フランス市民革命の動乱期をサバイバルする裁判官を描いた「We. The Revolution」のローンチトレイラーが公開

　ポーランドのパブリッシャKlabaterは，同国のPolyslashが開発するストラテジーシミュレーション「We. The Revolution」のローンチトレイラーを公開し，PC向けの販売を開始した。
　現在Steamのストアページでは10％オフの導入セールスが行われており，すでにアナウンスされているNintendo Switch版および，PlayStation 4とXbox One向けにも第2四半期中にリリースされる予定であることが新たに明らかにされている。


　「We. The Revolution」は，フランス革命で実権を得た国民公会が設立した革命裁判所の裁判官となって，日々舞い込んでくる様々な案件を処理していくという作品だ。
　ブルボン朝による絶対王政は終わったものの，恐怖政治の嵐が吹き荒れているのは史実どおりで，専制主義者や反革命派が次々に裁判にかけられては処刑台に送り込まれていく。
　プレイヤーは，革命派や穏健派，さらには市民の顔色をうかがいつつ，ときには不当な判決も下さなければならない。そうして，暗殺されそうになったり，市民に家族が襲われそうになったりと，非常に難しいかじ取りをしながら，恐怖政治が終了するまでの約1年半を生き延びることになるのだ。


　どこか「Papers, Please」を思わせる，理想と現実の厳しさが描き上げられた本作。プレイヤーは裁判で提出される資料を読み込みながら，それぞれの証言や証拠をつなぎ合わせていくというゲーム的な要素もしっかりと練り込まれているのが面白い。
　文字量の多いゲームであるため，現時点で日本語化されていないのは残念なところだが，“白黒がはっきりしない大人向けのゲーム”が好みという人は，2019年度の期待のインディーズ作品としてチェックしておくとよさそうだ。

「We. the Revolution」公式サイト