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本格VRシューティングの日本王者が誕生! 「TOWER TAG CHALLENG CUP 2019」をレポート
本作はプレイヤー同士が戦うVRシューティングとして,海外では欧州を中心に展開しており,日本でも東京,福岡,沖縄のアミューズメント施設で稼働中のタイトルだ。
「TOWER TAG CHALLENG CUP 2019」は,日本では初めてとなる公式大会で,事前に行なわれた店舗予選を勝ち抜いてきたチームと,招待枠で参加した計8チームが激突。銃撃戦と,フィールドを奪いあう陣取り合戦を全身を動かしながらこなすという,肉体と頭脳をフルに活用した戦いを繰り広げた。本稿ではその模様をお届けする。
決勝戦は,準決勝で6LEGにわたる長期戦を制した「MIGHTY SNOW」と,終始安定した戦いぶりを見せて勝ち上がってきた「WHITE DRAGON」の組みあわせとなった。
最も広いフィールド「RIG」で行なわれた1stLEGは,比較的静かな立ち上がりでスタートし,一進一退の攻防を続けた。そして,迎えた中盤の銃撃戦でMIGHTY SNOWの“24”選手,WHITE DRAGONの“X”選手がほぼ同時に近いタイミングで撃破されて退場し,勝負は“YUKITO”選手と“SR”選手の一騎打ちに。
MIGHTY SNOW側の陣地がわずかに多く優位な状況に見えたが,WHITE DRAGONは戦闘から離脱したX選手の的確なナビゲーションとSR選手の素早いワイヤー移動で一気に間合いを詰め,すかさずYUKITO選手を撃破。1stLEGをもぎ取り優勝に王手をかける。
続く2ndLEG。高低差のある地形とマップ中央に存在するトンネルが特徴的な“ELB TUNNEL”での対決は,思い切りよく攻めに出たMIGHTY SNOW優位な展開で進行。まずMIGHTY SNOWは,相手チームのX選手を倒すと,直後にYUKITO選手が犠牲になりつつも,残ったSR選手を24選手が撃破する。
このままタイムアップでMIGHTY SNOWが勝利し,優勝のゆくえは3rdLEGへもつれこむか……と思いきや,ここで逃げきりをもくろむMIGHTY SNOWに対し,WHITE DRAGONがリスクを省みない猛チャージを仕掛ける。WHITE DRAGONはすぐさま24選手を倒し,残り時間が10秒を切るあたりにはYUKITO選手をも追いつめ,撃破することに成功する。試合が終わって見れば2ndLEGは引き分け,トータルスコアが1勝1分けとなったWHITE DRAGONが日本初の「TOWER TAG」大会チャンプという栄誉を獲得した。
「TOWER TAG」公式サイト
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