プレイレポート
「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」プレイレポート。可愛いだけじゃなく,奥深いゲームの魅力をお届け
本作は,放映中のTVアニメ「刀使ノ巫女」の世界をゲームオリジナルキャラクターの視点から楽しめる“剣戟コマンドバトルRPG”。「刀使」(とじ)と呼ばれる帯刀した少女たちによる,アニメ本編とは異なるもう1つの物語を描くタイトルだ。
今回4Gamerは,そんな本作のプレイインプレッションをお届けしよう。
「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」公式サイト
「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」ダウンロードページ
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アニメとは異なる主人公
「安桜美炎」視点のストーリー
「刀使ノ巫女」は,現代をモチーフとした世界観を背景に,異形の存在「荒魂」(あらだま)によって引き起こされる事件を,特殊な日本刀「御刀」(おかたな)を振るう神薙ぎの巫女「刀使」が解決していくという物語を描く作品だ。
刀使は女性にしか務まらず,彼女たちのほとんどは成人前の学生かつ警察組織に属する国家公務員の身で,全国に5か所ある中高一貫の訓練学校に通っている。
テレビアニメの主人公「衛藤可奈美」(えとうかなみ)は,全国から集まった選りすぐりの刀使たちが技を競い合う剣術大会,「御前試合」への出場権を賭けた本学院の校内予選を制するほどの実力者だが,この予選における準決勝で相手をし,のちに再戦の約束を交わした同級生の少女がいた。本作では,その少女であるゲームオリジナルキャラクター「安桜美炎」(あさくらみほの)を主人公とし,彼女の視点からテレビアニメとリンクした物語が描かれる。
「隊列」「陣形」要素も搭載したターン制バトル
“剣戟コマンドバトル”システムとは
本作のバトルはターン制を採用。4名のメインメンバーと8名のサポートメンバーからなるパーティを編成し,コマンド「攻撃」「連携」「奥義」の中から各メンバーの行動を選ぶことでバトルを進めていく。
コマンド「攻撃」は,ターゲティングした敵に通常攻撃を行う。攻撃を選択した敵には,次回以降に行動する味方がコマンド「連携」を選べるようになり,通常攻撃を行うメンバーと共に敵にダメージを与えられる。同じ対象に攻撃→攻撃をするよりも,攻撃→連携とつなげたほうがダメージ総量は多くなるが,連携を選んだメンバーが行動前に敵からダメージを受けると,連携はキャンセルされるので注意が必要だ。
なお,メインメンバーと敵は「斬」「突」「壊」という3種類の属性いずれかを持っており,斬>突>壊>斬の3すくみになっている。コマンド選択時は,味方と敵それぞれの属性を確認し,戦闘を有利に進めていこう。
各キャラは,ターン経過で溜まる奥義ゲージが満タンになると,コマンド「奥義」を選択して強力な攻撃などを繰り出せる。奥義の効果は,敵全体にダメージを与えたり,味方を回復したりと,その種類はキャラによってさまざま。
メインメンバーのように直接戦闘に参加することはないが,さまざまなスキルで戦況を動かせるのがサポートメンバーだ。サポートメンバーに設定された8名は,戦闘中,ターン経過に応じて溜まる「SP」を消費してバフやデバフ,回復などでメインメンバーを支援できる。カードゲームのデッキと手札のようなシステムで,バトルではランダムで選ばれた3名のサポートメンバーから選択して発動でき,次のターンに1名がデッキから補充される形だ。
パーティを編成するとき,メインメンバーの「隊列」と「陣形」も重要なポイントだ。隊列はメインメンバーの立ち位置を前列/後列で選べるシステムで,前列のメインメンバーは敵に狙われやすくなるが,敵の前列と後列の両方を攻撃できる。一方,後列のメインメンバーは,敵に狙われにくいが,敵の前列を超えて後列を攻撃することはできない。
隊列システムに慣れないうちは,耐久力の高いメインメンバーを前列,火力の高いメインメンバーを後列に配置するのがいいだろう。
陣形は,メインメンバーの隊列や,編成順によってステータスが加算されるシステムだ。前列のメインメンバー全員の“攻勢”を上昇させる「一文字」,1番に編成したメインメンバーの“攻勢”(前列)か“精神”(後列)を強化する「単騎駆」などが存在するので,パーティの方向性に合わせて選ぼう。陣形にはレベルの概念もあり,戦闘を繰り返してレベルアップすると加算されるステータスが増えることも覚えておきたい。
そのほかバトルには,フレンドまたは野良のプレイヤーから1名のメインメンバーを同行させられる。同行させたメインメンバーは,戦闘不能になったメインメンバーと交代する形で参戦するが,メインメンバーが4名に満たない場合,最初から戦闘に参加となる。
やり応え十分の育成要素
どのステータスから伸ばそうか
メインメンバーとサポートメンバーは,強化によってそのステータスやスキルの効果を上昇させられるが,強化方法はそれぞれで異なる形となっている。
まずメインメンバーは,「生命」「攻勢」「身体」「守勢」「精神」というステータス項目が存在し,各値はキャラクター固有のボード上でマスを開放することで上昇させられる。マスの開放数がそのままレベルとなるが,開放には,クエストや曜日イベントなどで集められる専用の素材が必要だ。本作におけるいわゆる“石”「虹珠鋼」を消費して,素材を使わずに直接開放することもできる。
メインメンバーは“奥義書”を与えて奥義のレベルを上げたり(最大レベル5),御刀や護符を装備したりすることでも,戦闘力を高められる。奥義書や,御刀作成素材は,ストーリーの進行に応じてアンロックされる「大荒魂討伐戦」や「遠征」といったコンテンツで獲得可能だ。ちなみに護符については,今後開催される予定のイベントで入手できるという。
そしてサポートメンバーは,不要なサポートメンバーや強化用サポートメンバーを素材とすることでレベルアップさせられる。強化に費やすサポートメンバーが,強化するサポートメンバーと同じ訓練校だった場合,得られる経験値が1.2倍に増えるので,この点はぜひ押さえておこう。
豊富なコンテンツを一通り紹介
時間を忘れて眺めてしまう着せ替え要素も
最後に,本作で楽しめるコンテンツを一通り紹介していこう。
■クエスト
「メインストーリー」は,アニメとリンクした物語を楽しめるメインのモードだ。曜日ダンジョンに相当する「定期任務」や,期間限定で特別仕様のメインメンバー/サポートメンバーを報酬として得られる「イベント」,キャラ別ストーリー「刀使のエピソード」,そしてミニマップを探索する「大荒魂討伐戦」という計5種類のクエストが用意されている。
■演武大会
演武大会は,ほかのプレイヤーのデータと戦える非同期型PvPだ。1週間ごとに大会期間が区切られており,シーズンが切り替わるタイミングで自身のいる階級に応じた報酬を受け取れる。
■遠征
最大4名のサポートメンバーを全国に派遣し,一定時間の経過後にアイテムを獲得できるシステムが遠征だ。遠征先によって帰還までの時間が異なり,サポートメンバーの編成&強化次第で獲得アイテムの質も変わってくる。
■着替え
3Dグラフィックスで描かれる,眉目麗しい刀使たちだが,着替え要素によって,その魅力をさらに味わえる。
着替えモードでは,獲得済みメインメンバーのキャラクターモデルをじっくりと眺められるだけでなく,衣装の変更も可能だ。デフォルトは通学先の制服だが,ガチャやイベントなどを通じて新たなメインメンバーを手に入れると,その衣装を着せられるようになるのだ。
もちろん,着替えさせた衣装はバトルにも反映される。縦画面でキャラクターモデルを拡大,縮小,回転だけでなく,ポーズを取らせることも可能で,着替えさせたり,眺めてみたり,再び着替えさせたりと,忙しくなること請け合い。
ポーズは「笑う」や「恥じらう」など数パターンが存在するので,スクリーンショットの撮影も捗るだろう。デフォルトの制服だけでも可愛らしさ満点なので,この機能を確認するためだけにでも,ゲームをダウンロードする価値はあるはず。
アニメとリンクしたライブ感のあるフルボイスストーリー,戦術性の高いバトル,豊富なコンテンツ,そしてオートモードによる手軽さも兼ね備えた「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」は,プレイヤーのさまざまな要望に応えるべく作られた印象のゲームだ。
現在は「★4メインメンバー確定召集券」がもらえる“チャレンジミッション”キャンペーンも実施中なので,ゲームを始めたらまずはチャレンジミッションのクリアを目指してみるのがいいだろう。また,チュートリアル終了後には,11連ガチャが1回引ける分の虹珠鋼3800個に加えて,「★3衛藤可奈美(メイン)」と「★4安桜美炎(サポート)」が手に入るので,ぜひ実際にプレイして刀使の可愛らしさと,バトルの奥深さを体感してみてほしい。
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刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火
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(C)伍箇伝計画/刀使ノ巫女製作委員会
(C)2018-2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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