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「黒い砂漠モバイル」のイベント“2024 カルフェオン宴会”で公開されたアップデート内容をお届けしよう
「2024 カルフェオン宴会」は韓国で行われたオフラインイベンで,インステージには開発者が登壇し,今後のアップデート情報などをいち早く発表した。
日本でも公式YouTubeチャンネル「黒い砂漠MOBILE -BLACK DESERT MOBILE-」で,字幕およびGMラテ氏とCM迷子ペンギン氏の解説とともに配信が行われた。本稿では,イベントで発表された情報をお伝えしよう。
●新クラス「デッドアイ」
イベント冒頭で発表された「デッドアイ」。実は,前日の「Black Desert FESTA : A Decade of Adventures」でもPC版での実装が発表されており,2024年12月24日にモバイル版も含めての全世界同時実装となる。
新クラス“デッドアイ”発表も。「黒い砂漠」の公式イベント“Black Desert FESTA : A Decade of Adventures”レポートをお届け
Pearl Abyssは12月14日,MMORPG「黒い砂漠」の新コンテンツなどを発表するイベント「Black Desert FESTA : A Decade of Adventures」を開催した。ここでは,新クラス「デッドアイ」を含む10周年の様々なコンテンツが発表されたので,その内容をお届けしよう。
改めて紹介するとデッドアイは,銃器をメインウェポンとするクラスだ。
特徴的なのがそのストーリーラインで,19世紀アメリカ西部で生きていた「リヴ」という女性ガンスリンガーがマルニによって黒い砂漠の世界へと召喚されてしまう。
リヴはデッドアイという通称で活躍し,その手にはもとの世界から愛用しているリボルバーとショットガン,そして召喚された際にマルニによって与えられたロケットランチャーを第3の武器とし,合計3種類の武器を使いこなす。
また,弾丸は通常の単体攻撃弾丸と,広い範囲にダメージを与えるマルニ弾の2種類を使い分けられる。
中,遠距離を中心としたスキルを多く持つが,ときには接近しての攻撃も可能で,ダメージを受けてもひるまない,いわゆるスーパーアーマー系の特性を持つスキルも多い。
デッドアイについては公式トレイラー映像のほかにそのアクションなどを解説したコメンタリートレイラー映像も公開された。
●特性化アップデートについて
特性化アップデートは進行しているものの,いまだ21のクラスについて完了していない。これについては2025年の第1四半期までの完了を目標に作業が進められているとのことだ。
先行して,「コルセア」「ハクレン」「タイタン」「ラン」「緋蓮」の特性化アップデートが実施される。韓国では1月7日,日本を含むグローバルでは1月21日の実施が予定されている。
●全クラスに新たなスキル「ラバムスキル」が追加
全クラスに付与される新スキルとして「ラバムスキル」が公開された。
これは使用することでキャラと同じ姿の巨大な分身のようなものが出現,強力な効果が発動するというものだ。分身は冒険者の内面の力が顕現したもので,ラバムというNPCが冒険者の力を引き出すことからラバムスキルの名称がついたという。
スキル教本については専用のものが予定されるらしく,特定のコンテンツで獲得可能になるそうだ。
全クラスに同時アップデートを想定しており,3月の導入予定となる。
●5人で挑むギミック系アトラクション「アトラクシオン:バアマキア」
アトラクシオンは5人パーティで挑む新コンテンツだ。
その第1弾として登場するのが「アトラクシオン:バアマキア」となる。「アトラクシオン:バアマキア」は4つの区画と最後のボスエリアが存在する。最初の1〜4エリアでは戦闘力などに依存しないギミックや,パーティメンバーとタイミングを合わせてクリアするパズル的な仕掛け,またボス戦などもあり,バラエティに富んだ構造になっている。
そして,1〜4エリアをクリアすることで集まる素材を用いて最後のボス部屋を開ける鍵を作成できる。実際には5人中3人がボス部屋への鍵を使用すれば開けられるそうだ。また,パーティメンバーのうちの1人でも“ボス知識”が一定の段階まで達していれば,最初の4区間をスキップしてボスエリアへ直行できる。
なお,「アトラクシオン:バアマキア」は特定の時間帯でのみ開催されるものではなく,24時間いつでも挑戦可能だ。また,5人そろわなくても挑戦できるが,ギミックのクリアなどを考慮すると5人パーティが望ましいとのこと。挑戦回数は週5回までという制限があり,報酬は「オギエールの加護」で,週に1度だけ獲得できる。
「アトラクシオン:バアマキア」は韓国では12月17日に,日本を含むグローバル展開は12月31日の実装を予定している。
●3番めの幻想馬「アドゥアナート」がついに実装
2022年の幻想馬「ディネ」以来,約2年ぶりに3番めの幻想馬として「アドゥアナート」が実装される。
アドゥアナートはクログダルの3つの子どものうち,一番上の幻想馬だ。アドゥアナートが象徴するのは自由な風とのことだが,「黒い砂漠MOBILE」では描画エリアの関係上,自在に空中を飛び回るというのはどうしても難しいという。とはいえ,ある程度の高度を飛ぶ(滑空する)ことはできるし,高速での移動も可能だ。
また,アドゥアナートは,オープンワールド地域であれば,スキル「空間跳躍」を用いることでマップ上から移動先を指定して「空間跳躍」を行える。もちろん8世代以上の馬でも,事前に保存しておいた場所に一瞬で空間跳躍を使って移動できるが,アドゥアナートは保存の必要がなく,マップを自由に移動可能という別物だ。
ディネが大砂漠専用の幻想馬という点から,アドゥアナートは大砂漠を除いた「果てしない冬の山」「シェレカンの地」「朝の国」「怨鬼の夜」専用の幻想馬として適用される予定だという。
アドゥアナートは8世代以上の馬を覚醒させることで獲得可能となる。そのためには「純白の羽根」「クログダルの精霊石」が必要だ。純白の羽根はカーマスリビア西部と北部の狩場で獲得できるほか,取引が可能になので取引所での売買もできる。
なお,今回のアップデート情報で公開された情報に関連するアイテムについては取引所での取引が一時的にロックされ,出品者のもとに戻される措置が取られている。次回のメンテナンス以降は再出品できるようになるので安心してほしいとのこと。こちらはお知らせでも案内されている。
アドゥアナートの実装は韓国で1月21日,日本を含むグローバルで2月4日の予定となっている。アドゥアナートの実装と同時に,既存の幻想馬であるドゥームの移動速度もアップされるとのことだ。
クーポンコードで入手できるのは「[選択]幻想馬挑戦箱」が1個,そして「加護が宿った光/霧の結晶選択箱」1個となる。「加護が宿った光/霧の結晶選択箱」では「加護が宿った光の結晶2個」か「加護が宿った霧の結晶1個」を選択して獲得できる。
「加護が宿った光の結晶」は0〜+4段階までの深淵等級のルーンや,0〜+9段階までの太古等級のルーンの突破を試みる際に100%成功するアイテムだ。
一方,「加護が宿った霧の結晶」は+10〜+19段階までの太古等級のルーンの突破時に100%成功するアイテムになっている。これらは「エリアン:ルーン」でも「ハドゥム:ルーン」でも使用できる。
●「果てしない冬の山」「シェレカンの地」リニューアル
「果てしない冬の山」は大砂漠に続くオープンワールド地域として2023年夏に実装されたエリアだ。推奨戦闘力は39556〜61548だが,リニューアル後は39000〜83000の戦闘力の区間が拡張される。
あわせて戦利品も各狩場に応じて調整が入る。基本的に,今回拡張された推奨戦闘力61000以上の狩場では,より多くの戦利品を獲得できるようになる。なお,すべての狩場での「空虚の目」の獲得は維持される。
具体的な例として,「雪獣人冬木守」が出現する54632の狩場は出現モンスターこそ変更されないものの,推奨戦闘力67100に変更され,獲得アイテム「空虚のブレスレット」はそのままだ。
「フローズンジャイアント族」が出現する推奨戦闘力57512の狩場は,73800の「エレカントファイター」が出現する狩場に変更され,獲得アイテムも「空虚のネックレス」から「空虚のリング」になる。
また,「最高級経験の書」が入手できる「冬のフォレストロナロス」の狩場は既存の3か所から5か所に増加する。
「エレボク」を召喚できる「薄暗い冬の心臓」も獲得確率が増加し,ネックレス部位の深淵,太古等級の記憶刻印も追加で獲得できる。
さらに,もう1つのオープンワールド地域である「シェレカンの地」もリニューアルが予定されている。こちらも「果てしない冬の山」と同様に,戦闘力の区間が再調整される。既存の「シェレカンの地」は43000〜60000台の狩場分布になっていたが,リニューアル後は42500〜83000までの狩場が存在することになる。
獲得報酬に関しては,これまで同様に「封印された伝承の輪」が獲得できる。それに加えて,戦闘力の区間ごとに太古等級の「伝承の輪」や「知識経験の書:カツバリアク」「影の紐」「太古水晶の結晶体」「最高級経験の書」をメイン報酬として獲得できるようになる。
なお,「最高級経験の書」はリニューアル後の「シェレカンの地」では4か所で獲得できるとのこと。その狩場は,戦闘力47000の「フレデリック」,58250の「蔓の守護者」,67250の「ガクツムの処刑者」,83000の「アイトゥアール」となる。
そして「シェレカンの地」にも新たなボスが追加される。それは「アズナク戦場」で出会える「リブル」だ。
「シェレカンの地」で狩りをしていると入手できる「シェレカンの血石」を使用することで召喚でき,リブルを倒すと「時計のぜんまい」「封印された伝承の輪」などの戦利品を獲得できる可能性がある。
また,低確率で混沌等級の「伝承の輪」も獲得できるという。
こちらのアップデートは韓国で12月31日,日本を含むグローバルで1月14日を予定している。
●空虚等級の「伝承の輪」アップデート
「シェレカンの地」のリニューアルにともない,空虚等級の「伝承の輪」もアップデートされる予定だ。具体的には+5以上の混沌等級の「伝承の輪」を保有している場合,製作メニューから製作することができるようになる。必要素材は「竜涎香」「アクラド」「空虚の目」となる。
空虚等級の「伝承の輪」も強化や魔力刻印のために「封印された伝承の輪」が必要だ。
なお,既存の混沌等級に魔力刻印をしたものは,そのまま引き継がれるとのこと。空虚等級では既存の刻印に加えてもう1つの能力値「クリティカルダメージ量最大値増加」(最大値30%)の刻印が追加される。
こちらのアップデートは「シェレカンの地」リニューアルと同様,韓国で12月31日,日本を含むグローバルで1月14日の実装を予定している。
なお,このアップデートによって「封印された伝承の輪」がさらに必要になってくるとのこと。その「封印された伝承の輪」を獲得できる新コンテンツも発表された。
●毒のデバフに耐えつつPvP&PvE! 「ナイトメア:トシュラ」
上で紹介した「封印された伝承の輪」を獲得できる新コンテンツ,それが「ナイトメア:トシュラ」だ。
そのほかの報酬として「上級経験の書」や「次元の欠片」「[深淵]凝縮された黒いオーラ」「混沌の結晶」「[深淵]光原石箱」などが,最上位の狩場よりも多く獲得できるようになる。
ナイトメアは過去にも存在していたが,上位プレイヤーからは再実装の要望が多かったコンテンツだという。今回の「ナイトメア:トシュラ」はPvPとPvEが結合したコンテンツとなっており,24時間入場できる。
戦闘力68000以上の冒険者が入場できる「ナイトメア:猛毒のトシュラ」と戦闘力40000以上の冒険者が入場できる「ナイトメア:トシュラ」があり,どちらも25の狩場に分かれていて,50人(合計100人)まで入場可能だ。
通常の「ナイトメア:トシュラ」でも「封印された伝承の輪」などの報酬が期待できるとのこと。
「ナイトメア:トシュラ」では入場から10分間モンスターを狩れるが,そこからさらに狩りを延長したい場合は,モンスターやほかのプレイヤーを排除しなければならない。そうして制圧することで,さらに10分間の狩り時間が延長される仕組みだ。ただし,狩場の人数が上限の80%以上だった場合,ほかのプレイヤーを排除しない限り利用可能時間が更新されない。
ここまでは既存のナイトメアと同様だが,「ナイトメア:トシュラ」では,設定上,毒の地域ということもあり,狩りの開始と同時に攻撃力や防御力が低下するデバフ「トシュラの猛毒」が進行していく。「ナイトメア:猛毒のトシュラ」では攻撃力は最大32300まで,防御力は最大32000まで下がってしまうという。
この「トシュラの猛毒」の効果は「ナイトメア:トシュラ」から退場後,6時間経過しないと解除されない。つまり実質的なクールタイムが6時間あることになる。「トシュラの猛毒」による戦闘力と防御力の低下は「ナイトメア:トシュラ」でのみ効果があるもので,ほかのコンテンツで遊ぶ場合には影響しないとのこと。
なお,デバフ効果が解除されないうちに「ナイトメア:トシュラ」に入場してしまうと,デバフ解除までの時間は再び6時間に延長されてしまうので注意が必要だ。
「ナイトメア:トシュラ」では「クバリアク」というネームドモンスターやボスの「トゥラカ」が登場することがあるので,戦闘力や防御力が減少した状態で出会うとやられてしまうこともあるかもしれないとのこと。
とくにボスの「トゥラカ」はほかの冒険者と一緒に討伐する必要があるくらいの強さらしい。
また,同じギルドメンバー同士は攻撃できないようになっているので,ギルドメンバーで誘い合って入場するといいだろう。
ちなみに,現在の「歪んだ悪夢」については「ナイトメア:トシュラ」の実装と同時に撤去される予定になる。
ナイトメアは「ナイトメア:雪山」の実装も予定されており,実装後は期間に応じてローテーション形式で挑戦できるナイトメアコンテンツのエリアが変わっていく計画とのこと。
こちらも基本的なルールは「ナイトメア:トシュラ」と同様だが,吹雪が荒れ狂う雪山ということで,攻撃速度と移動速度が低下するデバフがかかるようになる。また,「ナイトメア:雪山」では,「空虚の目」が獲得できるそうだ。
「ナイトメア:トシュラ」の実装は,韓国で1月7日,日本を含むグローバルで1月21日を予定している。
●「夜明けの装備」に覚醒アップデート!
「夜明けの装備」の覚醒も実装が予定されている。まず,必要な素材としては,夜明けの装備の製作材料と同じ「弘益の炎」「混沌の軸」「アクラド」だ。各部位に必要な数も製作の際と同数となる。
覚醒した夜明けの装備は,メイン武器の場合,攻撃力が400,補助武器の場合,攻撃力が210,防御力が84上昇する。合計すると1544の戦闘力が上昇する。
夜明けの装備の覚醒は韓国で12月17日,日本を含むグローバルで12月31日にアップデートが予定されている。
●HPを1500回復できる「凝縮されたHPポーション」
キャラクターの戦闘力増加によって,既存のポーションでは回復力が心もとなくなってきたところだが,このタイミングでHPを1500回復できるポーションが実装されると発表された。
こちらは製作で入手でき,素材は「HPポーション(極)」と「命の太陽石」「精霊の粉」となる。新アイテムの「精霊の粉」はカーマスリビアの全地域で狩りをすると新たに獲得できるもので,もちろん取引所での取引も可能だ。
こちらの実装は韓国で1月7日,日本を含むグローバルで1月21日を予定している。
また,「オーネットの精霊水」の上位バージョンの宝も準備中とのことで,今後のアップデートの際に改めて案内されるようだ。
●プレイヤーからの要望が多かった「記憶刻印プリセット」が実装される
開発元にはスキルやペットのような,ほかのコンテンツもプリセットを作ってほしいという要望が多く寄せられていた。その中でも「記憶刻印プリセット」がほしいという要望がとくに多かったとのこと。そこで今回,その「記憶刻印プリセット」を実装することになったという。
「記憶刻印プリセット」では,記憶刻印が一括で確認できるほか,サーバー全体,そしてフレンドやギルドメンバーがどんな記憶刻印を装備しているのか,検索して確認する機能なども実装されている。強い冒険者の記憶刻印を参考にできるというわけだ。
また,プリセットのコピーも可能で,自分で設定しておいたプリセットの中から好きなプリセットを呼び出せる。そこから少し変更して,新たなプリセットとして登録することが可能だ。
プリセット自体は家門内で共通となる。さらに「記憶刻印プリセット」のアップデートによって,装備の記憶刻印がすべて抽出されてメールで支給されるとのことだ。
「記憶刻印プリセット」はすでに開発が完了しているそうで,韓国で12月17日,日本を含むグローバルで12月31日に実装が予定されている。
●深淵衣装「ダムドスケイルアルジェント」が登場!
新能力値衣装である深淵等級の「ダムドスケイルアルジェント」の実装も公開された。
深淵衣装の製作方法は2種類あり,1つは保有している神話衣装と「職人の糸巻き」「シルバー」を材料とする方法,もう1つは「記憶の欠片」を材料にする方法となる。
また,既存の装備の混沌魔力刻印と同様に「職人の糸巻き」を使用し,深淵等級の衣装も改良できる。魔力刻印が可能なソケットも1つ追加され,衣装は防御力,武器衣装は攻撃力を1から最大100まで上げられる。
なお,既存の神話等級の衣装で改良していた能力値はそのまま維持されるため,さらなる戦闘力のアップが期待できるとのことだ。
これらはすべての装備を同時にアップデートする必要があるため少し時間が必要で,韓国で1月21日,日本を含むグローバルで2月4日のアップデートを予定している。
●クリスマスにピッタリの家具「ノエル特製家具」
キャラクター選択画面にも配置できる,クリスマス向けの家具も実装される。韓国で12月17日,日本を含むグローバルで12月24日にアップデート予定だ。
●シーズンの廃止およびイベントの実施について
韓国ではサーバー移動なども実施予定だ。これによりシーズンを廃止し,「成長パス」が実装されるとのこと。
「成長パス」は新規冒険者向けのシステムでリセットできない。その代わり,ウィンターシーズンを待っていた冒険者向けに「2024 カルフェオン宴会 幸運の出席簿」など,豪華な報酬を得られるイベントを行っているという。
主に2025年3月までのアップデート内容が一気に発表された「2024 カルフェオン宴会」。多数のクーポンコードも公開され,2025年に向けての期待が高まってきた感じだ。まずは直近のアップデート,新クラス「デッドアイ」を楽しみつつ,大きく変わっていく「黒い砂漠MOBILE」の世界を堪能していこう。
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