プレイレポート
「ドルフロ」キューブ作戦をはじめる前に。大型イベントとは? 主役の404小隊とは? 9月11日アップデート情報を予習しよう
今回はドルフロ初の大型イベントともあって,どのような内容で提供されるのかを知りたい人が多くいることだろう。同様に,イベントストーリーの主役とされる“404小隊”についてもだ。
本稿ではこれらをネタバレ少なめに,本日付けのアップデート情報とともに紹介していく。指揮官各位は作戦に臨む前に予習していってほしい。
※以下,本稿で使用しているスクリーンショットはテスト環境のものです。正式配信後のものとは細部が異なる可能性がございます。
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
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「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
沈黙の銃弾と、存在しない夜。
ドルフロ,あるいは本家の「少女前線」では,定期的に大型イベントが実施される。これは,日本でのサービス開始後に行われてきた細々としたイベントの類とは異なり,専用マップを攻略して,専用ストーリーを読んで,限定人形や限定装備を獲得していくものだ。一般的に言われる“スマホゲームのイベント”と認識しても差し支えない。
イベントマップは1,2,3,4と複数存在する(※キューブ作戦は全4マップ)。プレイヤーは各マップごとに設けられた勝利条件を満たせるよう,攻略に挑んでいく。マップ1は「敵軍の全滅」,マップ2は「ボスを規定回数撃破」といった具合だ。複数回のプレイが求められるとはいえ,ボスハントは最適化できることもあり,そう労力はかからない。
キューブ作戦はいずれのマップも“夜戦”となる。夜戦の仕組みから知りたい人は,まず下記の解説記事に目をとおしてほしい。
あなたの北風になりたい「ドルフロ」夜戦指南の報告書! なりふり構わなければ,誰にだってクリアできる方法アリ
サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」には攻略の難題がいくつかありますが,その代表例は“夜戦”です。暗い,硬い,怖いと,昼戦とは異なる脅威が襲いかかります。今回は攻略の糸口として“夜戦指南の報告書”をしたためました。なりふり構わずクリアする技も伝授しましょう。
それぞれの注意点を伝えておこう。敵作戦能力はマップ1が2000,マップ2が4000,マップ3以降は期待と不安を抱いてもらうものとするが,マップ1では「広大なマップで無限湧きする敵を抑え,いかに飛行場を制圧するか」がカギとなる。そのため,ここでは“占領用の第三部隊”を用意しておくといい。戦力としてではなく,戦略としてだ。
また,マップ2以降はいずれもボスハントとなるが,広いマップの中からどこかにいるボスを見つけださなければならない。占領された赤マスから居場所を特定していく必要があるが,もしもメイン部隊とかけ離れた場所にいることが判明したのなら,「部隊を撤退させ,近くの飛行場から再出撃させる」と最小限のロスで接敵できる。当然,その場に弾薬・配給を捨て去ることを許容しなければならないが。
ボスはいずれも強力なので,自身のできるかぎり強力な編成で挑むといいだろう。この1か月の成果を思う存分ぶつけてほしい。
一方,限定人形や限定装備については「指定ステージのクリア報酬」「指定ステージの限定ドロップ」で入手できる。後者は人によっては“キツイ周回”になるかもしれないが,海外版では限定人形などの再提供の機会も持たれているので,たとえ手に入らずとも「取り返しがつかない」とまではいかなさそうである。
ちなみにマップ1をクリアすると,報酬として☆5「16LAB赤外線スコープ」(暗視能力+100%。LV60から装備可能)を獲得できる。PEQを十分に用意できていない人は当てにするといいだろう。なお,装備品で16LABと表記されているものは“較正100%”のアイテムであり,装備製造で獲得できるものと“能力上限値は同等”であると覚えておこう。
裏の主役「404小隊」とは
すでにゲーム内で,イラストアートで,あるいは人づてで見聞きしたプレイヤーも多いだろうが,ドルフロのメインストーリーはAR小隊を主役に,イベントストーリーは404小隊を主役に展開する(※例外アリ)。グリフィンの表で活躍するAR小隊と,その裏で暗躍する404小隊という対比ではあるが,どちらの少女たちも過酷さにはそう違いはない。
404小隊はグリフィンに所属しているわけではなく,特定のクライアントとの契約で戦地に赴く,戦術人形部隊である。リーダーは「UMP45」。部隊の特性上,グリフィンの人形たちの前には滅多に現れず,彼女たちの存在に気づいていない者も多い。指揮官からの指示がなくとも動ける高度な知能と作戦遂行能力により,どれだけ難しい作戦であっても必ず成功させる。鉄血のフラッグシップ機たちにこそ,その名を知られている部隊だ。
なお,部隊名の404とはHTTPステータスコードである「404 Not Found」の意で,“存在しないはずの小隊”などと訳されることが多い。
キューブ作戦は,第五戦役のラストから少しあとの物語だ。S06区域にある鉄血の基地に極秘潜入した404小隊は,敵に一瞬でも姿を捉えられたら蜂の巣にされる戦地で,通信ジャミング装置の在りかを探ることになる。
クライアントは,グリフィン&クリーガーの上級代行官「ヘリアン(ヘリアントス)」。彼女が提示した額は相場を遥かに超えるものであった。つまり,本件は訳アリ案件であるわけだが,それを承知のうえで隊長であるUMP45は契約する。
「にしても、鉄血の突撃隊がそろそろ到着するけど、本当にお祈りとかしなくていいの?」
「45がうまくやっているとすれば、祈るべきは鉄血の方よ」
この地には鉄血が所有する鉄血兵のほかに,AR小隊によって討たれたはずのフラッグシップ機「ハンター」と「処刑人」の姿があった。彼女たちはエリート化改造を受けたことで,その能力を大幅に増強していた。
そして,ハンターと処刑人の苛烈な猛攻に苦戦を強いられる404小隊の眼前には,第三のフラッグシップ機「ウロボロス」の姿も見え隠れしていた。高度なAI同士がぶつかり合うこの戦場を制するのは,はたして404小隊か,あるいはウロボロスか。
「AR小隊でも倒せた敵なんて,眼中にないわ」
「盗聴任務の最中に眠っちゃってたから……まずは録音内容をチェックしないと」
404小隊の活躍は,AR小隊のそれとは違う。
隊長の能力か,部隊の雰囲気か,もしくは彼女たちの境遇の違いか,UMP45のダークヒーローさながらな立ち回りが,本編とは異なるテイストで引き立てられている。とくに物語後編の鉄血とのやり取りは,彼女のキャラクター性をしかと垣間見られる一幕であった。
昨今の物語重視のスマホゲーム事情や,熱烈に高まっているファンからの期待値を鑑みると,今回のイベントストーリーのボリュームはプレイヤーを十分すぎるほどに満足させられる膨大な文章量とは言えない。
しかし,物語の裏側を担う404小隊の存在感と,謎に包まれた少女たちの不敵な笑みは,紋切型とは言えないユニークさをもって好奇心を揺さぶってくる。一時の充足感を得つつも,さらなる興味への渇望に襲われたのなら,これから長く続く404小隊の物語を追い続けるほかない。
幸い,イベントストーリーもこれから“どんどん長くなる”らしいから。
404小隊の事実上のリーダー。作戦能力がずば抜けて高いわけではないが,極めて理性的であるため,メンタルの乱れにより判断を誤ることはない。
表面上は朗らかでいつもニッコリしており,道行く人形や指揮官にも非常に親切に接する。しかし,あまりにわざとらしい作り笑顔がはたして本心なのか,嫌味なのか,それを判別するのは容易ではなく,人でさえ内心を見通すことはできない。
左目に細長い傷跡が刻まれている。修復するつもりはないという。もちろん,404小隊のメンバー以外,その理由を知る者はいない。
活発で明るい性格の持ち主。ほかの404小隊のメンバーと違い,外部とのコミュニケーションに積極的な少女。
高度な作戦能力を有しており,45に対しては絶対服従。彼女の命令であれば手段を選ばず必ず果たしてくる。404の仲間を非常に大切にしており,みんなを家族として見ている。G11や416をからかって遊ぶことも多く,重苦しい隊内に明るい空気を持ち運ぶ。
右目に細長い傷跡が刻まれている。45とは逆の位置である。当然,彼女も修復するつもりはないらしい。
寡黙で冷淡な性格の少女。仲間の前では多少喋るが,それも毒づいてばかり。身体能力と反射速度に優れている。
自意識過剰の程度が甚だしく,自身が最も優れた人形であると信じてやまない。しかし,45のことは嫌いながらもリーダーとして信頼しており,実際に何度も頼ってきた。
404小隊は境遇に恵まれていないため,環境が良好であるAR小隊,中でも楽天的なM16A1と優柔不断なM4A1のことが気に入らないらしい。
いつも惰眠を貪っている。G11はアサルトライフルであるが,隊のポジションはスナイパーであり,416とは名目上のコンビを組んでいる。
自己管理能力が極端に低く,416の世話がないと無力な存在。1日のほとんどを怠けて過ごし,仕事も最低限をこなしたら切り上げる。周囲に虐められようが,笑われようが,完全無視に徹する。しかし,45に命令されれば,高い集中力で冷酷に任務を遂行する。
思いがけない事態に遭遇するとメンタルをやられ,本来は家庭用人形のみが有するという模擬人格が出現することも。
Gr G11と新人形
本日,新たな人形として404小隊のGr G11をはじめ,キューブ作戦の限定人形が実装された。☆5 AR「Gr G11」は人形製造から,☆4 HG「SPP-1」はマップ2,☆5 AR「OTs-14」はマップ4の完全クリア報酬,☆4 RF「Gr PSG-1」,☆3 AR「ARX-160」,☆3 AR「6P62」,☆3 SMG「Z-62」は特定マップの限定ドロップで獲得できる。
とくにGr G11に関しては,先行してサービスされてきた海外版においては非常に強力な人形とされ,「2体手に入れたら2体育てる」といった状況にもあるという。以下では彼女の特徴を簡単にまとめてみた。
■☆5 ARとしての性能
ステータスは火力B,命中Aと平凡な部分があるが,特筆すべきは「射速SS」だろう。後述するスキルの強みを最大限生かせる,DPSに優れたARである。
■SMGへの火力+回避バフ
バフの範囲は前方1グリッドのみ。効果は「SMGの火力+30%,回避+10%」である。用途は416と同様,Vectorなどの火力型SMGの強化を主としている。
■スキル「ストームアイ」
彼女の最大の強みとされるスキルの効果は「3秒の間(最大4.5秒),攻撃時にターゲットへ2回(最大3回)ダメージを与える」である。単純計算で“最大火力300%上昇”とも言える射撃が,高射速で連射されるわけだ。現環境でハイパフォーマンスと言われる,☆5 AR「Gr G41」のスキルが「10秒間,火力75%上昇」であることを考えると,Gr G11が秒間で与えられるダメージは(短期的ではあるが)G41を遥かに上回る。
しかし,火力のパラメータが上昇しているわけではないので,装甲でダメージを減算される,夜戦の装甲兵には分が悪い。活用の仕方はさまざまだが,決して最強の人形ではない。現在の日本の環境において,かぎりなく最強に近いというだけだ。当分はいなくとも攻略が滞ることはないだろうが,だからといって手に入れなくてもいいと考えられるほど楽観的な指揮官はいないだろう。「欲しい」の気持ちのままに製造で狙ってほしい。
なお,本日9月11日から9月17日23:59まで,イベント「404小隊製造確率UP」が実施される。期間中は,404小隊の「UMP45」「UMP9」「416」「Gr G11」の計4体の製造確率が上昇する。G11はもちろんだが,UMP姉妹を狙っている人もこの機に乗じるといいだろう。
さらに,本日から新たなスキンテーマ「武装学院」が提供され,ミリタリーとスクールのテイストを混ぜ込んだ衣装が手に入る。なお,今回のスキンの提供はガチャからの排出のみとなっている。
○Gr MG4のスキン「サバイバル社員」
○M950Aのスキン「横柄な日直」
○AR-15のスキン「新学期」
○6P62のスキン「戦うセーラー」
○MP-446のスキン「やんちゃノイジー」
また,先日放送されたニコ生「グリフィン情報局」にて,9月下旬に新人形が,10月中に第七戦役,新システム,新銃種人形が追加されることが明かされた。さらに,年末には日本サーバーでの初コラボイベントも予定しているという。
TGSやコラボカフェなど今後の展開
2018年9月20日から9月23日まで(※20日・21日はビジネスデイ),千葉・幕張メッセにて開催される「東京ゲームショウ2018」に,ドルフロを中心とした「サンボーンジャパン」ブース(ブース番号 5-CO8)が出展されることが決定した。
詳しくはまだ明かされていないものの,会場では「ライブペイント」と「スタンプラリー」の実施が予定されており,来場者向けに数量限定の配布特典も用意するという。TGSに足を運ぶ人はぜひとも寄ってみるといいだろう。
そのほか,グッドスマイル×アニメイトカフェ秋葉原店と大阪日本橋店の計2店舗にて,9月13日からドルフロコラボカフェが実施される。
コラボカフェは1日6回,各回90分制の抽選予約制となっており,10月16日までの実施が予定されている。9月前半の予約エントリーに関しては受付締切となっているが,9月下旬から10月中の予約受付に関してはまだ行われているので,興味がある人は参加日程や入場人数などを確認のうえ,応募するといいだろう。
コラボカフェ特設ページ
コラボカフェ予約サイト
以上,近々のドルフロの動向となる。
最大の目玉コンテンツであるキューブ作戦を皮切りに,作中での暗躍がはじまるUMP45率いる404小隊。プレイヤー的にも本格的なゲーム攻略がはじまるといったところだが,自身の初めてで臨むか,先行者の知見を授かるか,スタンスを定めておくといいだろう。どちらにせよ,イベント終了までに1か月ほど時間があるのだから,やりようはいくらでもある。
最後にわずかながらのアドバイスとして,「G11を狙いすぎてイベントマップに出撃するための弾薬・配給がない!」といった事態にならないよう,手持ちのリソースはしっかりと計算してほしい。
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