プレイレポート
[TGS 2019]高品質な3Dグラフィックスで描かれた世界に感動。完美世界ブースで3DカードRPG「雲夢四時歌」を遊んでみた
本作は,中国のパーフェクトワールドが開発し,テンセントがパブリッシングを担当するスマートフォンアプリで,同国では既にサービスが開始されている3DカードRPG。“唐の時代のパラレルワールド”をイメージした世界観で,中国の神話や伝説,文化遺産を擬人化したキャラクター達が活躍する。
さっそく試遊してみると,高品質な3Dグラフィックスにまず驚いた。しかも物語中の会話画面も,バトルシーンもすべて3Dで表現されていたのだ。建造物などの背景も美しく,まさに“唐の時代のパラレルワールド”を感じさせるものだった。
キャラクターの動きも滑らかで,衣装も華やかで麗しい。しかも美男美女ぞろいだ。イケメンを見るとすぐに「女性向けゲームなのかな」と思ってしまう筆者だが,可愛い女の子もいるのでそうとも言い切れなさそうだ。なお,試遊版はゲーム内のテキストが日本語化されており,ある程度のストーリーは把握できた。
どうやらこの世界には,妖怪界と人間界が存在しており,この種族間には溝があるようだ。主人公は妖怪の女の子で,人間と仲良くしたいと思っているが,ほとんどの人間は妖怪のことを嫌っている様子。妖怪の中には人間に危害を加えようとする者もおり,主人公はそんな妖怪達と戦うこともあるようだ。
また,本作の特徴として,バトル中に人間界と妖怪界を切り替えられる「双界切り替え」システムの存在が挙げられる。これは,味方と敵の行動回数が合計で10回に達すると利用できるもので,人属性か妖属性かによって攻撃力がアップしたり,ダウンしたりとプレイに影響するらしい。タイミングよく利用できれば形勢逆転もあり得るということだ。
今回試遊できたのは狐耳の女の子の物語だったが,彼女のほかにも主人公が3人存在し,開放条件を満たすと遊べるようになるという。わずかな時間でのプレイとなったが,それでも3Dグラフィックスの美しさと,キャラクターの魅力にすっかり魅了されてしまった。今のところ,日本でのリリース時期は発表されていないが,リリースされた際にはぜひ遊びたいと思う。