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知られざる「八王の乱」にスポットライトを当てた,「Total War: Three Kingdoms」の最新DLC「Eight Princes」がリリース
「Total War: THREE KINGDOMS」公式サイト
Steam「Eight Princes」ストアページ
「Eight Princes」のテーマは,291年に始まった司馬氏を中心とする皇族同士の権力争い「八王の乱」だ。263年に蜀を破って広大な領土を獲得した魏が司馬一族に禅譲を行い,西晋が誕生したのが265年のこと。280年には呉も滅ぼして天下を平定したが,割拠する司馬一族の諸王が帝位をめぐって各地で兵を挙げ,大混乱に陥ったのが「八王の乱」だ。終結は306年で,第5代皇帝が18歳で処刑されて西晋は滅亡し,681年に隋が天下を統一するまで,300年近くにわたって動乱が続く,五胡十六国時代に突入することになる。
「Eight Princes」は,汝南王「司馬亮」,楚王「司馬瑋」,趙王「司馬倫」,斉王「司馬冏」,長沙王「司馬穎」,成都王「司馬穎」,河間王「司馬顒」,そして東海王「司馬越」の8人をリーダーとする勢力が登場するとのこと。また,ゲームシステムにもいくつかの変更が加えられており,例えば「Public Order」(治安)に代わって「Noble Support」(貴族支援)が用意されており,人口増加による治安の変化はなくなるものの,どの施設を建設するかで貴族の支援量が変化するシステムに変わっている。
三国志演義は日本でも良く知られており人気も高いが,「Eight Princes」をプレイするのに必要な「Total War: Three Kingdoms」の日本語化の話は,今のところ聞こえてこない。キャラクターの名前や地名などの英語表記を知らなければプレイしづらいゲームで,英語のカットシーンも少なくないが,あまり知られていない「八王の乱」を描いた珍しいDLCであるだけに,チャレンジしてみる価値はあるかもしれない。
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Total War: THREE KINGDOMS
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