プレイレポート
【2019年版】いっぱしになれる「ドルフロ」初心者指南の報告書! 付録は,これだけは知っておきたい“新・歴戦指揮官の45か条”
2019年もアドバイス? 聞いてどうするの?
あっ,ごめんなさいっ! 前半部分の1か条〜35か条を去年に置いてきちゃいました! うっかりうっかり!
■Question:
・指揮官の実家が第四戦役のどこにあるのか答えよ。
・指揮官の新居が第零戦役のどこにあるのか答えよ。
といったグリフィン昇給試験の設問も解けない初心者は,このまま読み進めても百発百中意味不明なので,できれば下記からご参照ください! それ以外の指揮官は,最新の36か条〜45か条にお進みください!
【1か条〜35か条】はコチラから!
というわけで! ここからが真の“これだけは知っておきたい新・歴戦指揮官の45か条”です! 遅ればせながら,今年も私の自己紹介をしておかなくちゃですね! 私の撃破数はもう圏外となっている。
いつか誰かが口にした。「周らない奴は止まった奴だけ」。その声が届くのは,同じように周っている奴らだけ。その音に込められた微かな願いは,止まっている奴らに届きはしない。彼らはコアを回収された戦術人形と同じく,戦術指揮官ではない,別の道を歩んでいるのだろう。
※引用:“これだけは知っておきたい歴戦指揮官の35か条”より
昨年は,狂ったトイレットペーパーのように周っていた。このゲームにおいてはそれが当然だったし,スマホゲームにおいてもそれが当然だった。「狂気とは理性しか残っていない状態」なんて説に則るなら,私は思考を放棄したのではなく,ただ周れば周るほど利すると理性が結論づけたから,それひとつを遂行するようになっていただけのことだ。
しかし,いつの日にか息の切れた指先はその速さを死なせた。そこは誰にも文句を言われぬゴールではなかった。新しくできた道はまだ歩いている途上にある。疲れた,というのは正確ではない。満足したんだろう。マラソンのためのトレーニングではなく,健康のためのランニングに切り替えた……とでも言えば,少しは聞こえもよくなるだろうか。
つまり,いっさい,まったく,周回をしなくなった。90%から100%を目指す周回に次ぐ周回を繰り返すより,自動車教習所のしょうもないシミュレータに連コしたほうがいくらか建設的なんじゃないかと,とっくに焼け焦げた理性ながらも進路を変更したんだ。その結果,ここ半年は帳尻合わせの経験値稼ぎこそあれど,主なプレイはデイリーの消化,アップデートの確認,新戦役やイベントの挑戦くらいなもんだった。
むしろ無理をしないペースでゲームを楽しめている……なんて言うと,全然やってないだけだ。エアプはさっさと帰れ。などと責められるかもしれない。それも甘んじて受け入れよう。私はすでに周回者であった自分と道を違えた。上下の話ではなく,もっとデジタルでサイエンスで,日常生活とパーフェクトにかみ合った「必要なプレイ時間をこなしたから,美味しいとこだけ手間なく食べられる隣のステージ」にきた。
おそらく,私と同じような1年選手はすでに相当数いるはずで,そういう生き方を知らない初心者も相当数いるはずだ。そのため今回は,「(必要な周回が済んだから)周回をせずとも最前線にいられるようになった話」からはじめよう。これも,周回周回と声高に叫んだ者なりの贖罪だ。未来に違う道もあったのだから,それを示唆するのが筋だろう。
そうだ。ちょうど今,戦術人形の数がピッタリに収まったから報告する。私は現在,☆5とEXTRAの計43体を含む,計80体のLV100人形を保有している。重複した同人形の育成はまだ決断していないので,いずれも単一個体である。ここにGr MG4,M99,AA-12はいないけれど。
たくさん走って,息が切れたら,もう周回なんてしなくていい。ドルフロってゲームはなんともちょろいのだ。さぁ,講義をはじめようか。
■36.君が今も周ってる
まずはそうだ,昨年2018年8月から12月までの話に遡ろう。本当のことから言うと,私がちゃんと周回していたのは8月から9月までの1か月間で,ちょうど昨年の本記事を掲載したころまでになる。それから今に至るまでは,そのときの半分にも満たない数字しか周っていない。
間違えを伝えたとは思っていない。事実として,周回にはメリットこそあれどデメリットはないし,ゲーム開始後の「1か月は周回」は最善策だったし,今に至るまでの11か月間でも「周回が必要になるだろう」と予想してたからだ。とはいえ,私にはいまだ必要ないのだが。
「それでどうやって最前線にいられた。エアプか?」という疑問については……申し訳ない。いきなり嘘をついていた。そういえば周回をやめた9月から12月までは,模擬作戦「上級訓練」をひたすら周回した。4-3eや0-2と比べると労力がほぼなかったから,忘れてしまっていた。
これがどういう意味を持つのか,詳しい方法は「普通に余裕なドルフロ攻略! 第3回」で記していた。重複であるが,ここでは忘却に対する釈明と事実確認を踏まえて,該当文章を全引用する。
備考「もっと普通に余裕な編集注記」そのきゅう より
いいですよね,4-3e。大好きです,4-3e。ただですね,正直なところ,これまでちょっと言いすぎました。私は4-3eを1か月で1198周しましたが,5か月後の今も1547周しかしてません。ぶっちゃけ,まったく行ってません。さらに0-2を数えても,たったの708周しかしてません。周回! 周回! と叫んでいた私はどこに行き,どうしたのでしょう?
「全然やってねえんじゃん!」とのお叱りがあるかもしれませんが,私の指揮官レベルは現在LV116です。手元には“24体の☆5を含む,計42体のLV100人形”がいます。どういうことでしょうね(笑)。証拠となるゲーム内画像は人によってはショッキングだと思うので,見せません。以降の説明による,説得力のありなしだけで判断してください。
さて,これから紹介するのは,多少のアプリ内課金を前提にした「上級者を気取るためのレベリング」です。負担の大きさは「周回法>>>>この方法」くらいです。大変申し訳ないのですが,やたらと高い指揮官レベルを見せつけて,「秘訣ですか? それはね,ドルフロを好きになることかな――」とか私と同じように噴飯ものの吹聴をしていた人がいたら非常に恐縮に思いますし,私と一緒に反省する機会が訪れたかと思いますが,周回の労力に耐えられない人に比べれば些細なことですので,気にしないで生きましょう。
それでは結論からいきますが,私は9月ごろから「模擬作戦のAPは経験特訓の上級訓練だけに費やす」というプレイ方針をとってきました。もっと詳しく言うと,「毎日の超電導APを1個か2個だけ買って,1週間で貯めたぶんを,週末の経験上級にだけ注ぎ込んだ」ということです。いつぞやかに「APは資料にだけ費やせ。経験特訓? お前素人か?」みたいなことを言っていた,在りし日の自分はもういません。ぶん殴りました。
経験上級に挑むのは,適切な戦力を持たせた攻略兼レベリング部隊,レベルを上げたい人形を詰め込んだ部隊,この計2部隊です。これを週末に片手間で回しています。上級訓練の完勝経験値は240000で,参戦するのが計10体ですから,1体あたり24000です。時間効率は0-2よりもよっぽどいいですが,AP消費の関係もあってとくに効率的でもないです。ゲームに対して作業感が生まれるのを自制心で対処するほかないのもネックです。
しかし,まったく手間ではありません。プランモードが最大活用できますし,必要な攻略部隊も「ちょっと強い子+全員4拡」で揃えれば十分ですので,第二部隊に“育てたいけど機会がない☆5+次の第一部隊候補の☆4〜☆5”を入れて,適切な調整をしていけば,第一部隊の面々が卒業するころにほどよくLV80くらいの人形が育ってくれています。あとはAPのかぎり,適当に回していくだけです。経験特訓の日になら同じようなことをしている人がいると思いますが,これをさらに広げて,超電導APの消化先としてみましょう。
この結果,今確認したところ,私のKar98k,M950A,97式,Am RFB,ART556,一○○式は“1LinkでLV100”になっていました。64式自なんかも殿堂入り間近です。見目麗しいメンバーを揃えた部隊は後方任務で大活躍してくれますし,必要になったら編制拡大でいきなり一軍入りも可能です。それに加え,指揮官レベルもほどよく上がって,箔が付きます。トータル経験値の獲得により,データルームを完全体にしたのは間違いじゃなかったと思えるほど,作戦報告書を1日で数百個と生産できます。それを新人形に回せば,仲間になった途端にあら不思議。いきなりLV70で経験上級にスタメン入りです。
当然ですが,多少なりとも毎日お金がかかり,LVを上げた人形の人形強化と編制拡大にせっつかれ(どちらも結局,作戦や製造次第なので),資料や較正チケットの確保にAPを回せなくなり(毎日パックで適度に補う),わりと長い目で見なければいけないなど,課題はいくつかあります。実際,4か月ほどこの方針でプレイしつつ,もちろんですが通常の攻略,デイリーのための周回,イベント関連の回収なども両立してきましたが,それでもLV100人形は42体です。やる以前のLV100を差し引いたら,もっと少ないです。
とはいえ,育成途上のLV80〜LV90は結構います。そして私と同じような長期方針のスタンスと見ずに,ここから良いとこ取りしてみたらいかがでしょう? つまり「1か月でそれなりに楽して,ほどほどの労力でLV100人形にしたい」を叶える,ワンポイントの育成手段とするわけです。私は周回をはじめたら「いつまでも周回してたいー」と楽しくなっていくタイプですが,やる前に「周回めんどくせ」と思ってしまったら,その日はアウトです。こう思うようになる人は時間が経つにつれ,徐々に増えていくはずです。
な,の,で! 今回は恥ずかしながら,私のマジな育成方針である「適度に遊ぶだけでも,ドルフロでいっぱい嬉しくなれる,経験上級周回勢スタイル」をご紹介いたしました。ゲームに対する本気が足りない? もっと熱を込めて遊ぶべき? 知らんがな! 自分にとって楽な方法で嬉しくなるほうが,よっぽど大切ですよ! そんなわけで,あくまで育成方針の一例としてお納めいただければ幸いです。
■超電導APのオススメの買い方
1個か2個。3個めからはセレブの所業
簡潔にまとめると,「約4か月間は安価なデイリーAPをためて上級訓練をやりまくった」ということである。その成果が「☆5とEXTRAの計24体を含む,全42体のLV100人形」となる。訓練では撃破数が計上されないため,数値が一向に増えず,この度ランキング外と相成ったわけだ。
2019年1月から現在までは,ほどほどに上級訓練をやり(記事制作時点で計716周),低体温症と深層映写の周回,帳尻合わせの稼ぎ,そして後述の秘策を用いた。その成果が「☆5とEXTRAの計42体を含む,全80体のLV100人形」となる。いずれも訓練部隊用にとLV70〜LV90で留めている☆4〜☆5は含んでいないため,単純な倍増というわけではない。
それに,この話のキモも周回以外に着地する。1年経った今の私の育成方針を支えるのは「データルーム」。それと……模擬作戦「強化練習」である。初心者のころは見向きもしなかった,無駄と罵り,無価値と嘲り,その名を汚した存在。それはまるで亡国の王子の凱旋だった。
■37.誰かは進化と呼び,退化と呼んだ
235枚。LV1からLV70にするための作戦報告書の必要枚数。
1088枚。LV1からLV100にするための作戦報告書の必要枚数。
完全拡張したデータルームでは,バッテリー240で報告書80枚を1時間で作れる。80枚を作るためのトータル経験値は,水・土・日に実施可能な経験特訓の上級訓練5回で満たされる。APをためて,バッテリーを確保し(戦友宿舎強奪分も),土日に片手間で訓練しながら報告書作り。いくらか機会をロスしても,隔週1回程度で1か月2000枚は量産できる。
トータル経験値効率や作成時間短縮は調整次第だから拡張しないでいい……なんてことは絶対にありえない。メンタルと時間の管理にどれだけ長けている人であっても関係ない。「訓練5回とバッテリー240で報告書80枚を1時間で作る」というスマートなパッケージにまとめていることこそが,モチベーションを持続させる秘訣にほかならない。当然だが,バッテリーを毎日240以上確保できる環境作りは最低限なので省く。
ステージ周回から,訓練周回から,報告書回しへ。この1年で苦労を先買いしたことで,今では「気になる新人形に報告書をぶっこんでLV100にするだけ」というプレイスタイルを確立できた。人形強化のための素材は,もはや自律1-2を処理するのは心が耐えられないので,強化練習で和みながら稼ぐ。強化練習はなんともゆるくていい。カプセル1個で全ステータスUPというのも分かりやすい。「カプセルが楽」と思えるかは人それぞれだろうが,少なくとも私は今,1番好きなアイテムである。
コアは,デイリー消化と新人形の製造祭りだけで意外と足りるもんだ。較正チケットは,妖精の天賦にがっつり踏み込まないかぎりなくならないので,防御演習即終了くらいの操作しかしたくないときだけ確保する。資料は,枯渇にあえぐことも増えてきた。妖精は……さすがに報告書にしても開発値にしても,まだまだ完成形は見えてこない。
報告書作成は2019年からはそれほどやっていない。20匹以上のペットの確保,妖精格納庫やカフェ関連にバッテリーを投じたためだ。今残っているのは“それをやってたころの分”だけ。けれど,この先もこれを毎月全力でやるつもりはない。新人形をフォローするための枚数だけ量産できればいい。時間的な制約により短時間で大量生産とはいかないが,トータル経験値に優れた自律×3回を予約しておけば,作戦や訓練がなくとも1日1回は報告書80枚を作れるのもある。正直なところ,すでに訓練すらやらず,自律とバッテリーだけで完結できるフェーズとしている。
私は今,もし半年とプレイしなくても,新ステージを攻略できないイメージはない。「ある程度の時間が経ったあとのゲームとの付き合い方としては“そばにいるゲーム”にしてもらいたいんですよね」とは,昨年末に聞いたサンボーンジャパン副社長の焦 扶揺氏の言葉だが,その解釈は千差万別としても,私はひとつの答えにたどり着いた。つまるところ,もう誇れるやり込みは見せられないが,無理なく遊びながら,ときには遊ぶことがなくても,最前線までは優先チケットで行けるだろう。
仮に,低体温症や深層映写のギミック的な意味ではなく,今の私の純粋な戦力でもクリアできない,とんでもステージが出てきたら……どういう運営を歩んだらそういう着地ができるのかを聞いてきてやるさ。
1年めの「ドルフロ」を振り返ろうインタビュー。サンボーンジャパンの2018年は,配信開始から年末年始までフルスロットル
スマホゲーム「ドールズフロントライン」の1年めを振り返るために,サンボーンジャパンのキーマンにインタビューをしてきた。2018年8月1日の配信開始から約5か月。サービスの状況やプレイヤーの動向,当初の想定や今後の方針もそろそろ具体化してきたころだろう。今回は副社長の焦 扶揺氏をお相手に,ドルフロの今を聞いていく。
とはいうものの,攻略面に関しては懸念事項もある。ドルフロでは将来的に,人形の上限突破機能にあたるメンタルアップグレード「MOD」の実装が予想されている。本機能ではAPを使用し,模擬作戦「メンタル回廊」に挑戦し,人形のMOD化に必要な専用アイテムを獲得する。
MOD化にかかるAPは人形1体につき,MOD段階に応じて100APから300APと予測されている。MOD後のLV100以降のレベリングに使う報告書も数倍の量になる。つまり,MOD必須の難度になったらお手上げだ。まぁ,すでにデイリーAPをためているから,ひとときの周回で対応するが。それでだ。こうなるとコアの使い道が悩ましいように,MOD実装後はAPや報告書にも選択肢が出てくる。例えば「APは訓練よりもMODが賢い」とか「報告書はLV100よりもそれ以降が賢い」とか。
これらを踏まえて,君ならどうする? プレイの進捗,プレイ時間の確保,リソースの取捨選択,モチベーションの維持。こういう盤外戦はヘルプには決して書いていない「どう遊び,どう付き合っていくか」の長期的なマネージメントである。先回りの準備は無駄になりがち。“今からしすぎ”も同じこと。正解はない。模範解答はあっても,それを教わるくらいなら手探りのほうがよっぽど早い。そのうえで,君ならどうする?
今回の解説は間違いなく,無機質なプレイ傾向を推し進めるものである。私は周回が悪いことではなく,やればやるだけ利する行為だと認めているから,そこに利点やゲーム性を見出す感性を持ち続けられる人に鞍替えしろとは言わない。どちらかというと私と同様,新ボスを倒してやることないからとりあえず釣りをする,なんていうRPG体験に耐えられない「“ある程度”やってやることないと感じてしまった人」に捧げる,この先もドルフロと手軽にゆっくりと付き合う方法である。
これが継続の補助となるのか。倦怠の助長となるのか。復帰の岐路となるのか。それは分からないし,またしても責任は持てない。こうして説明してきた育成方針を取り入れた結果,君自身がどう感じるかなんて教えてくれる人はいない。1年後の君以外には。このゲームにおいてやらずに分かることなんて,「勝利は必ず我等の手にある」。それくらいのもんさ。作戦開始前,ネゲヴはいつもそう言ってる。
■38.最低最速デイリーRTA
もう書くべきことを書いたからもはや書くことないのだが,せっかくだから小ネタをかき集めた。「最低最速デイリーRTA」とは,モチベが低かったり,忙しかったりで,まともに遊べない日のゲームとの付き合い方だ。誰しもそういう日はあるだろうし,自分なりの手順でデイリー任務をこなしているだろうが……それは果たして,最速だろうか?
作戦は重い。模擬作戦は状況による。バッテリーは時間次第。以上を除いたうえで,コア回収を含む最低限のデイリーは「人形製造」「装備製造」「人形強化」「装備強化」「メール」「任務」でフィニッシュだ。そしてこれらを最速でこなすには,通常とは異なる発想が求められる。
まず,人形製造と装備製造は「スロット4の開放」がベストである。時間待機や快速契約でデイリーを消化するのは普通の指揮官。ダイヤを支払ってでも「1タップで4スロ一括製造&デイリー完了」のスタイルにするのがデキる指揮官。忙しい日の無駄な操作と数秒を削減できる。
人形強化も手強いが,大切なのは割り切りだ。「人形を1体ずつ投下×4」でいい。ステータス上昇値未満の最少4体で済ませば,デイリー製造のハズレ分で数を補えて,余剰人形の確保にも困らない。当たりの頻度によってはそうでもないが,枯渇しそうなときは小さな製造祭りでもしておけ。一生強くならないその人形は任務のための永久機関と化す。
あるいは,本当の最速は「カプセルを1個ずつ投下×4」だ。こちらは人形と違い,選択の手間や「選択しているキャラクターが少ないため〜〜」のウィンドウが表示されないので,3タップの手間を削ることができる。ただし,カプセルの上昇値超過分の振り分けが気になる人はやめたほうがいい。これを成せるのは,強化練習の価値を知った者だけである(シーズンイベントでゴッソリためるほうが楽だが,それはそれ)。
なお,いずれの場合も強化実施後に「強化完了!」のウィンドウが発生するが,これは画面連打することでポップアップするのをキャンセルできる。スピードに魅入られた指揮官の必須テクニックである。
最も厄介なのが装備強化だろう。手間という意味では最も楽なのだが,問題は「コア回収とは関係ないのでしなくてもいい」ことである。しかし,装備製造も含めて装備関連が「もう強化する必要がない人」が多いわけないので,ここは最速ラップを諦めてでも,こなしておくのが賢明である。強化用装備はデイリー製造と自律夜戦で確保しよう。
なお,人形も装備も強化時に「自動選択」をすると,毎日に割り振るべき供物が一瞬で消えてしまう。こうなると苦労というほどではない,でもやろうと思うと面倒なリソース確保のひと手間がかかるので,ただしい操作技術を身につけて,どうにか回避してほしい。
そのほかメールは必須として,回収,較正,スキル,ショップでカリーナとイチャコラ,デイリーAP確保は各々で判断しつつ,「任務で一括回収」をプレイの最後に置こう。ドルフロのデイリー消化は,ここまでの動作を最適化するプレイスキルと,そのための環境を整えたとき,カップ麺タイマーにすらならない速さの領域へと突入する。
■39.友情を踏みにじり,友情を集めたのか,君は
戦友に支援部隊を使ってもらうと,友情ポイントがたまる。友情Pがあるとプロフィールアイテムを無料で集めやすくなる。Win-Winというやつである。しかし,支援部隊が必要なのは「現在攻略中の人」か「新戦役の実装時」であり,ある程度になると支援を求めたくなるケースはそれほどない。というか,デイリー消化くらいのもんだ。
そして,そういうところで差がつく。ポイントがたまる人とたまらないの差が。格差を生じさせるのは友人関係,好みの編成,好きな人形……といったものなら世の中の指揮官もまだ捨てたもんじゃないが,大方の真実は「適当に上から選んだ」だろう。つまり,最も全隊作戦能力値に優れた者から順に,数値化されて冷えた友情を集める。作戦能力なき者に与えられる友情などない。知ってのとおり,ここは地獄だ。
いるいらないは別として,聡い者ほど我先にと「支援部隊の選ばれ率で勝てる部隊」を準備してきた。今現在のボーダーラインは60000に到達するか否か,くらいだろうか。私の編成だと盛って57000なので確かめられず。基本的にはどうとでもなる精強部隊ばかりだが,中には実戦に最適化していない,見せ筋でパンプアップしている魅せ部隊もある。
支援部隊の定番は,単体数値に優れた「MG」×4体,黄金コンビの「SG」かバフ用の「HG」で,具体的にはGr MG5,PKP,ネゲヴ,AA-12,コンテンダーあたりがおそらく,最適解ではないかもしれないにせよ,2019年8月1日現在の人気人形だろう。妖精もLVが高ければ高いほど作戦能力が上がるが,妖精を作戦報告書でLV100(3333枚)にする勇気はまだないので,最終的な個体差は実感としては知らない。
装備は5体×LVMAX15個は当然として,実戦より数値命なので「MGはオプティカルサイト」「SGはスラッグ弾よりバックショットが数値有利」「HGの外骨格はマイナス付きのT4よりX4」といった,涙ぐましくも姑息な手法で盛っていく。なあに安心してほしい。支援部隊がどんな装備になっているのかは外から確認できないので,使わせたもん勝ちだ。
これらを整えると,支援部隊の選択画面でより上位にきやすく,ほかの指揮官のデイリー任務消化時などに選ばれやすくなり,転じて友情ポイントも集めやすくなる。ただし,忘れてはならない。支援部隊は,こんな腐敗まみれのドレスコンテストをやる場ではないと。友が繰り広げる,死にまみれた激戦の一助として存在するべきものだということを。
頑強に練り上げられた部隊を押しのけ,数値が高いだけのシナジーすかすかの部隊をつかまされた人は,一体どう思うのか? それが戦況を悪いほうに動かしでもしたら,魅せ部隊の設定者は無自覚な加害者になる。そこに責任はいっさいないけれど,この世界で肩を並べて戦う仲間としては信頼に値する者ではない。友情稼ぎに溺れた亡者でしかない。
こういうことは日々の生活,周囲の知人,取り巻く社会,そういったものの事象で害悪を感じるときに似たやり口だ。所詮はドルフロの中の,最前線プレイヤーにとってはさして重要でもない,好悪すら湧きづらい些細な問題でしかないが,我々はゆめゆめ,そういうことをしているのだと忘れてはならない。中には,夜戦部隊の作戦能力値が下がることを恐れ,視界の役割すら放棄した火力部隊を設定している輩すらいる。私だ。
※コンテンダー実装以後はちゃんとHGいます
■40.図鑑の戦役コメント,好き
「図鑑」の「ストーリー回想」では,1度クリアした戦役のエピソードを見直すことができる。ここでは物語自体もそうだが,エピソードごとに表示されている紹介文もシュールでオススメしたい。
基本的な人称はおそらく「カリーナ」である。私,マカロフさん,指揮官さま,彼女の当事者的な立場も相まって,たぶんカリーナかと思われる。「グリフィンで合コンの負け犬と噂されてる人がいた話って,どの戦役のどれだっけ?」とピンポイントで悩んだときは,このカリーナの感想文を参考にしよう。彼女なりのフォローも垣間見える。まぁ,キューブ作戦なども同じ人称で語られるので,見分けがつかないこともあるが。
また,上記のイベントストーリーを除き,登場の有無に関わらずカリーナが関係していない,あるいは介入する余地がなかったと思われるエピソードに関しては,「M4A1の報告」「RO635の報告」「ペルシカの報告」といった体裁で補われている。裏話やネタバレというほどの情報量は含まれていないが,世界観に熱心な人ほどピンとくるかもしれないので,戦役クリア後にときどき読んでみるといいかもしれない。
なお,ドルフロでは現状,過去のイベントストーリーは「そのときクリアしていないと閲覧不可」となっている。こればかりは仕方ないことだろうが,低体温症と深層映写に関しては多少なりとも記事でフォローしているので,気になったら参考に読んでほしい。
低体温症をできなかった人へ。「ドルフロ」大型イベント第2弾のストーリーライン
サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン」で実施された,大型イベント第2弾“低体温症”のストーリーラインを紹介していく。今回はその難度もあり,ゲームをはじめたばかりでクリアできなかった初心者もそれなりにいるかと思うので,興味がある人は物語だけでも追ってみてほしい。
深層映写をできなかった人へ。「ドルフロ」大型イベント第3弾のストーリーライン
サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン」で実施された,大型イベント第3弾“深層映写”のストーリーラインを紹介していく。今回もその難度により,ゲームをはじめたばかりでクリアできなかった初心者がそれなりにいるかと思うので,興味がある人は物語だけでも追ってみてほしい。
■41.どうすりゃいんだカスタマーサポート
ドルフロ公式Twitter上でも度々紹介されてきたのが,ゲーム内でカスタマーサポートを利用する方法だ。これがまた初見だと「どこから報告すんねん」とちょっと迷ってしまう仕組みになっているので,ここでも紹介しておくことにした。そろそろ,45か条めが異様に遠く感じる。
【カスタマーサポートの利用方法について】
— ドールズフロントライン公式 (@GirlsFrontline) 2019年2月27日
ゲーム内からお問い合わせ頂いた場合、カスタマーサポートチームからの案内は動画の手順にて確認することができますよ!
詳細はゲーム内のお知らせにてご確認ください。
※お知らせはゲームの再起動を行うことで表示されます。#ドルフロ pic.twitter.com/74QS0xxyjF
■42.リアル人形製造リセマラランキング
ゲーム内の人形製造は切った張ったの血みどろな世界だが,ゲーム外のリアル人形製造は清らかさと慈しみにあふれている。そのため,ある程度の商品数が出揃ってきたここいらでまとめおこうと思った。
なお,下記はサンボーンジャパンが主導しているプロダクトのみピックアップしたもので,販売中および企画進行中のものが入り混じっている。またフィギュアは商品の性質上,基本的に予約受注生産となるので,あくまで「どういうフィギュアがあるか」の紹介である。購買できないといった熱いご意見(怨嗟の声)は,メーカーに送ってほしい。
※以下,メーカー五十音順
○青島文化教材社
・「スオミ KP-31 1/7スケール」
・「UMP9」
・「Gr G41 重傷」
・「K2 1/7スケール」
(※参考情報はこちら)
○アニメイトカフェ
・「一〇〇式 1/8スケールフィギュア」
・「Gr G41 1/8スケールフィギュア」
(※参考情報はこちら)
○グッドスマイルカンパニー
・「ねんどろいど 416」
・「ねんどろいど スプリングフィールド」
・「ねんどろいど UMP45」
・「ねんどろいど UMP9」
・「ねんどろいど G11」
・「スケールフィギュア WA2000 熱帯魚のいたずら」
(※参考情報はこちら)
○東京フィギュア
・「1/8 HK416 星の繭 Ver.」
(※参考情報はこちら)
○Phat
・「1/7 ST AR-15」
・「1/7 Gd DSR-50 〜春牡丹〜」
(※参考情報はこちら)
○F:NEX
・「エージェント 1/7スケールフィギュア」
(※参考情報はこちら)
○FREEing
・「M1918 バニーVer.」
・「スオミ KP-31 水着Ver.(仲夏のエルフ)1/12スケール」
・「95式 水着Ver.(夏の蝉の声)1/12スケール」
・「Five-seven 水着Ver.(クルーズクイーン)1/12スケール」
・「M1 ガーランド 水着Ver.(ビーチプリンセス)1/12スケール」
(※参考情報はこちら)
○FLARE
・「97式 重症Ver.」
(※参考情報はこちら)
○ベルファイン
・「SR-3MP」
(※参考情報はこちらにはない)
○マックスファクトリー
・「figma UMP45」
(※参考情報はこちら)
○ワンダフルワークス
・「Gd DSR-50 ベストオファーver.」
(※参考情報はこちら)
○わんだらー
・「Vector 1/8スケール」
・「一〇〇式 1/8スケール」
(※参考情報はこちらにはない)
○CP/FairyLand
・【ドール】「416 1/4スケール」
(※参考情報はこちら)
■43.オーケストラコンサート日本上陸
この1年,ドルフロはコラボカフェや秋葉原ジャックなど,さまざまなリアルイベントを実施してきたが,来る2019年8月8日に「ドールズフロントライン」オーケストラコンサート“人形×彼岸花”を,池袋の東京芸術劇場で開催する。こちらは昼夜2公演となる。
本公演はちょっとだけ未来の話なので,ここで紹介することはできないが,4Gamerでも公演レポートは掲載予定なので,興味がある人は追って調べてほしい。ちなみに中国大陸での初コンサートの模様は掲載済みなので,事前に雰囲気を見ておきたい人はこちらからどうぞ。
銃声を旋律に変えて。「少女前線」オーケストラコンサート“人形×彼岸花”をレポート
少女前線(日本語タイトル「ドールズフロントライン」)のオーケストラコンサート“Girls Frontline ORCHESTRA 人形×彼岸花”が,2018年10月19日に中国大陸・上海で開催された。本稿では,軽快で電子的なサウンドを荘厳な管弦楽の調べで紡いだ,本公演の模様をお届けする。
ドルフロの音楽は“Vanguard Sound”が作ってる。ゲームサウンドで生きる上海の男たち
少女前線(日本語タイトル「ドールズフロントライン」)のオーケストラコンサートを主催したうちの1社“Vanguard Sound”は,中国・上海に本社を構えるゲーム音楽の制作会社だ。今回は彼らのスタジオへと足を運び,大陸の個性あふれるサウンドコンポーザに,海の向こうのゲームサウンド作りについて尋ねてきた。
AKINO with bless4が,少女前線で歌うもの――ある日の上海でのインタビューにて
日本を中心に活動する音楽グループ「AKINO with bless4」が,少女前線(日本語タイトル「ドールズフロントライン」)のオーケストラコンサートに出演していた。彼らは同作のイベントテーマソングを担当したのだが,一体どのような経緯があり,あの場に立つことになったのか。今回は公演前日に行ったインタビューをお届けする。
これは余談であるが,コンサート終了後の翌日8月9日から4日間,日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット96」の開催が控えている。これを読んでいる人の中にも参加者はいるだろう。ドルフロを抱えるサンボーンジャパンも企業ブースを出展する予定だ。
なにが言いたいのかというと,もしも現地でコンサート疲れが顔に出ている社員を目にしても,見なかった振りをしてあげよう。
■44.まぁ可愛らしいスタンプだこと
1周年の今日,ドルフロのLINE スタンプ第2弾「ドールズフロントライン Vol.2」が配信された。イラストはゲーム内の4コマなどでお馴染み,あるのかないのかよく分からないグリフィンの平凡な日常を鋭く切り取ることで知られる,Madcore氏の描き下ろしとなる。
しかしなんだ。こういうスタンプがゲーム内でも使えるようであれば,ポイントイベントの“チャット任務”の消化率も高まるのではないだろうか。悪いが我々指揮官たちは,こういうとき奥ゆかしいのだ。
・LINE スタンプ第2弾はコチラから
・LINE スタンプ第1弾はコチラから
■45.未来から知らない戦いがやってくる
名無しを率いる彼女のナンバーにあやかった,今年の“新・歴戦指揮官の45か条”。これにて締めに入ろう。昨年より抽象的な内容になってしまったのは否めないが,まだまだ当分は勘弁してほしいところだ。
おそらく,ゲームメディアらしい職務である「来週実装の新人形や新機能の紹介」といったものは,簡単に見積もっても,来年の今ごろになっても,やれることはないだろう。配信から1年経った今でも,具体的な人形運用や効果的な編成は,まだまだ先行地域の情報には及ばない。
それに私自身,そんな中で頑張って工夫してきた,お世話好きなプロ指揮官たちがまとめた英知に頼っている身だ。今後とも,一部の指揮官の奮闘には期待している。もしそれを怠慢だと激怒されると立つ瀬がないから,まぁ一応,彼女の言葉で謝罪くらいはしておくが。
ついでに,初心者ではなく,いっぱしの指揮官たちへの一言も。
私たちグリフィン&クリーガーの雇われ指揮官は所詮,きったない安居酒屋のカウンターでたまたま隣の席に座って同じチューハイを頼んだくらいの連帯感しか持っていない。一緒に遊ぶ機能もない,純粋なひとり用ゲームだから,仲間意識というものがあるなら,あるだけまだマシである。ときには「おまえの頭FNCかよ」などと貶し合うこともあるだろう。それでも,家族だ。ウロボロスを憎み,アーキテクトを愛で,デストロイヤーは馬鹿,戦術人形たちに溺れる気持ちも一緒である。だから思いやりを忘れてはならない。初心者であったころの,あの苦労への。
私は昨年,「このゲームで大切にしていくべきは,自身で操作し,思考し,判断し,ひとつひとつを解決しながら納得していく力だと思う」などとのたまったが,キューブ作戦や低体温症,直近の深層映写の高難度を体験してつくづく実感した。ドルフロのイベントステージにおけるギミックというのはとてもじゃないが,なにも知らないウブな指揮官のままでやりきれるものではないと。中には,己の知恵と機転だけで乗り越えられた者もいるだろう。しかし,そうしようと思えないほど難しかったからそのまま諦めてしまった者のほうが,間違いなく多数派だろう。
このゲームではこの先,さらに「長く」「険しい」「地獄」が立ち塞がることが予想……いや,ほぼ確定している。それはゲーマーにとっては最適でも,そうじゃない人もいるはずだから。いっぱしの指揮官らしく,ともに助け合ってほしい。自分の力で攻略するからゲームは楽しい,なんてのはそう作られた創造物にだけ言え。ドルフロってのは,ひとりの英雄の犠牲を受け継ぎ,あとに続くみんなで一緒に攻略するから面白いんだ。それだって綺麗な舗装路を歩けるほどの簡単さじゃない。そんな苦難をひとりで背負いたいか? 地獄への道連れは多いほうがいいだろう?
あと1年くらいは,ゆったりくつろいでクリアするだけのモラトリアムな日々で構わないさ。事前情報を持たずに死屍累々で攻略資料をまとめた大陸プレイヤーに感謝しながら,みんなで裏道ゴールを共有し合い,苛烈な難題も柔らかくしよう。勝利の暁には,各々で一方的に言い合おう。「あそこまじクソだったわ!」。もしもの未来。初心者のか弱い手を振り払い,攻略自慢に精を出すささくれのような指揮官がいたら,ドールのように可憐なフロイライン(お嬢さま)を見習い,おどけた表情を浮かべて,軽快な足取りで近づき,言ってやれ。立ったまま死ねってな。
「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
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(C) SUNBORN Network Technology Co., Ltd. (C) SUNBORN Japan Co., Ltd.
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