プレイレポート
[TGS 2017]拠点戦もスケールアップした「真・三國無双8」のプレイレポートをお届け
3年ぶりのナンバリング最新作となる本作は,シリーズ初のオープンワールドを採用し,中国全土が1つのマップで再現されている。また,新システムとなる「ステートコンボシステム」により,従来作とは感触の異なる無双アクションが楽しめるのもポイントの1つだ。
今回の試遊では,夏侯惇,張遼,曹操,曹丕,郭嘉,于禁,そしてシリーズ初登場となる荀攸がプレイアブルキャラクターとして用意されていた。このうちのどれか1人を選ぶとゲームが始まり,官渡に篭っている袁紹を討伐せよという任務が発生する。
目的地となる官渡までに,白馬と延津という敵拠点がある。これらを攻め落としておけば味方が前進できるので,官渡攻めが楽になるわけだ。ただ,白馬と延津はあくまでサブの目標なので,腕に自信があれば拠点の横をすり抜けて官渡まで突っ走ることもできる。目的をどのように達成するかは,すべてプレイヤー次第だ。
今回はせっかくなので,白馬の拠点制圧戦に参加してみた。白馬は拠点というよりも砦になっており,巨大な門で閉ざされている。従来作では,門の前にいる兵隊長を倒せば中に入れたが,本作では攻城塔や破城槌といった攻城兵器を使って突破しなければならず,拠点戦の規模は格段にスケールアップしていた。
攻城兵器が門を突破するまでは,それを阻止しようとする敵兵を倒していく。こういった戦闘では,本作から導入されたステートコンボシステムが大いに活躍する。
このステートコンボシステムは,敵の状態に応じて変化する連続攻撃「フロー攻撃」,状況に応じた最適な行動をとる「リアクト攻撃」,敵の状態を変化させる「トリガー攻撃」,そして武将固有の「特殊技」という4つの要素からなる戦闘システムだ。
基本的には,トリガー攻撃で敵を転倒させたり打ち上げたりして,フロー攻撃につなげるといった流れになる。フロー攻撃は,敵が気絶していれば範囲攻撃,空中にいれば連撃からの叩きつけといった感じで派生するので,アクションが苦手な人でも,派手な立ち回りができるというわけだ。
こういった初心者でも爽快なアクションが楽しめるという,無双シリーズならではの魅力は,本作にもしっかりと受け継がれているのが分かる。
白馬を攻め落とすのに手こずってしまったためか,制圧すると同時に今回の試遊は終了となった。時間としては10分ほどだっただろうか。それだけ拠点戦は歯ごたえのあるものだった。
今回は攻城兵器が門を破るまで待っていたが,鉤縄を使えば単独で砦に潜入することも可能だ。1人で戦うことになるので難度は高くなるが,シリーズの熟練プレイヤーであれば,こちらの戦法でもうまくいくかもしれない。
本作のプレイアブル展示は,東京ゲームショウの最終日(9月24日)まで行われるので,会場に足を運ぶ予定のある人は,ぜひいろいろな戦法で拠点攻めにチャレンジしてみてほしい。
「真・三國無双8」公式サイト
- 関連タイトル:
真・三國無双8
- この記事のURL:
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.