プレイレポート
「GUNGRAVE VR」プレイレポート。2丁拳銃を撃ちまくる死神が13年の歳月を経て復活
本作は,PlayStation 2用ソフトとして2002年に発売されたガンアクション「GUNGRAVE」と,続編の「GUNGRAVE O.D.」以来,13年の歳月を経て登場するダウンロード専用ソフトだ。韓国IGGYMOMBが開発しており,オリジナル版に携わった内藤泰弘氏と今堀恒雄氏も協力しているという。
「GUNGRAVE VR」公式サイト
ゲームは,ステージによって一人称視点か三人称視点のいずれかで進行し,体験ではそのうちの1つが選べた。
三人称視点の場合,街中で四方八方から襲い来る敵を,主人公のビヨンド・ザ・グレイヴが,2丁の愛銃「ケルベロス」と,背中の棺桶を使った近接攻撃や特殊スキルで片っ端から倒していくという内容だった。移動や回避の操作もあり,ジャンルとしてはアクションシューティングに近いだろう。
一人称視点の場合は,移動操作がなく,同じ場所に立って向かってくる敵を撃ち落としていくという,VRゲームではよくあるレールシューターになっていた。今回筆者は,せっかくのPS VR用タイトルということで,相性のよさそうな一人称視点を選んだ。
基本的には,敵をすべて撃ち落とすだけなので,やること自体はシンプルだ。ただし,敵の攻撃は非常に激しく,操作がとにかく忙しい。弾丸をバラまく敵や,バリアを張りながら特攻してくる敵,着弾前に撃ち落とさないと甚大な被害を受けてしまうミサイル,攻略法をきっちり考えないと倒せない中ボスなどが,休む間もなく次から次へと押し寄せてくるのだ。
この過剰なまでに多い敵は,グレイヴの必要以上にスタイリッシュな動きの銃撃アクションと非常に相性がいい。視点の関係でグレイヴの手元がよく見えることもあって,プレイしていて気持ちがよかった。
一人称視点のモーションでとくにカッコイイのが,主人公が見得を切って行う「クーリング」だ。ケルベロスにはオーバーヒートゲージが設定されており,ときどきクーリングすることでゲージが一定量回復する仕組みになっている。クーリングなしでもかなり撃てるが,何しろ敵が多いので,クーリングできるときにきっちりやっておかないと,予想外の連戦でオーバーヒートしてしまうことがあるのだ。
一人称視点で戦う場合,もう1つ重要なのが,「バレットタイム」。時間経過に伴って溜まるゲージを消費してバレットタイムを発動すると,敵がスローモーションになる。操作の忙しい一人称視点の戦闘ではありがたく,ブースのスタッフには「うまく活用したほうがいい」と念を押された。
今回の試遊の難度はノーマルで,おそらく序盤のステージが選択されていたのだが,難度は高め。一人称視点の場合は,さばききれなかった敵からのダメージが蓄積し,ボスに行くまでかなりの体力を削られてしまう。三人称視点の場合は(ほかの人のプレイを見た印象だが),上下も含めたさまざまな方向から敵が来るうえに,敵を無限に生み出すオブジェクトなども出現するので,こちらも対処に苦労していた。
ブースには「ボスを倒したらスペシャルギフトをプレゼント」と書かれていたのだが,しばらく見ていた限り,そもそもボスまでたどり着ける人がほとんどいない様子。配信開始が楽しみだ。
- 関連タイトル:
GUNGRAVE VR
- この記事のURL:
(C)RED