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【PR】PCディスプレイ市場で世界第3位のAOCから,ゲーマー向けブランド「AGON」シリーズが日本初上陸
AG322FCX/11 メーカー想定売価:4万9800円(税込) |
G2460PF/11 メーカー想定売価:3万6800円(税込) |
AGONの日本初上陸となるこのタイミングで,AOCの担当者に話を聞き,またゲームで実際に使うことができたので,今回はその内容をお届けしたい。
ACOの日本語公式Webサイト
詳しく知る「AOC」
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。海外でショップのディスプレイ売り場に行くとよく見かけるAOCですが,そのAOCブランドについて,まずはご説明いただけますか。
AOCは1967年に台湾で設立して以来,たゆまぬ革新的な研究開発の伝統を受け継ぎ,世界中のユーザーに高品位な液晶ディスプレイを提供してきました。
4Gamer:
業界全体を考えると,かなり歴史あるブランドということになりますね。
川口康裕氏:
北米を皮切りに,中国や欧州,南米と市場を広げていって,1999〜2001年の間にオセアニアにも参入したといった流れです。
その後2004年にブラジル市場でシェア3位を獲得,2006年には中国市場でシェア2位を獲得しました。また,2007年にチリやペルーなどのラテンアメリカ諸国のディスプレイとテレビ市場で3位に入り,2008年のフィリピン市場ではシェア1位を獲得しています。
そして,2010年にアジア太平洋地域で出荷台数第1位になりました。液晶ディスプレイの単体ブランドとしては,全世界で第3位のシェア※を誇ります。
※PCバンドル販売を含むディスプレイ単体メーカーとして
4Gamer:
AOCとしての日本市場参入はいつ頃だったんでしょうか。
2010年頃ですね。日本では基本的に,ボリュームゾーンを狙った製品展開を行っていますが,PC性能の進化に合わせて常に最先端の機能を追求しており,4K,曲面,ポータブル液晶など数多くのラインアップを持っています。
そのうえでAOCの場合は,「国によって,求められるサイズや性能などがまったく異なるので,それぞれの国にいる担当者が『自分の国の市場にマッチしたもの』をピックアップして販売する」ようになっています。
AOCが他のディスプレイメーカーと決定的に違うのは,チャレンジ精神のある製品をどんどん開発するというブランドの伝統と生産体制です。強い研究開発能力と,厳しい品質管理チームがあることで,常にトレンドの先端に立ちながらユーザーに満足していただける製品を提供しています。
それがAOCが世界で支持される理由です。
「それぞれの国に合うもの」を合い言葉に,AGONが日本市場へ上陸
AGONというブランドはまだ新しいと思うのですが,これはいつ頃立ち上がったのでしょうか。
川口康裕氏:
世界市場に向けては去年の夏くらいですね。
4Gamer:
日本ではゲーマー向けディスプレイとして後発参入だと思いますが,なぜこのタイミングで?
川口康裕氏:
ゲーマー向け市場が全世界で伸びてきているという背景があって,AOCのゲーマー向けディスプレイはESL英国のプレミアムシップなど世界のe-Sportsリーグ大会で採用されている実績があります。
またアジア,欧州などでトーナメントにスポンサーとして入っており,そこで培ってきた多くのゲームプレイヤーやプロフェッシュナルチームの声を製品開発にフィードバックすることで,ゲーマーに満足度の高いエクスペリエンスを提供してきました。その集大成として最強のゲーマー向けディスプレイを目指して特別に立ち上げたのが,AGONシリーズです。
4Gamer:
それを今回日本に持ってくることになったわけですが,その最大の要因は何でしょうか。
川口康裕氏:
日本でもPCゲーム市場は急速な伸びを見せており,すでに先行して市場投入されているメーカーさんはおられるわけですが,ここ数年,それらゲーマー向けのディスプレイって,特別な扱いを受けていると思うんです。簡単に言うと,通常のディスプレイ製品と比べてゲーマー向けモデルはかなり割高だと,弊社では感じていました。
4Gamer:
確かに,ゲーマー向けディスプレイの多くはプレミアムな価格になっていますね。
「そんな状況で,本当にゲーム市場は広がっていくのだろうか」という疑問が,多少なりともあります。実際,日本のゲーム市場,とくにe-Sportsと呼ばれる市場は世界と比べて一歩も二歩も遅れていますよね。
ただこの状況は,弊社製品を通じて,業界全体を活気づけていけるチャンスであるとも考え,その結果として,お求めやすい価格で最先端の技術を体験できるAGONシリーズを展開することにした次第です。
4Gamer:
AGONの国内第1弾製品はどのように選んだのですか。
具体的には大きく2つあります。
1つは,日本市場にある他社製品を参考に,その製品と戦えるものをピックアップするというものです。今回は新モデルとなる3製品とは別に,昨年の時点で発売済みの「アンチブルーライト」機能付きモデルも「AGON第1弾」としているのですが,他社が販売していないゾーンを狙っていこうという考えによるものだったりします。
もう1つは,日本市場でゲーマー向け製品について本格的に動いたのは今回が初めてなので,一般のゲームプレイヤーからプロフェッショナルまで,レースやFPS,RPGなど,多様なジャンルに対応できる製品をと,パネルのサイズと性能の異なる3製品を用意しました。
4Gamer:
ゲーマーにとってとても気になるポイントの1つにサポート体制があります。AGONシリーズのディスプレイを購入したときには,どのような形でサポートを受けられるのでしょうか。
川口康裕氏:
エンドユーザーさんはショップで購入されると思うんですが,そのショップにお問い合わせいただいても結構ですし,サポートセンターに直接問い合わせていただいても結構です。品質管理体制には力を入れていますので,安心してご使用いただけます。
買う前に知っておきたい,国内第1弾製品の見どころとシリーズの今後
4Gamer:
ここからは,AGONの国内第1弾製品群を,選んだ立場から紹介いただけますか。
はい。
まずAG251FZ/11は,垂直リフレッシュレート240Hzが(ネイティブで)しっかり出るというのが一番の特徴です。AMDのFreeSync対応で,テアリングを抑えた滑らかな動きを実現できます。
「240Hzが出る製品」というのは他社も含めてすごく少ない状況なんですが,この市場というのは今後確実に広がっていくと思います。
GPUを先に揃えるか,ディスプレイを先に揃えるかはお客さんによってさまざまだと思うんですが,弊社にできるのは後者だと思うので。ゲーム用で将来的に240Hz環境の導入を考えているのであれば,これを1台ご購入いただいて後からGPU等を含めて240Hzに切り替えていただければよいのではと思います。
4Gamer:
高リフレッシュレートだと,その分,入力遅延も短くなりますね。
そのとおりです。マウスなどの操作に対する反応が速くなりますので,思い通りのエイムを実現できるようになります。我々はこれを「Lowインプットラグ」と呼んでいます。
4Gamer:
リフレッシュレート周り以外ではいかがでしょう。
川口康裕氏:
ゲームの暗いシーンですと,どうしても暗部のディテールは失われがちですが,それを独自のコントラスト調整で“持ち上げ”,見やすくする「シャドウコントロール」を利用できるようになっています。
また,画調モードとして,「FPS」「RTS」「Racing」のプリセットと,カスタマイズできる追加の2プリセットを用意していますので,ゲームのジャンル,あるいはお好みの画調でゲームをプレイしていただけます。
4Gamer:
続いて,AG322FCX/11をお願いします。
川口康裕氏:
1800Rの緩やかな曲面設計により,画面端との視点距離の差が少なく,MMOやレースでより没入感が得られます。
4Gamer:
それと,2016年に登場した2製品の再ローンチですね。
G2460VQ6/11 |
G2260VWQ6/11 |
川口康裕氏:
ええ。去年発売した「G2260VWQ6/11」と「G2460VQ6/11」は,明るさや色合いをほぼ変えることなく,いわゆるブルーライトによる悪影響を90%カットするという,画期的な機能が(標準で)入っています。ゲーマーの中には10時間以上続けてプレイされる方々も結構いらっしゃると思うんですが,そうなるとブルーライトを非常にたくさん浴びてしまって目にも身体にも良くないと言われています。
そのブルーライトをカットするため,一部のディスプレイ製品ではブルーライトカットモード的な機能が入っているわけですが,有効化すると画面の明るさは通常の半分になり,色合いは黄色っぽくなってしまいます。その点,弊社の2製品はそういう問題が少なく,電源を入れた瞬間からブルーライトを90%カットしますので,長時間プレイするゲーマーの方の助けになると思います。
4Gamer:
AGONシリーズの今後も聞いてしまって大丈夫でしょうか。
まずは3製品(AG251FZ/11,AG322FCX/11,G2460PF/11)を6月9日に発売して,市場の動向を追い,今後どのような製品を市場投入するか判断します。
今回は日本に導入していませんが,27インチの4Kモデルや,24インチで解像度2560
4Gamer:
発売になるといろいろと情報が入ってくると思うんですが,今後日本のゲーマーから直接話を聞く機会なども設けたりするのでしょうか。
川口康裕氏:
そうですね。まず7月1日に,AGONシリーズの発売を記念して「AOC OPEN」というゲーム大会を開催します(関連記事)。
AOC OPENに来場いただいたお客様やプレイヤーの皆さんからご意見を頂戴しつつ,今後の製品展開や求められている性能,あとはコミュニティ関係やサポート面であるとか,お客様に楽しみを提供できる方法等を情報として吸い上げ,今後に生かしていきたいと考えています。
「AOC OPEN」特設サイト
4Gamer:
AOC OPENでは大会タイトルとして「Overwatch」を採用されていますが,その理由は?
川口康裕氏:
今,競技性のあるコンテンツとしては最もホットで,AGONシリーズのターゲットとなるコアゲーマーに愛されているタイトルだからですね。AOCが日本市場に参戦するにあたり,「ゲーム全体を盛り上げていきます」という意気込みを示したいと思っています。
参加チーム枠は全16チーム,96名によるトーナメント制を予定しています※。会場にタッチ&トライコーナーを用意して,ネイティブ240Hzをはじめ新製品3機種を自由にプレイしてもらえるようにしますので,お気軽にご参加ください。
※応募方法は特設サイトの専用フォームから,チーム名やバトルタグ,代表者メールアドレスを登録。受付期間は6月14日まで。その後,抽選で参加者が決定される
4Gamer:
実際にAGONシリーズを試せる絶好の機会というわけですね。
ちなみに,会場となるe-sports SQUARE AKIHABARAでは自由に観戦できるのでしょうか。
川口康裕氏:
はい。観戦だけであれば,事前受付は不要です。来場された方にはノベルティグッズをご用意しますし,ディスプレイをプレゼントする企画も予定しています。
残念ながら当日は会場に来られない方も,Twitch配信を予定しているので,そちらで観戦していただけます。
4Gamer:
会場に足を運ぶプレイヤーに向けて,AGONシリーズのどういうところをアピールしたいですか。
川口康裕氏:
プレイヤーがストレスなく思い切りゲームを楽しめること。これまで体験したことのない240Hzや144Hzのなめらかな動き,長時間プレイでの目の疲れ軽減,人体工学に基づいたデザインと機能の使いやすさなど。ゲームをより快適にプレイしてレベルアップしたいユーザーの期待に高いレベルでAGONはお応えします。
日本市場で求められている性能や仕様,技術を数多くのゲームプレイヤーの声からリサーチして,今後の展開に生かしたいと考えていますので,AOC OPENの会場でもプレイヤーや来場者にご意見をいただきたいと思っています。実際,使ってみてどうだったか。どんな機能が欲しいのか。今,ディスプレイについて悩んでいることを知りたいですね。
4Gamer:
なるほど。
川口康裕氏:
今回のAOC OPENを通じて,我々が培ったものを次に生かしていこうと思っています。
年内にあと3回コミュニティイベントを実施予定で,当日会場に来られなかったお客さんを含めて,今後は日本各地でAOCのゲーム大会を開催してe-Sportsを一緒に盛り上げていきたいと考えております。
動かして確認する,AGONディスプレイの実力
ここで,AGONの国内第1弾製品のインプレッションをお届けしたい。AG251FZ/11とG2460PF/11はFPSプレイヤーであるBRZRK氏,AG322FCX/11はドライブシムプレイヤーであるUHAUHA氏の担当だ。
■FPSでテストするAG251FZ/11とG2460PF/11。圧倒的な前者と,ソツのない後者が印象的 by BRZRK
それだけに,標準的な60Hzからの脱却を実現できる120Hzはともかく,240Hzなんて体感できるのか,と大いに疑問だったのだが,筆者の常用環境と同じ1920
TNパネルということで発色が気になる人もいるだろうが,端的に述べて,非常によい。少なくとも正面から見る限り,コントラスト感,色乗りにも一切不満はない。もちろんゲーマー向けのTNパネルなので,中間調(Gray-to-Gray)の応答速度は1msである。
高さ調整機能や,チルト(上下回転)の配置を覚えておくための目盛りを備えていたり,ピボット(旋回)しての縦配置に対応していたりと,基本機能が充実しているのもポイントで,完成度の高いネイティブ240Hzディスプレイと言い切ってしまっていいように感じている。
ディスプレイ配置を再設定するときに便利な目盛りを採用。高さは130mmの範囲,チルトは−5〜+23度の範囲で設定できる |
90度のピボット機能により,縦画面でも利用できるようになっている。一部の縦スクロールシューティングで有用なはずだ |
発色はAG251FZ/11と比べるとやや淡いものの,正面から見る限り違和感はない。中間調応答速度は上位モデルと同じく1msで,画質調整機能もAG251FX/11と同等のものを備えている。低価格かつ高速なパネルの恩恵を安価で受けたい場合には,有力な選択肢となるだろう。
本体には着脱式のケーブルマネジメント用ツールが付属 |
こちらもピボットによる縦画面配置が可能だ |
■湾曲パネルの「増える情報量」が大きなメリットをもたらすAG322FCX/11 by UHAUHA
ご存じのとおり,湾曲パネル採用ディスプレイは「臨場感の高さ」や「没入感」がセールスポイントになっている。もちろん,それはAG322FCX/11でも同様なのだが,今回試してみて,強く印象に残ったのは「情報量の多さ」だ。
カーシミュレータでは画面中央付近から左右へという水平的な視線移動を多用するわけだが,中央付近を見ていても両サイドに向かって湾曲していく。そのため,平面パネルであれば視認性が下がる両端部でも,一定レベルの視認性を確保できる。簡単に言えば,画面の端から端まで見渡しやすい。
たとえば敵車を追い抜くとき,左右の視点移動をすることなく,画面端にある「併走する敵車のバンパー」を確認しながら位置関係を把握することはよくある。そういう場合,AG322FCX/11は筆者が普段使っている液晶ディスプレイよりも大きいため,本来ならば両端はより見づらくなって然るべきなのだが,実際には,「視線を中央付近に残しながらの敵車位置確認」が明らかにやりやすいのだ。これは湾曲パネルの大きなメリットと言えるだろう。
なお,パネルは垂直リフレッシュレート144Hz対応だが,この効果も大きいと感じた。大きな画面だけに,動きがカクつくと目立ちやすいのだが,安定して90fpsから100fps超級のフレームレートが得られると,常に安定して滑らかな描画が得られる。そのため,操作以外のことに気を取られることなく,運転に集中することができた。
運転に集中するための高速ディスプレイとして,AG322FCX/11はかなり面白い。
長い歴史に裏打ちされた実力。ゲーマー向けディスプレイの購入を検討しているなら要チェックだ
ゲーマーの幅広いニーズに応える最先端機能とバランスのよい価格で,魅力的なAGONのラインナップ。第1弾ながら,長く続くAOCのブランドの底力を感じるものとなっており,これからゲーマー向けディスプレイの購入を検討しているなら要チェックだ。
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