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エームビ撮影中以外も役柄のまま!? 「MANKAI MOVIE『A3!』〜SPRING&SUMMER〜」公開記念舞台挨拶レポート
「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズ(通称,エーステ)の実写映画第1弾となる「MANKAI MOVIE『A3!』〜SPRING&SUMMER〜」が,2021年12月3日より全国の映画館で上映中だ。今作では,春組と夏組の旗揚げ公演の物語が描かれる。「エーステ」は,リベル・エンタテインメントのイケメン役者育成ゲーム「A3!」(iOS / Android)を舞台化した作品で,2018年の「〜SPRING & SUMMER 2018〜」を皮切りに,これまで11作品が上演されている。2021年3月にはエーステの2作連続実写映画化が発表され,話題となった。
本稿では,12月4日に行われた「MANKAI MOVIE『A3!』〜SPRING&SUMMER〜」公開記念舞台挨拶の模様をレポートしていく。なお,舞台挨拶の模様は全国160映画館に生中継されており,今作の注目度や人気の高さがうかがえた。
当日は,春組の佐久間咲也役の横田龍儀さん,碓氷真澄役の高橋怜也さん,皆木 綴役の前川優希さん,茅ヶ崎 至役の立石俊樹さん,シトロン役の古谷大和さん,夏組の瑠璃川 幸役の宮崎 湧さん,向坂 椋役の野口 準さん,斑鳩三角役の本田礼生さん,三好一成役の赤澤 燈さん,松川伊助役の田口 涼さんが登壇したほか,皇 天馬役の陳内 将さんがビデオコメントで参加した。
キャスト陣の仲のよさが発揮されたにぎやかな舞台挨拶
舞台挨拶は,MANKAIカンパニー支配人・松川伊助役の田口 涼さんの司会で進行された。ステージに登壇したキャスト陣は,それぞれが演じるキャラクターカラーの衣装をまとっており,とっても華やかな雰囲気だ。
最初の挨拶でキャスト陣は,観に来てくれたことへの感謝と楽しい時間にしたいという意気込みを監督(ファン)に伝えてくれた。また陳内 将さんからは,「みんなとわちゃわちゃしている様子を見てもらいたかったけど,映像でもみんなと一緒に立てて幸せに思います」といったビデオコメントも届けられた。映像を見ながらリーダーに反応したり,ツッコミを入れたりするキャスト陣の仲のよさにほっこりする。
続いては,映画でのお互いの組に対する感想を言い合うことに。ここでも陳内さんのビデオコメントが公開され,本題に入る前に「大和聞いて!」と現場にいなくてもメンバーをいじる様子がほほ笑ましい。そんな陳内さんは,脚本を書き上げたあとに皆木 綴が倒れる春組のシーンが印象深いそうで,舞台上にいる前川優希さんに実演してほしいと無茶ぶりする。前川さんと古谷大和さんが見事な倒れっぷりを披露して,会場をわかせた。
春組について野口 準さんは,「A3!はこんな作品だったと(分かる),始まりの組にふさわしい」と話し,田口さんや他の夏組メンバーから絶賛される。本田礼生さんも,「カンパニーの人数が少ない様子を見て,ここから始まったんだなという感じがした」と話す。また宮崎 湧さんは「(夏組とは)違った意味で狂気を感じる」と名言を残し,会場全体を笑わせた。
古谷さんは夏組の感想に,新キャストである高橋怜也さんについてのコメントがなかったのが,それだけ自然に溶け込んでいるということで逆にうれしかったそうだ。
高橋さんは,家族みたいな場所だと話す。しかし今回の舞台挨拶でも,クランクインと同じ顔になっているとスタッフに言われるほど緊張していたそうだ。
春組の感想では,夏組メンバーが車を押すシーンなど印象深いシーンが次々と話題に挙がった。横田龍儀さんからの「(たくさんの公演を重ねて)キャスト陣に関係性が出来上がっているなかで,初期のギクシャクした関係を演じるのは難しかったのでは?」という質問では,本田さんが「プライベートはあんな感じですから」とジョークを返して笑いが起こる場面もあった。横田さんは,陳内さんからあえて話さないようにするなど役作りをしていたというエピソードを披露してくれた。
夏組メンバーも初期の空気感を意識していたというが,宮崎さんは気がついてなかったそうで「ぎこちない雰囲気を感じていたが,そのもやもやが解決しました」と話してキャスト陣も笑っていた。
逆に春組は撮影が終わった瞬間からにぎやかだったそうで,2組の対比がおもしろい。立石俊樹さんは田口さんの動きがツボに入ってしまい,笑って何度かNGを出してしまったという裏話をしてくれた。
また2組とも撮影していない瞬間でも役のように振舞ってしまう瞬間があるそうで,本田さんは海辺の撮影の時に使ったドローンを三角なら捕まえるだろうなという気持ちもあり「(ドローンを)捕まえていいかな」と話していたそうだ。前川さんは,誰かがボケたらツッコミを入れるのが大変だったと話した。また日常はボケ寄りの宮崎さんが,幸になるスイッチを入れると夏組の雰囲気が締まるという印象深いお話も!
キャスト陣は,会場にいない陣内さんに対する愛あるいじりも忘れない。赤澤 燈さんは陳内さんがコーヒーを買ってきてくれたり,スタッフへの気づかいをしたりしている姿にしっかりしたリーダーだなと感じたという。映像作品出演経験の少ない宮崎さんと野口さんは,陳内さんが出演するシーンを勉強のために見学もしたそうだ。宮崎さんは「オフの瞬間も天馬でいてくれた」と話す。
キャスト陣に逆に感想を聞かれた田口さんは,「仲間に入れてくれる優しさを年々感じます。カンパニーの一員でイイんだなと感じ,これからもよろしくお願いします。」と振り返る。
ほかにも舞台では描けなかったシーンやほかのキャストの出演など,映画だからこそできた見どころなどたくさんのお話を聞くことができた。
最後に横田さんが「ステキなキャストがそろっているし,演じるときも本当にステキ。推しがいる方もいるかもしれませんが,みんなを見てくれるとありがたいです。これからも愛してくれるとうれしいです。そして満開に咲かせてください。ありがとうございました」と挨拶し,和やかな舞台挨拶は幕を閉じた。
映画「MANKAI MOVIE『A3!』〜SPRING & SUMMER〜」公式サイト
(C)2021 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会