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[gamescom]戦車アクションをVRで体験できる! Wargamingが「World of Tanks VR」とARテクノロジーデモを公開
Wargamingが,VR向けコンテンツを使ったエンターテイメント事業に乗り出すことは2018年1月に発表されている(関連記事)。同社の人気オンライン戦車バトルゲームである「World of Tanks」をVR化させることは,その際にアナウンスされているが,プレイアブルデモが公開されたのは今回が初めてだ。VRヘッドマウントディスプレイにはHTCの「Vive」が使用され,4人でプレイできるようになっていた。
そこからゲームの操作を行うための簡単なチュートリアルがあり,右トリガーで前進,左トリガーで後進,同時に押して体の向きを変えると方向転換,右パッドで砲撃,左パッドでズームイン,という一連の操作を学べる。VRデバイスを利用したことのない人でも2〜3分もあれば操作を覚えられるほど,簡素化された操作方法という印象だ。
バトル自体も非常に短く,10分ほどで終わる。30平方メートルのVRルームはモジュール化されており,1日10時間の運営で,1部屋あたり300人ほどがゲーム体験できるとのことだった。実際にPlayVRのVRコンテンツがどこで体験できるのかといった具体的な話はなかったが,ショッピングモールの店舗の一角など,それほど大きくない空間でも十分に運営できそうだ。VR体験エンターテインメントとして,どれほど発展していくのか期待しておきたいところである。
また,エキスポフロア中央のスペースには,「World of Tanks AR Spectate」が展示されていた。こちらは,専用テーブルの上にiPadをかざすと,その上で行われているという戦車戦を様々なアングルから観察できるというARだ。2分ほどのテクノロジーデモに過ぎなかったが,Wargamingは自社の特色を上手く生かしながら,様々なジャンルに挑戦しつつあるのを感じられた。
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World of Tanks VR
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(C)Wargaming.net