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「蛇香のライラ 〜Allure of MUSK〜」第1巻のイベントシーンや,4Gamer限定の掛け合い第2回が公開
2018/12/19 11:00
PC用ソフト
「蛇香のライラ 〜Allure of MUSK〜」 は,アイディアファクトリーの女性向けブランド「オトメイト」とフロンティアワークスが贈る「triAngle PROJECT」の第3弾シリーズ。
第1巻 が2018年12月21日,
第2巻 が2019年1月25日,
第3巻 が2月22日に発売予定の本シリーズは,
“アラビアン×官能×三角関係” をテーマにした女性向け恋愛ADVだ。
今回は,第1巻の攻略対象キャラクターである
ヴィンス・ルーガン(CV:谷山紀章) と
ロラン・クライデル(CV:立花慎之介) の
イベントシーン をそれぞれ紹介するほか,第3巻の攻略対象キャラクターである
ジェミル(CV:村瀬 歩) と,主人公とジェミルの親代わりである
店主様(CV:勝 杏里) の2人による,
4Gamer限定の掛け合い を掲載している。
【蛇香のライラ 〜Allure of MUSK〜】第2回
オトメイト×フロンティアワークスのNEWゲームプロジェクト
『triAngle PROJECT』の第3弾タイトル
アラビアン×官能×三角関係をテーマに、【ターゲット×スパイ(主人公)×クライアント】の組み合わせの三角関係を全3巻構成で展開。
キャラクターデザインにはユウヤ氏を迎え、嬌艶な主人公と、個性豊かな攻略対象たちとのワンランク大人向けのロマンスをお楽しみ頂けます。
プロジェクトテーマである三角関係を《二重スパイルート》として描き、渇愛・寵愛・共犯の関係に惹き込んでいきます。
今回の会議開催によって、ターゲットが一国の王子様・王様というミッションが舞い込んできますが、今まで主人公が培ってきた密偵技術では歯が立たない事も。ターゲットやクライアントたちの予想外の行動にミッションが難航することも――?
ついに明後日【12/21(金)】に発売となる、《第一夜 ヨーロピアン・ナイト》のターゲットとクライアントのゲーム画面をチラ見せします。
ターゲット――惨く冷厳な第一王子【ヴィンス・ルーガン】
初めて主人公・シリーンと出会うシーンです。使用人として潜入ていたロランが躓いてしまい、後ろから抱きつかれてしまいます。その勢いのまま、不本意なタイミングでターゲットに接触する事に――ヴィンスの不機嫌な声が頭上から聞こえてきましたが、主人公は無事切り抜けられるのでしょうか?
クライアント――脆く無垢な亡国の王子【ロラン・クライデル】
使用人として潜入するものの、中々上手く立ち回れないロランを励ますために、街へ一緒に出掛けてあげる事に。クライデル帝國にいた頃は、ずっと城の中で飼育されていたため、空の下で誰かと料理を食べることの楽しさに感動しているようです。
と、緊張感漂うスパイミッションと交流は、ゲーム本編のプレイでお楽しみ頂くとして……
今回も【4Gamer限定の掛け合い】として、攻略対象キャラクターの恋愛観を、他の攻略対象キャラクター×サブキャラクター(一部動物も?)の組み合わせで語るというレアなSSをお届け!ここでしか見られない会話をお見逃しなく♪
『蛇香のライラ』連載企画
一国を背負うなら人間観察も必要!? 人をよく見るからこそ、人を導ける!【予想しろ! ロラン・クライデルの恋愛観!】第二回目
★回答者:店主様&ジェミル
★前情報:ショーサロン・カマルで一緒に暮らしています。 実の親子関係にはありませんので、ご注意ください。
『無垢な亡国の王子ロラン・クライデルの恋愛観予想〜ファミリー?トーク〜』
〜それはショーサロン・カマルでのある日の事〜
店主様
「ふー。今日も無事に一日が終わったねえ。ジェミル、いるかい?」
ジェミル
「チッ店主か。……ンだよ」
店主様
「こらこら舌打ちしないの」
ジェミル
「うぜぇ……」
店主様
「やれやれ。本当に君は反抗期なんだからおとーさんは悲しいよ……」
ジェミル
「こういう時だけ父親ヅラしやがって……チッ」
店主様
「ん。なんだい?」
ジェミル
「なんでもねーよ。……で、なンだよ。話あんだろ」
店主様
「ああ、そうそう。ちょっとさっきの仕事について、意見を聞きたいと思ったんだよ」
ジェミル
「さっきの仕事って……アイツが引き受けたクライデル第三王子の“妹探し”とかいうやつか?」
店主様
「そうそう。亡国の王子からの依頼なんて、随分と珍しいタイプの仕事だろう? しかもターゲットがルーガン王国の跡継ぎと来た。だから愛娘がうまくいくか、養親としても心配でねえ」
ジェミル
「……なら断りゃいーじゃねーか」
店主様
「ん? 何か言った?」」
ジェミル
「チッ、なんでもねーよ。……アイツはどんな仕事でもやる。心配する必要ねーだろ」
店主様
「う〜ん。でもなんだか引っかかるんだよねえ。あのロラン・クライデルとかいう依頼人。危うげで儚げで……愛娘に恋しちゃいそうじゃない?」
ジェミル
「…………チッ。恋とかそれ以前だろあのロランとかいうやつは」
店主様
「え、そうかい?」
ジェミル
「ああ。アイツより年上の癖にあんな世間知らずのヤツがまともに恋できるはずねーよ」
店主様
「我が息子も、まともに恋できるとは言い難いけどねえ」
ジェミル
「……あ?」
店主様
「はははなんでもないよ。でもこれは私の勘なのだけれど、世間よりも先に色恋を知っているような気がするよ。ロラン・クライデル君は」
ジェミル
「はぁ? どうやったらそんな風に育つんだよ」
店主様
「んー。まあクライデル帝国は女性主権の国だったからね。女性の扱いには長けてるんだじゃないかな。妙に色気があったし……」
ジェミル
「確かに、まあ……。変な色気だけはあったな……」
店主様
「妖艶で、庇護欲を掻き立てられるような眼差し……。……やっぱり、愛娘が危ないかもしれないなあ」
ジェミル
「チッ。アイツがそんな簡単に引っかかるわけねーだろ。アイツだって依頼人に惚れられる事は慣れてンだし」
店主様
「うん、まあそうなんだけどね。愛娘はあれで結構優しい所があるからねえ。ジェミルもあの子の優しさは知ってるだろう?」
ジェミル
「チッ。興味ねーよ」
店主様
「またまた強がっちゃって」
ジェミル
「っうっせーよ! そんなに心配するなら断わりゃいーだろ!」
店主様
「でもねえ。お金払いがよくってねえ」
ジェミル
「チッ。結局その程度の心配なんじゃねーか」
店主様
「あはは。それにクライデルの第三王子をあのまま放っておくのもなんだか目覚めが悪いだろう? あんなに儚い子、見たことないじゃないか」
ジェミル
「儚げ? ハッ、バカバカしい。アイツはやべーやつだろ。さっき帰る時に人形に話しかけてる所を見たけどよ、近づかないほうがいい雰囲気してたぜ」
店主様
「そうかな? 私には儚い雛鳥のように見えたよ」
ジェミル
「雛鳥ぃ? ま、世間知らずって所はそーかもしンねーけど」
店主様
「うん。いろいろ教えたらそれはそれは、見事に成長するのではないかな」
ジェミル
「教えるって……。まさかあのクライデルの第三王子を密偵にでもする気か?」
店主様
「そういうのも、面白いと思わないかい? なんたってクライデルはもう滅んだ国だからね。妹を助けるという目的が達成されたら行く宛も生きる目的もないだろうしさ」
ジェミル
「アイツがカマルに? チッ、ぞっとするな」
店主様
「ジェミルは反対かい?」
ジェミル
「薄気味悪ぃからな。変な人形持ってたし」
ジェミル
(……でももし、店主がロランを仕込んだら、アイツの仕事も楽になるのか? それだったら……)
店主様
「ああ。そういえば人形持ってたねえ。あの人形、愛娘も凝視してたけれど……もしかして欲しかったのかな」
ジェミル
「ハァ? それはただ不気味だと思ってただけじゃ――」
店主様
「思えば、あまり玩具を買い与えずに育てちゃったからねえ。うーん。そうか、人形かあ。女の子なら欲しいよねえ。気づかなくて可哀想な事をしたよ」
店主様
「今からでもいるかな? ジェミルもいる?」
ジェミル
「ハァ!? ンなもんもらっても嬉しくねーよ! アイツだって同じだろ。ガキじゃねーんだから」
店主様
「え〜。でもあの子が人形持ってる姿も可愛いと思うんだけれど」
ジェミル
「…………」
店主様
「あ、今同意って顔したね」
ジェミル
「……チッ。うぜぇ……」
店主様
「あっ、ジェミル! ……やれやれ、行っちゃったねえ」
店主様
「全く。あの子ったら本当に反抗期なんだから。仕方ない。可愛い我が息子のご機嫌を取るためにも、ジェミルにも人形を用意してあげるとしようかな」
店主様
「あの子そっくりの人形でも用意してあげたら、さすがのジェミルも喜ぶかな? ……なんてね」
〜完〜
次回は、アイーシャ&ヴィンス・ルーガンによる【鱗 皇驪の恋愛観】についてのトークをお届け予定!お楽しみに〜!
(C)2017 IDEA FACTORY / Frontier Works
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