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新陳代謝をシミュレートし,筋トレで筋肉のつき方まで変えられる。リアル志向バトルロイヤルアクション「SCUM」の最新トレイラーが公開
Unreal Engine 4を極限まで使いこなした印象のフォトリアルなグラフィックスが目を惹く「SCUM」は,センセーショナリズムを追求する放送会社が監獄島を買い取り,そこに収監されている犯罪者達に最後の1人になるまで戦わせる番組を作り始めた……という設定のバトルロイヤルゲームだ。しかも,島にはゾンビを送り込んであるというおまけ付きである。
まだ詳しいゲームシステムは紹介されていないものの,基本的には十分な食料を確保しながら体を鍛え,武器制作や生活に必要なアイテムを探し回りつつ,出会ったほかのプレイヤーと戦っていく,という流れになる模様。なおプレイヤーの行動は,それぞれテレビ番組として実況中継されている設定なので,新しくゲームに参加したばかりの人や,ファンがついたプレイヤーには,スポンサーからギフトパックが送られてくるという要素もあるという。
今回公開されたトレイラーは,本作に搭載されるBCI Monitor(Brain Computer Interface Monitor)について紹介したものだ。
SCUMでは,プレイヤーキャラクターの「心拍数」「血圧」「血中酸素飽和度」「呼吸数」「体温変化」の5項目が常にトラッキングされており,食事や移動,運動,戦闘などの行動によって,キャラクターのメタボリズム(新陳代謝)がリアルタイムに変化する。さらにその変化は見た目にとどまらず,ゲームプレイに直接影響を与えるという,恐ろしいくらい入念なボディシミュレーションが行われるとのこと。
何を食べるかによって体格に差がでるのはもちろんのこと,どんな運動を行うかでも筋肉の付き方が変化し,重たい筋肉をまとえばパンチ力が増し,瞬発力や持久力を鍛える筋トレを選べば,そういった方向の体を作っていくこともできる。
過去の対戦で顎に一発もらって奥歯がなくなれば,それによって食事のスピードが落ちてしまうし,以降はゾンビの集団から隠れながら食事をするハメになるだろう。もちろん見つかれば食事をしている場合ではなくなるため,やがては栄養失調で痩せて衰えてしまう,なんてことも起こりえる。
新陳代謝をここまで細かくシミュレートしたタイトルは,恐らく本作が初めてなのではないかと思うが,銃撃戦が中心になりがちなバトルロイヤルものとは異なるプレイフィールになりそうで,(もちろん本作にも銃器は登場するが)ゲーマー達にどう受け入れられるのか,今から楽しみである。
本作は第2四半期中にも,Steamにてアーリーアクセス版がリリースされる見込みだ。日本語のサポートはないものの,実際にプレイできるようになるのも,そう遠くはなさそうだ。
Steam内「SCUM」ストアページ
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