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「ベヨネッタ3」,英語版従来作のベヨネッタ役が報酬の少なさを理由に降板。提示された金額は主張とは異なるとする報道も
「ベヨネッタ3」公式サイト
Taylorさんによれば,オファーされた金額は4000ドル(約60万円)で,これは「侮辱的」な金額だと述べている。この声明は口コミで広がり,Twitterでは960万回以上再生されてファンや仲間の声優などから多くの賛同を集めた。
北米メディアBloombergによれば,ゲーム声優は低賃金で過小評価されているとの主張を続けており,2016年10月31日に掲載した連載記事でお伝えしたように,声優やナレーター,俳優,そしてスタントマンなどが所属する組合SAG-AFTRA(Screen Actors Guild - American Federation of Television and Radio Artists)は多数のゲームメーカーを相手にストライキを実施。結果として,ゲームの売上が想定を上回った場合のボーナスを受け取ることなどで決着したとのこと。
しかし,BloombergやVGCは続けて,Taylorさんに提示されたオファーは本人の主張よりも多かったと,関係者の証言や確認された文書などを元に報じている。開発側は新作でもTaylorさんの雇用を予定しており,少なくとも5回(4回の可能性もあるという)のスタジオ収録を行い,それぞれ4時間で3000ドルから4000ドル,総額1万5000ドル(約220万円)の支払いを想定していた。
それに対してTaylorさんが異を唱え,6桁の金額とボーナスを要求したため,開発側は長い交渉の末に雇用をあきらめ,代わりとなる声優のオーディションを始めたと記事は述べている。
こうした報道に対してTaylorさんは「まったくの嘘」と反論しており,映像で語ったことが真実だとするなど,主張は対立しているようだ。
VGC:Sources dispute Bayonetta voice actor’s claims over pay offer
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ベヨネッタ3
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