/03/02
  • 価格:モンスターストライク カードゲーム 激闘ノ大和神話 ブースターパック:270円,モンスターストライク カードゲーム 激闘ノ大和神話 スターターセット:1620円(いずれも税込)
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“いつ1位を狙うか”の探り合いがアツい。2〜4人で遊ぶ異色のTCG「モンスターストライク カードゲーム」体験レポート
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印刷2018/02/08 16:00

プレイレポート

“いつ1位を狙うか”の探り合いがアツい。2〜4人で遊ぶ異色のTCG「モンスターストライク カードゲーム」体験レポート

 ミクシィは,トレーディングカードゲーム「モンスターストライク カードゲーム」を2018年3月2日に発売する予定だ。タイトルからご想像できるとおり,このTCGは,スマートフォン向けアプリ「モンスターストライク」iOS / Android)を題材としたもの(詳しい商品情報はこちら)。

 今回4Gamerは,発売日に先駆けてモンスターストライク カードゲームを体験させてもらえたので,そのプレイフィールをお届けしよう。

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「モンスターストライク カードゲーム」公式サイト



手札からカードを2枚出して数字を比べるだけ!

既存のTCGにとらわれない独特かつシンプルなルール


 ゲームのルールを紹介する前に,1つ留意しておいてほしい点がある。というのも,本作はTCGでありながら1対1ではなく,2〜4人による多人数対戦を前提としたルールが採用されており,一般的なTCGとは遊び方が大きく異なっている。

モンスターストライク カードゲームは,同時ターン制(全員が1つのターン内で行動する)を採用しており,「2人の対戦によるバリアントルールとしての多人数戦」でもない
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 とはいえ遊び方自体は非常にシンプルで覚えやすいため,そう構える必要もないだろう。以下,最大の4人によるプレイをもとに,詳しくルールを紹介していこう。

 まず各ストライカー(プレイヤー)の勝利条件は,1つの「クエストデッキ」から引いたクエストカードに挑戦し,誰よりも多くの“ラック”を獲得すること。ゲームを開始したら,各ストライカーは自身のデッキから10枚を引いて手札とする。次にクエストデッキからカードを1枚めくって,お題のクエストが決定される形となる。

クエストカードは公式サイトで公開されている。ブラウザ上でランダムにクエストを表示する機能も用意される予定なので,実際のカードを持っていなくても,スマホを使って全クエストカードのクエストを遊べるようになる
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 お題のクエストが決まったら,各ストライカーは同時にターンを進行することになる。手札から1枚のモンスターカードを選び場に伏せて,全員が伏せ終わったら同時に伏せたカードを表に返そう。この手順を2度行い,各ストライカーの場に出たモンスターカードの「BP」の合計値を比較して,順位が決定される。

 そして上位2名となったストライカーは,クエスト報酬として自分のデッキの上から規定枚数(1位2枚 / 2位1枚)を裏向きのまま引き,報酬置き場に伏せる(自分の報酬カードだけは確認してよい)。この置いたカードの表面に書かれたラックの数値が,勝ち点数となる形だ。

モンスターカードの左下に大きく書かれた数字がBP,右下の四つ葉のクローバーに書かれた数字がラックを表している
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主にプレイシートは,場に出したカードのBPを記録する目的で使用する
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 報酬の獲得のタイミングと同時に手札も補充できるが,補充の枚数は「2」に報酬カードを引いた数だ。つまり報酬カードを2枚手に入れた1位のストライカーは手札を補充できず,2位は1枚,3位と4位は2枚ずつ手札を補充することになる。もし2回連続で1位を取るなら手札は6枚にまで減ってしまうので,あえて勝ちに行かないのも重要な戦術となっており,実際体験中になかなか悩まされた。

 ゲームは5枚のクエストカードを処理したら終了となり,その後に各ストライカーの報酬カードを確認し,もっともラックの高かったストライカーが勝者となる。なお,文字だけの情報では分かりづらい点もあると思うので,以下にフローチャートも用意しておこう。

ルールを理解する助けになれば幸いだ
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限られたトラッシュをどう使うか

友情コンボやストライクショットで狙える大逆転とは


 ルールだけを理解すると,「強いカードを引けばそれだけで勝てる」と思うかもしれないが,クエストには「属性」「ギミック」「種族」といった項目があり,それぞれに応じてモンスターカードのBPが上下する仕組みになっている。

 たとえばクエストカードが火属性の「怨炎 黄泉の主宰神」だった場合,この属性に有利な水属性のモンスターカードを出すと,そのBPが+2される。「AGB」や「AW」といったギミックへの対抗アビリティを持っているなら,さらにBPは上昇。相性と使いどころを見極めることが上位を狙うコツというわけだ。ここで1位を取るか,手札を温存して2位以降に甘んじるかはストライカーの戦術次第となる。

「黄泉の主宰神」は水属性に弱い。いくつかのアビリティも有効だ。水属性で「AGB」「AW」の対抗アビリティを持つモンスターカードであれば,素のBPが1であっても最終出力は1+2+3+2の8となる
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 また,モンスターカードには個別の効果テキストを持ったものある。原作に登場する「友情コンボ」や「ストライクショット」も,この効果テキストに記載されている。

 とくにストライクショットは非常に強力な効果が多く,1枚で形勢を逆転させるほどのポテンシャルを秘めている。ただし,ストライクショットを使用する場合は,手札からカードを伏せるときに「使用宣言」を行い,規定のコストを支払わねばならない。

 コストの支払いは,前ターンで使用されたモンスターカードが置かれるトラッシュ(捨てカード置き場)のカードを裏返すことで行える。たとえば“4コスト”のストライクショットを使用する場合は,少なくともトラッシュに表向きのモンスターカードが4枚必要だ。
 トラッシュのカードは、1ターン経過するごとに2枚ずつ増えるので,ゲーム全体で8枚のトラッシュが利用可能 になる。これをどのタイミングで放出していくかが,対戦における重要なポイントとなるだろう。

効果テキストは,BPや名前が書かれている欄の上部に記載されている
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 さらに,デッキ構築自体のルールにも工夫が施されている。モンスターカードにはI〜Vまでの「ランク」が割り振られており,デッキ内には各ランクを6枚ずつ組み込まねばならない。かつ同じカードは3枚までだ。

 ランクはカードパワーに反映されており,高ランクのカードは非常に強い能力を持っている。しかし,どんな強力なカードを持っていたとしても,構築制限のルールがある以上は強いカードばかりを投入することはできない。こうしたルールによって,カード資産によるデッキパワーの差が最小限に抑えられている。

第1弾に登場する5枚のSSR(最高レアリティ)カード。いずれも非常に強力な能力を持っているが,すべてランクVに設定されている
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 以上が,今回の体験プレイで確認できた本作のゲームルールとプレイフィールだ。“4人でプレイするTCG”と言われてプレイ当初は面食らったものの,原作「モンスト」の要素をカードゲームに落とし込みつつ,アツい読み合いを展開できるTCGだと感じられた。

 ルールも非常にユニークでありながら堅牢,かつシンプルにまとまっている印象で,カードゲーム初心者でもワイワイと盛り上がれる作品に仕上がっている。「モンスト」シリーズのファンならずとも,多人数で集まる機会のある人には,ぜひおすすめしたい。

 ちなみに2018年2月10〜11日に開催されるイベント「闘会議 2018」では,本作の第1弾「モンスターストライク カードゲーム 激闘ノ大和神話」の“闘会議2018限定パック”が販売されるほか,体験会も実施される予定とのことだ。一足先に本作を遊んでみたい人は,こちらに足を運んでみるのもいいだろう。

カードはやや厚みがある作りで多少の力が加わっても曲がりにくい設計のようだ
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高レアリティのカードは,特殊なエンボス加工が施されている
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