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印刷2022/04/28 18:00

プレイレポート

【PR】独特の緊張感がたまらないPvPvEシューター「Hunt:Showdown」プレイレポート。日本語化対応+コンテンツの充実でより遊びやすく進化

画像集#025のサムネイル/【PR】独特の緊張感がたまらないPvPvEシューター「Hunt:Showdown」プレイレポート。日本語化対応+コンテンツの充実でより遊びやすく進化

 Crytekが2018年2月22日に発売したPvPvEシューター「Hunt: Showdown」PC / PS4 / Xbox One)。発売当初は日本語で遊べなかったこともあり,国内ではあまり馴染みがなかったと思うが,発売から4年が経過した今でも精力的にアップデートが続けられ,より遊びやすい作品へと進化を遂げている。

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 本記事では,発売から4年経った現在も400万人以上のユニークプレイヤーに遊ばれ続けている本作のプレイレポートをお届けする。前述のとおり,発売時のローカライズは行われていなかったが,現在は日本語にも対応済みだ。当時は言葉の壁で楽しめなかったという人もすんなり遊べるだろう。

 ちなみに筆者は当時,発売と同時に本作を購入しているのだが,マッチング相性やPCスペックの問題でまともに遊ぶことができずに頓挫,最近PCを新調したこともあり,あらためて1895年のルイジアナ州にハンターとして再就職した次第だ。



「Hunt: Showdown」公式サイト

「Hunt: Showdown」Steamページ



「Hunt: Showdown」ってそもそもどういうゲーム?


 本作は,1895年のアメリカ・ルイジアナ州を舞台とするPvPvEシューターゲームだ。プレイヤーは,クリーチャーがはびこるバイユーで賞金稼ぎとなり,クリーチャーのハントとエリアからの脱出を目指す。

 ジャンルにPvPvEと付いているが,これは「Player versus Player versus Environment」の略称で,対人戦の「PvP」,対環境(AI制御の敵や獣といったNPC)の「PvE」を組み合わせたものとなっている。本作で言うと,マップに出現する凶悪なクリーチャーがPvE要素で,ゲームに参加する敵プレイヤーがPvP要素にあたるという認識でいいだろう。

 本作の魅力はPvEとPvPが織り成す緊張感にあり,プレイヤーは常に死と隣り合わせの状況でゲームを進行することになる。この緊張感はゲームデザインのみならず,探索する美しいフィールドや,プレイヤーから支持されるゲームBGM,環境音によって増しており,本作ならではの独特の雰囲気を作りあげている。

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バウンティハントモードの基本的な流れをレクチャー


 PC版での操作について簡単にまとめておくと,本作は一般的なFPSと同様に,移動を[W/A/S/D]キーで,視点操作をマウスで行う。移動については,歩きのほかにダッシュとしゃがみ歩きがあり,歩きとしゃがみ歩き時は物音を最小限に留めることができ,クリーチャーに感知されにくくなる。射撃などの攻撃はマウスの右クリックで構えて,左クリックで実行する。そのほか,武器のリロードは[R],切り替えは[X]といったようにアクションごとにキーが設定されている。1度に全部覚えるのは大変なので,チュートリアルなどをプレイしながら覚えていこう。

 基本的な攻撃方法は銃撃となるが,ほかにもメリケンサックや投げ斧,地雷などさまざまなものが用意されている。これらの武器はショップで販売されており,インゲームマネーを消費して購入できる。体力回復用のアイテムなどもあるので,マッチングする前に覗いて必要なものを買い揃えておくといいだろう。

銃器以外に,クロスボウや弓なども売っている。プレイスタイルに合わせて購入していこう
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 また,プレイヤーが操作するキャラクターも,インゲームマネーを消費することで変更できる。初期装備が違っているなど個性があるので,自分に向いたキャラクターを選んで購入しよう。ただし,本作はプレイヤーのレベル的な要素であるランクが10に到達すると,デスペナルティが生じるようになる。ランク10以降のプレイでキャラクターが死亡すると,雇用したハンター及び装備品はすべてロストしてしまうので,より慎重な立ち回りをするよう心掛けたい。

雇用できるハンターの中には無料キャラクターも存在する
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 ここからは本作で遊ばれるメインモードの「バウンティハントモード」を解説していこう。基本的な流れは,「ボスモンスターの手がかりを見つける」→「ボスモンスターを発見して撃破」→「ボスモンスターをバウンティ化」→「エリアからの脱出」という4ステップで行われる。ステップごとに内容をまとめるので,1つずつ確認してほしい。


●ボスモンスターの手がかりは近場から探すべし


 最初にプレイヤーはマップのどこかに配置されているボスモンスターの手がかりを探すことになる。手がかりはマップに3か所配置されており,すべて集めることでボスモンスターの住処を完全に特定できる。

 手がかりを探すのに役立つスキルが「暗視」で,使用することで周囲が暗くなる代わりに,手がかりが青く輝いて表示される。光り方が強いほど近く,弱いほど遠い位置の手がかりとなるので近場のものから探していこう。

 なお,マップにはゾンビのように徘徊しているGRUNTや,体が硬い装甲で覆われたARMOREDといった手強いNPCがウロウロしており,手がかりを探している最中も油断はできない。
 もちろん,これらの雑魚敵は片っ端からブチのめしていってもいいが,派手に戦闘していると,ほかのプレイヤーに位置がバレてしまうので,極力戦闘は回避していくほうがいいだろう。

暗視状態だと手がかりは見えやすいが,暗すぎてモンスターが確認できなくなる。使いっぱなしは厳禁だ
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千里の道も一歩。地道に手がかりを集めていこう
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●手がかりをもとにボスモンスターの住処を特定していく


 手がかりを獲得するとマップのいくつかのエリアがグレイアウトしていく。これはその位置にはボスモンスターの住処が「ない」ことを表しており,少しずつ住処の位置が絞られてくる。

 探索するエリアが狭まっていくということは,必然的にほかのプレイヤーと遭遇する可能性も上がっていくということで,このあたりは若干バトルロイヤルゲーム風の演出に近い。手がかりをすばやく集めることで,ほかのプレイヤーを出し抜くこともできるので,手がかり探しと住処の特定はできるだけ急ぎたい。

初期状態のマップ
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ボスモンスターの住処が判明した状態のマップ
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●ボスモンスターはすばやく撃破!……だが,漁夫の利を狙うのもアリ


 手がかりから住処を割り出したあとは,いよいよボスモンスターとのご対面となる。耐久力が高く簡単には無力化できないが,戦闘が長引けば長引くほど,ほかのプレイヤーも集まってくるので,迅速な撃破を目指したいところ。マップに落ちているランタンや火炎瓶といった,燃焼ダメージを継続的に与えるアイテムを使うことで,効率よくダメージを与えられるので,うまく活用していこう。

 なお,すでにほかのプレイヤーがボスモンスターと交戦しているなら,遠距離から妨害しつつ,漁夫の利を狙っていくといいだろう。

豚の頭をしたボスモンスター“BUTCHER”。肉フックで殴られると燃焼ダメージを食らってしまうので注意したい
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●ボスモンスターを追放し,バウンティを獲得


 ボスモンスターを撃破した後は,「追放」の時間だ。追放は撃破したボスモンスターをバウンティ(討伐の証)にする工程で,このバウンティを入手したまま,エリアを脱出することが最終的な目標となっている。

 なお,追放中は進行状況が0から100までのカウントアップで表示されるのだが,このとき追放中ということが全プレイヤーに告知されてしまう。オマケにマップにも追放している位置が表示されるので,ほかのプレイヤーがこぞって集まってくるわけだ。

 ここからが「PvP」要素の本番といって過言ではないターンで,筆者はいつも心臓をドキドキさせながら,カウントアップの進行を見守っている。もっともやきもきする瞬間であり,本作の楽しさが詰まっている瞬間とも言えるだろう。

追放中は身を潜めて敵が現れないか警戒しよう
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●バウンティ獲得後はエリアからの脱出を目指せ!


 無事バウンティ化が終わったあとは,マップに記されている脱出地点へと向かおう。脱出地点は馬車かボートに設定されているのだが,バウンティを持った状態でこれらに接近することでカウントダウンが始まる。このカウントダウンが0になるまでバウンティを死守できればマッチの勝者となるわけだ。

 なお,ほかのプレイヤーが近場にいるとカウントダウンが止まり,脱出できなくなってしまう。当然生き残りを賭けた戦いが繰り広げられるわけだが,そうこうしているうちに次々にプレイヤーが入り乱れて大乱闘になることも。リザルト画面が表示されるまでは一切の気を抜かず警戒を続けよう。

脱出地点へ到着。ホッと一息つくのはリザルト画面が表示されてからで遅くない
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 以上がバウンティハントモードの流れとなる。ゲーム序盤はNPCとの戦いがメインとなっているが,ボスモンスターと戦闘をするあたりからPvP要素が濃くなってくる。

 いつほかのプレイヤーが乱入してくるかといった緊張感ある状況が本作の醍醐味であり,筆者も遠くから聞こえる銃声に怯えたり,ボスモンスターとの戦闘中にもビクビクしたりと,緊張感を楽しみつつ,ゲームを遊んでいる。正直,緊張しすぎて1ゲームごとにかなり疲れてしまうが,これは筆者の年齢ゆえではないと思いたいところだ。



対戦後は経験値を獲得。ランクが上がることで武器がアンロックされていく


 対戦後はプレイヤーの活躍に応じて経験値のような評価ポイントを獲得できる。これが溜まるとプレイヤーのランクが上がり,ショップで販売されている武器を購入できるようになっていく。武器には消音器が装着されたライフルや特殊弾薬など戦闘で役立つ装備品が取り揃えられており,ゲームを進めるうえで役立つものが多い。
 ある程度ランクが上がらないとアンロックされていかないので,ひとまずは勝敗を気にせずチュートリアル感覚でゲームをプレイしていくといいだろう。

買えるものを増やすべく日々精進しよう
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初心者向けのチュートリアルも充実


 本作のメインモードはPvPvEであり,バリバリの対人戦ゲームだ。対人戦と聞くとハードルの高さを懸念する人もいると思うが,筆者も発売当初はルールが分からないうちにやられてしまってばかりで心が折れかけたことを覚えている。

 だがご安心を。現在の本作はキチンと日本語にローカライズされているだけでなく,基本的な遊び方をイチから教えてくれる「チュートリアルモード」が用意されている。いきなり対人戦に特攻するのでなく,まずはこちらで予習をするといいだろう。

 チュートリアルモードの序盤は,ボスモンスター以外はとくに脅威ではないトレーニングマッチなのだが,クリアしていくごとにより強力な敵が追加され,実戦に近い環境へと変化していく。最初のうちは右も左も分からずな状況になるかもしれないが,丁寧に遊び方を教えてくれるので「わけわからんコレ」といった挫折を味わうことはないはずだ。

目的をプレイ前に教えてくれる親切設計
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マップの作りを確認するという目的で歩き回るのもアリ
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 ほかにも,NPCしかいないマップで指定されたお題に挑戦し,クリアできればご褒美がもらえるトライアルモードも用意されている。出されるお題は,「規定時間以内にチェックポイントをすべて通過せよ」や「規定時間以内に特定の敵を最低○体倒せ」といったもので,なかなかにバラエティ豊か。基本操作を学びつつ遊べるので,こちらからやり込んでも面白い。

 なお,トライアルはただクリアするだけなら難しくないが,追加目標を達成することでより高い評価を得られる仕組みとなっている。筆者もパーフェクトクリアを目指してプレイしてみたが,これがなかなかに難しく,クリアを目指すならしっかりとした研究が必要だと感じられた。

トライアルは2マップ分あるので少しずつやり込もう
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お題のクリアに必死なのにクリーチャーがモリモリと出現する鬼畜っぷり
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日本語化対応+コンテンツの充実化で新米ハンターも歓迎


 今回,実に4年ぶりのハンター体験となったが,ボスモンスターやバウンティをめぐる攻防が熱く,毎回ドキドキしながら遊んでいる。要所で発生するカウントの待ち時間や,パーマネントデスの緊張感が小気味よく,本作ならではの楽しみが詰まっているように感じられた。

 なお,残念ながら国内での知名度がそれほど高くないのと発売から月日が経っているため日本人のプレイヤーとは遭遇できていない。しかし,それでもマッチングサーバーをアジアやアメリカ西海岸にすれば,ふつうに対戦が成立するので問題なくプレイできるだろう。

 また,本作では特別なアイテムや装備品,ハンターなどを獲得できるゲーム内イベントが定期的に開催されており,年間を通して楽しむことができる。ゲーム内アップデートも頻繁に行われており,プレイヤーを飽きさせない施策がこまめに打たれているのも本作の魅力の1つと言えるだろう。

 日本語化対応はもちろん,コンテンツも充実したことで,国内のプレイヤーも遊びやすくなった「Hunt: Showdown」。独特の緊張感を楽しみたいシューターは,ぜひ新米ハンターとして参戦してみてほしい。

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