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「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」プロテスト東日本選考会が開催。ドラフト候補の座を懸け,凄腕プレイヤーが実技審査や面接に挑んだ
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印刷2018/09/03 15:07

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「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」プロテスト東日本選考会が開催。ドラフト候補の座を懸け,凄腕プレイヤーが実技審査や面接に挑んだ

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」プロテスト東日本選考会が開催。ドラフト候補の座を懸け,凄腕プレイヤーが実技審査や面接に挑んだ
 KONAMIは2018年9月1日,同社と日本プロ野球機構(NPB)の共催による「パワプロ」のプロリーグ「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」のプロテスト東日本選考会を東京・KONAMI本社にて開催した。

 eBASEBALL パワプロ・プロリーグとは,PlayStation 4版「実況パワフルプロ野球2018」および「実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2018」を競技タイトルとするeスポーツリーグ。プレイヤーはセ・パ12球団に登録され,実際の野球と同じくペナントレースや日本シリーズを戦っていく。プレイヤーへの報酬総額が1200万円という点でも,大きな注目を集めている試みだ(関連記事)。

 今回の選考会は,9月29日に実施される「eドラフト会議」に進むためのプロテストである。7月30日から8月5日まで実施されたオンライン予選を通過したプレイヤーが,東京と大阪で行われる選考会に臨み,計36名の合格者が晴れて「eドラフト会議出場候補選手」となる。
 なお,各チームに指名されるプレイヤーは3名。同じチームの仲間として,日本一の座を目指して戦うことになる。

会場は六本木ミッドタウン内のKONAMI本社
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 選考会の実技審査では参加者が14のグループに振り分けられ,総当たりのリーグ戦が行われた。ルールは6回まで(延長なし)。使用チームは「オール・セントラル」または「オール・パシフィック」となっている。
 対戦に臨むプレイヤーの表情は,まさに真剣そのもの。ただ,試合を終えると選手同士で近況を伝え合ったり,パワプロについて語り合ったりと,リラックスした雰囲気も見られた。

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 リーグ戦の上位2名,さらに各グループの3位に入った選手によるプレイオフを通過した4名を加えた計32名が実技審査を通過。その後,面接審査ではプロを目指す想いや決意などのヒアリングが行われ,東日本の合格者18名が絞り込まれるという流れだ。選考会の結果は9月14日頃の発表が予定されている。

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注目プレイヤー・じゃむー選手にインタビュー


Dグループを1位で通過したじゃむー選手。快くインタビューに応じてくれた
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4Gamer:
 よろしくお願いします。じゃむー選手は実技試験のリーグ戦を全勝,かなり優秀な成績でした。パワプロ歴はどれくらいでしょうか。

じゃむー選手:
 対戦ゲームという意味では9年ですね。

4Gamer:
 パワプロを始めた頃と比べて,何か心境の変化はありますか。

じゃむー選手:
 いろいろな部分に対する見方やプレイのやり方が変わったと思います。最初はひたすらガムシャラにやっていただけでした。ガムシャラだったからこそ,できたこと,できなかったことがありました。
 ただ,途中からパワプロのゲームバランスというか,有り様(ありよう)がガラッと変わったんですよ。それをきっかけに,いろいろと考えてプレイするようになりました。細かい部分をしっかりと認識して,どうすればできるようになるのか。そうした追求の部分が,始めた頃とは大きく変わった部分だと思います。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」プロテスト東日本選考会が開催。ドラフト候補の座を懸け,凄腕プレイヤーが実技審査や面接に挑んだ

4Gamer:
 対戦ゲームでは,ほかのプレイヤーとのコミュニケーションや情報交換も大事になります。じゃむー選手はそのあたりをどう考えていますか。

じゃむー選手:
 パワプロはここ3年くらいで大会が開催されるようになりましたが,それまではオンライン上でしか出会うことがなかったプレイヤーと,実際に顔を合わせて対戦する機会が増えてきました。
 ゲーム自体は同じでも,オンラインとオフラインでは対戦の内容が変わってくるので,会場を借りてみんなで集まり,オフラインで練習する機会を作っています。

4Gamer:
 今回,プロテストを受けようと思ったきっかけを教えてください。

じゃむー選手:
 現状,パワプロの対戦のコミュニティはまだまだ小さいので,これから盛り上げていきたいと思っています。そこで,自分は何ができるんだろうと考えたときに,私はパワプロに関するさまざまな知見があるので,そういうものを伝えたり,表現したりしたいと考えました。
 「パワプロには対戦ゲームとして,こういう有り様があるんだ」というところを見せたい。あと,どうせなら日本一になりたいという気持ちも強く,今回のプロテストに参加することにしました。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」プロテスト東日本選考会が開催。ドラフト候補の座を懸け,凄腕プレイヤーが実技審査や面接に挑んだ

4Gamer:
 プロテストの前にはかなりの練習を積まれたと思います。練習の際のポイントを挙げていただけますか。

じゃむー選手:
 どうしてできたのか,できなかったのか。偶発的に何かが起きたとき,なぜそれは起きたのか。そういった物事の原因と結果をきっちり調べることを常に心がけています。
 そして,その偶発的な出来事をプレーの中で再現できたら嬉しいですね。

4Gamer:
 偶発的に起きたことですか。そういうものから研究するのは,なかなか難しいことではないでしょうか。

じゃむー選手:
 そうですね。でも,そうすることで「ひょっとしたらこうなのかな?」と,可能性について考える力を養えます。その「ひょっとしたら」の部分が,対戦のバランスに大きな影響を与えている要素だったりもするので,常に調べるクセを付けておかなくてはと思っています。

4Gamer:
 それでは最後に好きな球団と志望球団を教えてください。

じゃむー選手:
 これは両方同じで,横浜DeNAベイスターズです。パワプロを始めたときから,前身の横浜ベイスターズを使用していました。たまにほかのチームを使うこともありますが,やっぱり横浜に帰ってきちゃいます(笑)。
 地元が神奈川ということもあり,プロを目指すならここしかないと思っています。

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