インタビュー
[EVO Japan]いろいろな人と戦って勝ちたい――またしてもチャンピオンベルトを返上した「ARMS」部門優勝のPega選手インタビュー
優勝したのは,2017年12月に開催された「ARMS JAPAN GRAND PRIX 2017」(以下,JGP2017)でも勝利した「皇帝」こと日本のPega選手。Grand Finalでは,米国のGoreMagala選手とフルラウンド・フルセットの激戦を繰り広げ,最後は僅差で勝利。会場は大きな歓声に包まれた。
本稿では,その直後に収録したPega選手への合同インタビューを掲載する。
なお,本大会の「ARMS」部門は,任天堂の主催する「ARMS JAPAN GRAND PRIX」の提携大会となっており,優勝者にはチャンピオンベルトが贈呈されることになっていた。ベルトを獲得したチャンピオンは,次の提携大会の優勝者との防衛戦に挑むという仕組みだが,Pega選手はJGP2017のときと同様に,表彰式で授与されたベルトを即座に返上。チャンピオンとしてではなく,いち選手として次の大会に臨むとのことだった。その辺りの心境も聞いているので,ぜひチェックしてほしい。
――優勝した今の気持ちを教えてください。
やっぱりうれしいですね。ただ周りのプレイヤーと比べると,自分だけゲームに対する本気度が違ったのかなって,少し感じてしまいます。その点では少し残念だったところがありますが,自分が優勝することで盛り上がったようなので,とてもうれしく思っています。
――今大会で一番印象に残った試合というと,どの試合になりますか。
Pega選手:
Grand Finalで一度負けてしまったGoreMagalaさんとの試合です。対策しきれていなかったと痛感しました。それでも原因をすぐに正すことができて,優勝できたのは良かったですね。
――今大会では,アメリカやヨーロッパのプレイヤーとも戦ったわけですが,日本と海外のプレイヤーに何か違いを感じることはありましたか。
Pega選手:
トップランカー達は同等の実力を持っていると感じました。
ただ,海外のプレイヤーはアームの攻略の面で,日本より練度が低かったのかもしれません。それに海外勢は,日本の強豪を知らない人が多かったと思うので,対策ができなかった分,ハンデを背負っていたのではないでしょうか。
――JGP2017でチャンピオンベルトを返上して,今回もすぐに返上を決めましたね。その理由を教えてもらえますか。
Pega選手:
大会に参加したいのがまず一つ。それから大会優勝者とだけ戦って,仮にその人を倒したとしても,自分は納得できないと思うんです。どうせ参加するのであれば,いろいろな人と戦って優勝したい。もちろん防衛戦を否定するわけではないですし,面白い仕組みだとは思うのですが,自分はとにかくいろんな人と戦いたいんです。
――次の大型大会は闘会議になりますが,参加はされますか。
Pega選手:
もちろん出ますし,優勝を狙いたいと思います。
――ARMSはほかの格闘ゲームと比べると,まだそれほど有名ではありません。人気タイトルに成長するには,今後どうシーンが発展していくことを望まれますか。
Pega選手:
ARMSは歴史が浅いので,まだまだこれからのゲームだと思います。続けていけば認知度は上がるでしょうし,ガチゲーマーにもライトゲーマーにも,子どもでも大人でも楽しめるタイトルとして発展していくことが大切だと思っています。
――Pega選手ご自身は,どんなきっかけでARMSを始めたのでしょうか。
Pega選手:
知り合いが買ってきて初めてプレイしたんですが,そのとき触ってすぐに面白さを感じたんです。それからは,JGP2017に出場して優勝することを目標に,ずっと本作を続けてきました。その結果が今日の優勝にもつながったのだと思います。
――本作のファンに向けて,一言お願いします。
Pega選手:
ARMSは面白いゲームなので,もっといろいろなプレイヤーに遊んでほしいと思います。自分としても,今後もさまざまな大会に出場し,活躍したいと思っています。
――ありがとうございました。
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