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[TGS 2018]「龍が如く ONLINE」ステージレポート。カムロップvs.ちぃたんが勃発か
ステージには,主人公である40歳の元極道「春日一番」のボイスを担当し,「声優界一の龍が如くファン」とも言われる中谷一博さんと,シリーズプロデューサーを務める横山昌義氏,そしてディレクターの堀井章生氏が登壇した。
「龍が如く ONLINE」公式サイト
本作は,龍が如くシリーズの舞台である神室町で展開する「ドラマティック抗争RPG」だ。プレイヤーは時の流れによって勢いを失った神室町を舞台に,金も地位も名誉もない男の生きざまを体験しつつ,どん底から成り上がっていくという。龍が如くシリーズの作品という位置付けだが,横山氏は,新作と捉えてもいいし,シリーズを遊んでいなくてもいいとし,間口を広く取った内容であることを語った。
また,龍が如くシリーズの新規プロジェクトとしては,この「龍が如く ONLINE」のほか,コンシューマでの新作も予定されているという。今のところ発表できることはないが,「ものすごく作っている段階」(横山氏)にまで来ているそうだ。
主人公の春日は,初代「龍が如く」の桐生一馬のように,重い過去を背負っている。しかし,彼本人は「重い過去を背負っている」とは考えていないため,パーソナリティはまったく異なる。また,助けがほしいときに「助けてくれー!」と叫ぶことのできるコメディ的な面を持っているところも,桐生とは違った魅力になるのかもしれないとのこと。とはいえ,桐生と同様,かなりの“人たらし”ではあるらしい。
春日の紹介を終えたところで,謎のゆるキャラ「カムロップ」が舞台袖から登場した。ビジネスデイのステージで初公開され,ファンを驚愕させた公式マスコットキャラクターだ。
さらに今回のステージでは,コツメカワウソの妖精「ちぃたん」もゲストとして姿を見せた。ちぃたんは,カムロップがなんとなく縁を感じているらしい存在で,各所でハジけた活躍を見せているという。ステージではガンの飛ばし合いから一触即発のハグまで,パンチの効いた仲の良さを見せつけてくれた。
ここでカムロップが司会のお姉さんに耳打ちをする。どうやら,暑くて帽子を取りたいらしい。この,ゆるキャラとしては御法度のアクションに会場には緊張が走ったが,中から出てきたのはなんと,でんぱ組.incの古川未鈴さんだった。
なぜ古川さんが着ぐるみに入っていたのかといえば,ゲーム内に登場するカムロップはどうやら,闇雲にヤクザに襲いかかるだけの暴漢ではなく,「美少女がワケあって着ぐるみ姿で活動している」という設定であるらしい。どのような意図があってそんなことをしているのかは,ゲーム内で語られるのだろう。
ちなみに,ちぃたんはステージで「一番得意なパフォーマンス」を披露した結果,強制退場させられた。
嵐が過ぎ去たところで,ステージでは「龍が如くシリーズ キャラクター総選挙 中間発表」が行われた。シリーズ作品の歴代キャラクターを対象としたこの総選挙で1位になれば,「龍が如く ONLINE」に実装される予定だ。投票は,特設サイトで1人あたり1日5回まで可能だ。
『龍が如く』シリーズ キャラクター総選挙 投票サイト
それでは,中間発表の結果を見てほしい。
予想できたキャラから,予想できなかったキャラまでさまざまだ。現状,5位以下はいつ変動してもおかしくないくらいの僅差だという。
しかし,1位から3位については「私の勘ですが,ここは最後まで変わらない気がします」と横山氏。上位の3キャラの得票数は毎日同じくらいの割合で増えているというのだ。
横山氏は「事前登録者数もこれくらいのペースで増えればいいんですけどね」と続けた。
今回の中間発表ならびに最終発表までの得票状況は,特設サイトで随時公開していくとのことだ。
最後は,本作の配信予定について。先日行われた生放送で「クリスマスイベントを示唆するスライド」を公開したことで,ファンの間では,クリスマスまでには出ると認識されている。しかし,これはまさかの放送事故だったようで,横山氏は「そんなに待たせる気はない」と力強く宣言した。
横山氏によれば,現在,ゲームはちゃんと動作しているので,近日中に詳しい内容を伝える機会を持ち,クリスマス前にサービスを開始して,プレイ状況が温まったタイミングでイベントを提供していきたいとのこと。開発や配信の延期はよくあるが,ちゃんと予定通りに出ることでも知られた「龍が如く」に長く携わってきた人物の発言なのだから,大船に乗ったつもりで期待していよう。
4Gamerの東京ゲームショウ2018特設サイト
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