「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」，ファセットの新ビジュアルや地下迷宮内の一部を公開。ルフラン市の奇妙な風習や“葬式告知人”なども紹介

　日本一ソフトウェアから2017年9月28日に発売される，PlayStation 4版「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」。本作は，2016年6月に発売されたPS Vita向けのダンジョン探索RPGを，PlayStation 4向けに最適化して移植したタイトルだ。
　ゲームの概要は，以前掲載した「こちら」の記事で紹介したとおり，魔女ドロニアの所有する「本」であるプレイヤーの分身「妖路歴程」（ようろれきてい。通称：レキテイ）が，人形兵の集団“魔女ノ旅団”を率いて，地下迷宮の踏破を目指すというもの。

　今回は，登場キャラクターに関連する追加情報，物語の舞台となるルフラン市の奇妙なルールと風習，そして地下迷宮に関する情報をお伝えしよう。

　本作に登場するキャラクターのうち，以前の記事で夕闇の魔女「ドロニア」とその弟子「ルカ」，そしてプレイヤーの分身となる書物「レキテイ」を紹介した。
　今回はレキテイに関する設定の補足，地下迷宮で出会う謎の青年「ネルド」，そして，物語の舞台となるルフラン市の住民達から領主代行の「ペトローネ」，その執事「クラウス」，眼帯の修道女「マリエッタ」が公開された。中でも，ネルドはドロニア達のことを心よく思っていないようで，地下迷宮の調査を止めるように警告してくるのが気になるところだ。

プレイヤーの分身 “レキテイ”
	正式名は“妖路歴程”（ようろれきてい）。かつて地下迷宮に挑み、その奥底から帰還した男が書き残したとされる伝説の書物。呪われた書物とも呼ばれており、長い間、その所在が不明となっていた。いずこから入手したのか、魔女“ドロニア”の手によって、辺境の街・ルフラン市へと持ち込まれることになった。 本来はただの“いわくつきの書物”であったが、ドロニアたちが街に到着する少し前、突如“何者かの魂”が書物に宿り、意思を持つ書物へと変貌。臙脂色の装丁が施されていた表紙には、目や口と思われる部位が発現し、意思とともに様々な動きを取るようになった。

「……僕を舐めるなよ、魔女ドロニア。これが最後の警告だ。今すぐ地下迷宮の調査はやめろ。」 地下迷宮で出会う謎の青年 “ネルド” CV：福島　潤 腰に刀剣をたずさえた銀髪の青年。ドロニア一行による地下迷宮の調査をこころよく思っておらず、対立することになる。刀剣術を得意とする武闘派。

「おや、クラウス。　戻っておったのか？　バーバ・ヤーガ様は……お、おお！　もしや、あなたが……？」 ルフラン市の領主代行 “ペトローネ” CV：佐々健太 ルフラン市の領主（代行）であり、この街で大きな商店を営んでいるペトローネ商会の会長でもある。地下迷宮の調査を稀代の大魔女といわれるバーバ・ヤーガに依頼した張本人。

「私の名前を覚えていただいて光栄です。 今日は何かお探しですか？」 領主代行に仕える執事 “クラウス” CV：森嶋秀太 ペトローネ商会で働く執事。物腰が柔らかく誰に対しても丁寧な言葉遣いで接する人格者。だが、そのためまわりの人間のわがままに振り回されることも少なくない。

「申し遅れました。わたくし、この先の修道院に身を置いております、修道女のマリエッタと申します。」 眼帯の修道女 “マリエッタ” CV:桑原由気 修道院に身をおく隻眼の修道女。普段は芋を主食とし清貧をむねとした生活を営んでいるが、神に仕える身でありながらも、機会があれば肉を食べ酒も嗜む破戒僧。

　物語の舞台となるルフラン市は，以前「こちら」の記事で紹介したように，かつては地下迷宮の噂を聞きつけた探索者達で賑わっていた。しかし，地下迷宮の難攻不落さが知れ渡った今では挑戦する者もいなくなり，外からの来訪者は途絶えつつある。


　ルフラン市には，奇妙なルールと風習がある。
　ルールは「夕刻の鐘が三度鳴ったら，朝まで決して外に出てはいけない」というもの。この決まりを破った者は，夜のみ現れる“穢レ人”と呼ばれる存在によって死が与えられる，と言い伝えられている。
　風習は「夜間に死亡した者の名を，“葬式告知人”が大声で読み上げながら街を巡回する」というもので，領主代行のペトローネが始めたと言われている。


　そして，ルフラン市の象徴となっている地下迷宮はいくつもの“区域”に分かれ，人ならざる住民と遭遇したり，独自の“文化”が築かれていたりと，別世界のような空間が広がっている。


　最奥部を目指すには，人形兵達の装備を整え，さまざまなアイテムを入手することが求められる。基本的には，ダンジョンを探索して敵を倒し，レアなアイテムを手に入れ，強化を繰り返すことで，より深く潜っていけるようになるわけだ。

貴重なアイテムをドロップする“強敵”は，通常の敵とはシンボルの色が異なる。当然ながら，倒すのも通常の敵より困難になる

手に入る装備品にはレアリティが設定されていて，レアリティが高いほど入手が困難だが，性能に期待できる。高レアの装備品には「二つ名」とそれに応じた性能が付加されており，同じ性能の装備はほぼ存在しないと言われている

　地下迷宮には“呪いの瘴気”が満ちていて人が立ち入れないので，ドロニアが作り出した人形兵の集団“魔女ノ旅団”をレキテイが率いて探索を行うことになる。今回は人形兵の職業（ファセット）のうち，「シノブシ」「ピアフォートレス」「マージナルメイズ」を紹介する。
　なおPS4版では，各ファセットのビジュアルとボイスのタイプが合計14種類追加されるとのこと。「アステルナイト」「シアトリカルスター」「マッドラプター」は，「こちら」の記事で新ビジュアルを掲載しているので，まだ見ていない人はチェックしておこう。

シノブシ
東の国の戦闘技術を習得した、戦いのプロフェッショナル。多くの武器を使いこなすことができるが、特に“刀剣”の扱いに長け、両手に装備すれば二刀流で手数を稼ぐことができる。耐久力は低いが回避力に優れており、敵から狙われにくい隠伏スキルを持つ。

シノブシ（男）
シノブシ（女）

ピアフォートレス
全身鎧で身を固めた、防御特化の重歩兵。“戦術甲”と呼ばれる武装を得意とし、守りこそ“最大の攻撃”を信条とした“防御”からの攻撃展開に秀でている。最前線で仲間を守りながら反撃のチャンスを作りだす、攻撃の起点的な役割を担うディフェンダー。

ピアフォートレス（男）
ピアフォートレス（女）

マージナルメイズ
“ドナム”と呼ばれる術に長けたファセットで、カヴンに一人でもいれば、術の威力などに補正がつく優秀なスキルを有する。また得意武器である“蝕台” には焔、泥、霧の属性が付いている場合が多く、前衛後衛どちらでも活躍が期待できる万能型人形兵。

マージナルメイズ（男）
マージナルメイズ（女）

　プレイヤーの分身であるレキテイは，戦闘には直接参加しないものの，地下迷宮内の攻略に役立つ「レキテイスキル」をドロニアから授かっている。
　スキルを使用する際には「リインフォース」と呼ばれる力を消費するが，行く手を阻む壁を壊して隣接する通路や部屋への移動を可能にする「壁壊し」をはじめ，さまざまな能力を使用可能だ。

「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」公式サイト