［JAEPO2019］「Fate/Grand Order Arcade ファンミーティング in JAEPO2019」をレポート。当日実装された「スカサハ」などが発表

　2019年1月26日，ジャパン アミューズメント エキスポ 2019（JAEPO2019）のセガ・インタラクティブのブースにて，「Fate/Grand Order Arcade ファンミーティング in JAEPO2019」が開催された。普段はゲームセンターなどで開催されるファンミーティングのJAEPO版ということで，今回も初公開となる新情報が明らかになった。本稿ではその模様をお届けしよう。


　当日は，「Fate/Grand Order Arcade」（以下，FGOアーケード）ディレクターのゲームセンターいかみ氏，クイック石倉氏（マーケティングディレクター），そしてFGOプロジェクトのクリエイティブプロデューサー塩川洋介氏，ゲームライターのブンブン丸氏が登壇し，トークを繰り広げた。

MCのゲームライター ブンブン丸氏（左）と，ディレクターのゲームセンターいかみ氏（右）

FGOプロジェクトクリエイティブプロデューサー塩川洋介氏（左）と，マーケティングディレクタークイック石倉氏。塩川氏は，ゲストで登場する予定だった声優の植田佳奈さんが体調不良により欠席となったため，急遽出演が決まったのだという

　最初のトークでは，FGOアーケードが稼働してからの約半年を開発陣が振り返った。
　印象に残っている出来事として，いかみ氏は「邪龍百年戦争 オルレアン」で行われた“魔神柱”と戦うマスター協力型のイベント「制圧戦」を挙げた。開発陣はプレイヤーが魔神柱を倒すまでの最速タイムがどの程度になるのかにも注目していたそうで，イベント前は「30秒は切れないだろう」と予想していたのだという。
　しかし，イベントが始まると，20秒台のタイムを叩き出す人もおり，「想定を超えたプレイヤーの攻略スキルに開発陣一同が感心していた」と述べた。また，塩川氏も同じく魔神柱について触れ，「魔神柱の登場はFGOアーケードならではの予兆であり，これからのメインクエストで魔神柱が一体どうなっていくのかに注目だ」と語った。


　そして，石倉氏が挙げたのは現在実施中の「ダ・ヴィンチ（ライダー）獲得キャンペーン」だ。これは「FGO冬祭り」会場で発表されたキャンペーンで，新規サーヴァントがFGOアーケードからお披露目になったことが大きな話題となった。

2018年11月末以降に行われた主なイベントの一覧

　FGOアーケードでは，1月23日に大きなバトルバランスの調整が行われた。稼働から半年が経過し，ゲームに慣れてきたプレイヤーからは意見や要望が出ており，それに応える形で実施された調整となる。
　「ちょっとずつ直してちょっとずつ変わっていくのは，プレイヤーが戸惑う恐れがあったため，思い切ってまとめて反映させた」といかみ氏は語り，すべてのサーヴァントにおいて，プレイフィールを損なわない調整をしたのがポイントだという。今後もこうしたバランス調整は定期的に行っていくとのことだ。

ゲームのバトルバランス調整は1月23日に実施

　次に，公式サイトで受け付けた登壇者への質問を紹介するコーナーへ移った。最初に読まれたのは，本日欠席となった植田佳奈さんへの質問で「本作のプレイヤーでもある植田さんは，仕事があるなか，いつゲームセンターに通っているのか」というものだった。
　これには植田さんと一緒に本作をプレイすることもあるというブンブン丸氏が，「植田さんはいつも仕事が1，2時間空くと，最寄りのゲームセンターに行って，とにかくサーヴァントの育成を黙々とやっている」と回答した。

　続いては，そのブンブン丸氏へ，「FGOアーケードは今後ゲームセンターでどんな存在になっていくか」という質問が投げかけられた。ブンブン丸氏は「『どうなるか』という予想より『こうなってほしい』という希望がある。例えば，チームバトルの全国対戦において，対戦のモチベーションが上がるような要素を入れてほしい」と述べていた。

　いかみ氏へに向けられた質問は，「今後の改善に関してどんな展望があるか」という内容で，いかみ氏は「現在までにプレイヤーがいろいろな遊び方をしていることは認識していて，それぞれが盛り上がれることをやっていきたいという構想はある」と返答した。
　最後に「公式サイトの『ゲームセンターいかみレター』から随時要望を受け付けているので送ってほしい」と語ると，塩川氏が「マイルームを360度回せて，なおかつカメラをズームインできるようにしてほしい」と早速提案。来場者から拍手が上がっていた。

　ステージでは，本来植田さんが担当する予定だったグレイルウォーのリアルマッチングをブンブン丸氏が代役として行ったあと，最新情報が明らかになった。1月31日から2月14日に実施予定の「Happy Valentine限定召喚2019（前半）」では，期間限定で新しい概念礼装が追加されるとアナウンスされた。



　続いては，「カルデアゲート全クエスト消費GP150キャンペーン」が発表された。これは期間限定のサーヴァントの強化支援キャンペーンで，「種火集め」「修練場」「宝物庫の扉を開け」のクエストで消費するGPが，クエストの難度にかかわらず150GPになるというものだ。
　1クレジットで対象のクエストを2回こなせる計算なので，「この機会にサーヴァントを育ててほしい」といかみ氏は語る。またこのキャンペーンに合わせて，修練場で獲得できる「スキル強化＆霊基再臨素材」の情報が公式サイトとカルデアWebマイルームβ版にて掲載されることも決定した。


　そしてここからは，新規サーヴァントの情報が発表となり，スクリーンには現在開発中の「カルナ」「酒呑童子（アサシン）」「スカサハ（ランサー）」の3DCGやFGOとの比較画像が披露された。

カルナ

酒呑童子（アサシン）

スカサハ（ランサー）

　さらにスカサハは，このステージが行われた1月26日当日に実装されると発表され，来場者から大きな歓声が上がった。「スカサハ（ランサー）」は，1月26日から2月28日まで実施される「スカサハピックアップ召喚」に期間限定で実装される。

発表当日が実装日という嬉しいサプライズ

「スカサハピックアップ召喚」が現在実施中

ピックアップ召喚の期間限定礼装は3種

当日発表されたイベント等のスケジュールはこちら

　そしてステージの最後には「ともに挑め，マスターたちよ。」のメッセージとともに，ドラゴンのようなシルエットが確認できる映像が流れた。映像の詳細についてはまだ秘密とのことだが，いかみ氏は「このメッセージからいろいろ想像を膨らませてください」と述べ，「今後もいろいろ新しい展開を用意しているので，よろしくお願いします」とメッセージを送った。

最後に流れた謎の映像。最初に現れた3人のシルエットにも注目

スカサハのカードと「Happy Valentine限定召喚2019（前半）」の概念礼装カードは会場に展示された

「Fate/Grand Order Arcade」公式サイト