［EVO2018］約束を守れたことが本当にうれしかった――「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」部門優勝，へいほぉ選手インタビュー

　北米時間2018年8月5日に閉幕した「Evolution 2018」。2日目に開催された「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」部門では，多くの国内選手から優勝候補に挙げられていた日本のへいほぉ選手がアメリカのFame96選手とのGrand Finalを制し，初代世界王者の称号を手にした。優勝直後の同選手にインタビューを行ったので，その模様をお届けする。

へいほぉ選手
元々は「UNDER NIGHT IN-BIRTH」勢として活躍する東海の強豪選手。「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」では，稼働初期から最強チーム候補の一角であるゴルドー＆ルビーチームでやりこみを続けており，EVO2018においても優勝候補の1人として注目されていた

4Gamer：
　優勝おめでとうございます。まずは，今の率直な気持ちをお聞かせください。

へいほぉ選手：
　とにかくうれしい気持ちでいっぱいです。TOP8の1回戦で当たった剛田選手はネット対戦の戦績でほぼイーブンのプレイヤーなんですが，剛田選手に勝った時に「絶対に優勝してください」って言われまして。その約束を守れたことが本当にうれしかったです。
　ただ，大会前は正直，優勝できるとは思っていなかったです。

4Gamer：
　本作は発売から2か月ほどしか経過していませんが，どの程度やりこんで大会に臨んだのでしょうか。

へいほぉ選手：
　発売から3週間くらいは本当に死ぬ気でやっていました（笑）。そこからはある程度ペースを抑えて，戦術を練ったり，細かい部分を詰めるような練習をしていました。

4Gamer：
　BLAZBLUE CROSS TAG BATTLEでは初となる国内外の選手が争うトーナメントでした。国内勢と海外勢のプレイの違いなどは感じましたか。

へいほぉ選手：
　プレイヤーの力量差はそこまで感じませんでしたね。ただ，日本のプレイヤーはクロスコンボのような強力なシステムを使った連係を煮詰めていたので，その差はあったように思えました。

4Gamer：
　Grand FinalはアメリカのFame96選手との試合になりました。

へいほぉ選手：
　Fame96選手は鳴上を使っていましたが，同じ鳴上を使うキャメイさんとかなりネット対戦をしていたので，あまり気負ったりすることはなかったですね。あとは自分の使うゴルドー＆ルビーチームは連係がかなり凶悪で，実際に対戦しないと対処できないと思っていたので，そういう意味では初見の相手でも気楽に戦うことができました。
　Grand Finalをリセットまで持ち込んだところで，「この流れでいける！」って思いましたね。


4Gamer：
　ほかの選手に話を聞いたところ，EVOに参加するのを隠していたそうですが。

へいほぉ選手：
　隠していました（笑）。EVOの参加を公言するとネタを隠されたり，対戦をそもそもしてくれなくなることもあると思ったので。対戦会などに参加したときも「仕事の都合がちょっと……」ってずっと言っていました。EVOに参加しないのにずっと練習してるから，一部の人には「こいつ，本当は行くのでは？」って思われていたみたいです（笑）。

4Gamer：
　ゲーム外でも駆け引きがあったわけですね。

へいほぉ選手：
　これで予選プールで敗退とかしてたら，めっちゃ格好悪かったですよね（笑）。優勝できて本当によかったです。

4Gamer：
　そのほか，大会に向けて対策などはしてきたのでしょうか。

へいほぉ選手：
　行きの飛行機でずっと，EVOに参加する国内選手のリプレイ動画を見ていたくらいですかね。あとは基礎的な練習だったり，連係を失敗しないように詰めていました。

4Gamer：
　世界王者となったわけですが，次の目標は何かありますか。

へいほぉ選手：
　とくに今はないんですけど，国内でも公式の大規模大会を開催してほしいですね。EVOはシングルだったので，チーム戦の大会とかどうでしょう（笑）。

4Gamer：
　最後に今後の意気込みをお願いします。

へいほぉ選手：
　BLAZBLUE CROSS TAG BATTLEに限らず，今後もさまざまな格闘ゲームをプレイしていきますので，応援と対戦をよろしくお願いします。

4Gamer：
　あらためて優勝おめでとうございます。本日はありがとうございました。

「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」公式サイト

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