プレイレポート
ミステリアスな乙女ゲーム「CharadeManiacs」のインプレッションをお届け。異世界で始まった奇妙なドラマの先にあるものとは
「CharadeManiacs」(以下,「シャレマニ」)は,アイディアファクトリーから2018年8月9日に発売予定のPlayStation Vita用ソフトで,人気イラストレーター・悌太さんのイラストや,豪華な声優陣のキャスティングでも注目が高い作品だ。主人公の瀬名ヒヨリ(※名前のみ変更可能)は,ある日突然,幼なじみの萬城トモセ(CV:鈴村健一)と共に月が2つ存在する奇妙な異世界に拉致されてしまう。そこには他にも同様に連れてこられた若者達が……。主人公は彼らと協力し,謎の仮面の男の指示に従って“ドラマ”を演じることになる。どうやらドラマを演じるとポイントがたまり,なんでも願いを叶えてくれるらしい。もちろん,元の世界に戻ることも可能だ。だが,ポイントが0になると……。
異世界に拉致されたのは主人公やトモセのほか,明瀬キョウヤ(CV:斉藤壮馬),茅ヶ裂マモル(CV:浪川大輔),陀宰メイ(CV:古川 慎),獲端ケイト(CV:前野智昭),双巳リョウイチ(CV:関 智一),凝部ソウタ(CV:松岡禎丞),廃寺タクミ(CV:岡本信彦),射落ミズキ(CV:緒方恵美)。
一部は現実世界で少し顔を合わせたことがあるものの,初めて異世界で出会った人ばかり。そんな彼らと協力し,ドラマを演じるのは苦労の連続だ。
今回は,奇妙な世界“アルカディア”を舞台に,都市伝説“異世界配信”を巡るミステリアスな物語が楽しめる本作の序盤を紹介していく。
謎に包まれた異世界で始まったドラマの配信
間近に迫った夏休みを前に期待が高まる中,主人公は幼なじみのトモセと下校中,突然目の前に現れた仮面の人物によって,奇妙な世界へ連れ去られてしまう。
誰が裏切り者で,ドラマは最後まで演じることができるのか。そして,この世界はなんのためにあり,どうしてドラマを演じなければならないのか――。多くの疑問が主人公達の心を支配し,疑心暗鬼の中で始まる非日常的な日々。はたして,10人のドラマ参加者達は,無事に現実世界に戻れるのだろうか……。
本作は,選択肢で愛キャッチが表示されるものの,好感度画面などはないため,誰のルートに入るのかルート分岐の直前までわからない……! というスリルを味わえる。ちなみに筆者は八方美人プレイを続けた結果,ケイトと遭遇することが多かった。正解がわからない状態で進むというハラハラ&ドキドキに,ゲーム機をにぎる手が汗ばんでくること間違いなし!
タイトル画面からは「GALLERY」「MUSIC」「MOVIE」「FLOW CHART」「MATERIAL」「DICTIONARY」というコンテンツも選べる。それぞれゲーム内で入手した情報をもとに、要素がオープンしていく。物語をある程度薦めたら一度のぞいてみよう。「シャレマニ」の世界に,どっぷりとつかれること間違いなし!
物語を進めていくと,異世界の真相が少しずつ紐解かれていく本作。筆者は続きが気になって気になって仕方がないので,あわててゲームを予約した。
声優陣やイラストが気になっている方だけではなく,読めば読むほど謎が深まる物語は秀逸!! ミステリー作品の謎解きに自信がある人もない人も,ぜひこのスリルを体感してほしい。
「CharadeManiacs」公式サイト
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