Nintendo Switch版「The Sexy Brutale」が2017年秋に発売決定。仮面舞踏会で起きる殺人を防ぎ，ループする1日からの脱出を目指す

※記事内の画面写真はすべて開発中のものです。

　日本一ソフトウェアは，Nintendo Switch用ソフト「Sexy Blutale」（セクシー・ブルテイル）を2017年秋に発売することを明らかにした。価格は税込で2160円になる予定。
　本作は，同社が展開する“日本一 Indie Spirits”プロジェクトの第4作として，2017年6月にPlayStation 4向けに発売した同名のミステリー系アドベンチャーゲームの移植作。開発は，Tequila WorksとCavalier Game Studiosが手がけている。

　本作の舞台となるのは「セクシー・ブルテイル」と呼ばれる英国の屋敷。ここで開催されている仮面舞踏会のゲストが，屋敷の使用人達に次々と殺される事件が起きている。
　プレイヤーは，「ゲストが殺されるとその日の12時に時間が巻き戻る」という状況を利用し，殺人を“未然に防ぐ”ことになる。そして，すべてのゲストの命を守り，物語の謎を解くのが目的だ。


　主人公は「ラフカディオ・ブーン」という名前の老いた宣教師。彼も仮面舞踏会に招かれたゲストの1人だったのだが，気を失っていた彼が屋敷の一室で目を覚ますと，そこには血まみれの女性が立っていた。
　ブーンが彼女に導かれるまま屋敷を探索すると，屋敷の使用人に「レジナルド・シックスペンス」という男が射殺される様子を目撃してしまう。すると，土曜日の15時45分から12時まで時間が巻き戻った。

謎の女
邸宅で目覚めたブーンが初めに出会う謎の女性。その恐ろしい外見とは裏腹に、ブーンに対して非常に協力的な姿勢を取っており、何も知らないブーンを導いてくれる。

　ブーンは，このままでは永遠にこの屋敷で同じ1日を繰り返すことになり，自分がシックスペンスの運命を変えない限り，彼は15時45分に殺され続けることを知る。
　このループを終わらせるためには，使用人とゲスト（被害者）に姿を見られてはいけないという。殺人を直接は阻止することはできないため，ループを繰り返して得た情報をもとに，殺人を“間接的”に阻止する方法を見つけ出すのがブーンの役割だ。


　本作では，12時から24時までの12時間がループするという状況。ゲーム内では時間の進行に合わせ，ゲストや使用人がリアルタイムで行動する。人物達の行動や手がかりが書き込まれていく屋敷の見取り図を頼りに，探索を進めるのだ。


　探索中に手に入れたアイテムも重要な手がかりなのだが，こちらは24時の鐘が鳴って時間が巻き戻るとともに，手元から消えて元の場所に戻ってしまう。どこにあったのかを覚えておくことも重要になる。

「空砲」 弾丸の込められていない銃弾。発砲すると大きな銃声を響かせる。

「ハングリーなお守り」 禍々しい雰囲気を持つ呪物。まずはこれが何なのかを調べる必要がある。

ブーンは殺人を防ぐことで「能力」を手に入れる。探索に役立てれば，別の被害者を救うことも可能になるかもしれない

「The Sexy Brutale」公式サイト

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ラフカディオ・ブーン
プレイヤーの分身となる、年老いた宣教師。邸宅のとある部屋で目覚め、舞踏会のゲスト達が殺害されるのを目撃してしまう。その後、仮面舞踏会の惨劇を知った彼は、殺人を阻止し、陰謀を暴いていく。

レジナルド・シックスペンス
天才時計職人でありエンジニア。邸宅のあちこちに置かれた豪華絢爛な時計は彼の手によるもの。

トリニティー・キャリントン
盲目の彫刻家で、世界で最も才能ある芸術家のひとり。セクシー・ブルテイルの主人は館を飾るための彫刻を彼女に依頼した。

サーノス・ゴレッキ
独創的な仕掛けに満ちたセクシー・ブルテイル邸を設計した建築家。邸宅に関する知識は豊富だが、そんな彼でも館の主が抱える秘密をすべて知っているわけではない。

侯爵
セクシー・ブルテイルのオーナーで仮面舞踏会の主催者。謎めいた人物として知られており、現在は姿を消している。

使用人
セクシー・ブルテイルで働く使用人たち。礼儀正しく、気配りが行き届いていることで知られている。

しかし今年の仮面舞踏会では、その素晴らしい才能は計画的で無駄のない殺人を実行するために発揮されているようだ。

今、この邸宅にいる客人は何人たりとも彼らの奇妙で恐ろしいもてなしからは逃れられない。立て続けに起こる凶行は、いったい誰の意思によるものだろうか？