発売が迫る「アサシン クリード オリジンズ」を1時間半にわたってプレイした映像が公開

　Ubisoft Entertainmentは，2017年10月27日の世界同時発売が予定されているシリーズ最新作「アサシン クリード オリジンズ」（PC/PlayStation 4/Xbox One）のプレイの模様を，ゲームディレクターのアシュラフ・イズマエル（Ashraf Ismail）氏らの解説実況付きでライブストリーミングした際の録画映像を公開した。

「アサシン クリード オリジンズ」公式サイト

　シリーズ第1弾よりさらに1000年以上も過去になるプトレマイオス朝エジプトを背景にした「アサシン クリード オリジンズ」は，シリーズのメインストリームとしては2年ぶりの新作であり，従来作を見直した結果，アイテムのルートや経験値によるレベルアップなど，RPG的要素がふんだんに盛り込まれている。
　公開された映像では，主人公バエクのカスタマイズやスキルツリーの説明だけでなく，ステルスによる敵の砦の急襲，新たに追加されるフォトモードや，エジプトの生活様式や建築物などを，戦闘やクエストなしで楽しめる「ディスカバリーツアー」を紹介する1時間以上のものになっている。


　以下，開発者達の発言の中から，興味深いものを紹介しよう。

――これまで同様，衣装にスタッツ（パラメータ）はないものの，武器と防具には存在する。ブレード，弓矢，グローブ，ブレーサー（アームガード），ブレストプレート（胸当て），ベルトポーチなどをクラフトし，強化することが可能だ。

――スキルツリーは，「Warrior」（接近戦），「Hunter」（長距離戦/ステルス），そして「Seer」（特殊な武器作りやトラップなど，環境とインタラクトするもの）の3つに分かれている。


――Seerスキルの1つ，「Animal Taming」はカバやライオンを手なずけることが可能。

――Hunterスキルの1つ，「Eagle Harass」は，プレイヤーを助けて空を駆ける鷹”セヌ“を使い，敵の気を引き付けるもの。

――プレイヤーとは無関係に，カバやワニのような狂暴な野生動物が，ときどき敵を襲ったりする。

――昼夜のサイクルを早めるスキルがある。敵や一般のNPCは日常生活を送っている者が多い（すべてではない模様）ので，夜はステルス行動を取りやすく，ターゲットの寝込みを襲うことも可能になる。

――ほとんどの建物は，四方の壁を登ることができ，神出鬼没のステルスアクションが楽しめる。

――アイテムの運搬能力に制限はない。

――馬とラクダの差は外見的なもので，騎乗スキルの有無やスピードに違いはない。

――敵を倒して手に入るアイテムは，完全にランダムではない。ユニークアイテムは，クエストの達成などでほぼ確実にすべてのプレイヤーが入手可能。

――ゲーム中のヒエログリフにはすべて意味があり，解読できる。

――「ディスカバリーツアー」では，バエクの妻であるアヤはもちろん，カエサルやクレオパトラなど，10種類以上のアバターを使って散策できる。


　なお，PC版の動作環境についてもアナウンスされたので，以下に掲載した。PC版は，移植を専門にするスタジオUbisoft Kievが開発しており，早い段階からマウスとキーボードの操作にしっかり対応できるように作られていたとのこと。
　最低動作環境に関しては，2年前の「アサシン クリード シンジケート」とほぼ同じで，より広いゲーマーにアピールできるものになっている。

■最低動作環境
OS：Windows 7 SP1/Windows 8.1/Windows 10 （64ビット版のみ）
CPU：Intel Core i5-2400S/2.50GHzまたはAMD FX-6350/3.9GHz以上
グラフィックスカード：GeForce GTX 660またはRadeon R9 270以上
メインメモリ：6GB以上

■推奨動作環境
OS：Windows 7 SP1/Windows 8.1/Windows 10 （64ビット版のみ）
CPU：Core i7-3770K /3.5GHzまたはFX-8350/4.0GHz以上
グラフィックスカード：GeForce GTX 760またはRadeon R9 280X以上
メインメモリ：8GB以上