プレイレポート
正真正銘のシリーズ続編「スターオーシャン:アナムネシス」CBTレポート
本作は,1996年7月に発売されたスーパーファミコン用ソフト「スターオーシャン」を皮切りに,今年3月に発売されたPlayStation 4用ソフト「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」(PS3版は翌月の4月に発売)まで続いている人気シリーズの最新作。ナンバリングはされていないものの,作中の時間軸はスターオーシャン5の完結から2年後という設定で,正真正銘のシリーズ続編としてリリースを控えている。
本稿では,そんなスターオーシャン:アナムネシスのCBTをもとにしたプレイインプレッションをお届けしよう。
「スターオーシャン:アナムネシス」公式サイト
美麗なグラフィックスと自由度が高いアクションバトル
パーティに編成できるキャラは3体+レンタル1体の最大4体で,各キャラは「アタッカー」「シューター」「ディフェンダー」「ヒーラー」「キャスター」といった具合に,特徴とする役割を持っている。少なくともCBTでプレイした範囲では,パーティの構成を気にせずともメインストーリーを進められたので,完全に好みで編成したパーティを使っても問題ないだろう。
「通常攻撃→スキル」あるいは「スキル→スキル」といった具合に,特定の順番で攻撃/スキルを繰り出すと,動作の硬直をなくして連続で攻撃を叩き込める“キャンセルボーナス”も発生させられるので,これに慣れるとバトルで味わえる爽快度が一気に増す。
各スキルは,ターゲットに自動で距離を詰めて発動するので当てやすく,アクションゲームは苦手という人でもバトルを楽しめるだろう。
また,敵に攻撃をヒットさせたキャラは「RUSHゲージ」が溜まっていく。RUSHゲージが満タンになると強力な技「ラッシュコンボ」が発動可能となる。ラッシュコンボは続けて発動することでダメージ倍率がアップするため,パーティメンバー全員のゲージを溜めてから畳み掛ける……という戦術で一種のカタルシスを感じられること請け合い。
イヴリーシュとコロの掛け合いも面白い
メインストーリーの展開に期待大
ステージを踏破するとストーリーが進展し,本編では記憶喪失に陥っているイヴリーシュやさまざまな惑星の謎に迫っていく。バックボーンはシリアスさを漂わせているが,イヴリーシュやコロとの掛け合いで飛び出すコミカル成分が絶妙な緩衝材になっており,物語につい引き込まれてしまうこと請け合い。
CBTでは序盤のメインストーリーのみ開放されたが,今後の展開に期待を抱かせる十分な魅力があったので,正式配信される日がより待ち遠しくなってしまった。
レベルアップ,進化,限界突破が主な軸となる
キャラクターの育成要素
キャラクターはレベルアップのほか,「ストーン」というアイテムを集めたり,ストーリーを進めるとアンロックされる「進化」を実行したりすることで強化できる。進化には,対象キャラのレベルが上限に達していることが必要。進化後はレベルが1に戻るが,育て直すことで以前より高いパラメータとなる。タレント技が強化されたり,バトルスキルを習得したりもするので,レベルの上げ直しが大変かもしれないが,キャラの成長には欠かせない要素だ。
以上,CBTでのプレイをもとに,今作のインプレッションをお届けしてみた。これまで主にコンシューマ向けタイトルとして展開されてきたシリーズだけに,「スマホ向け新作」と聞いて心配しなかったと言えばウソになるが,実際にプレイしてみると,それは杞憂に終わった。
とくにバトルシステムはスマホゲームと思えないほどに完成度が高かったので,スターオーシャンシリーズを知らないという人にも,正式配信後にはぜひ一度プレイしてみてほしいタイトルである。
「スターオーシャン:アナムネシス」公式サイト
- 関連タイトル:
スターオーシャン:アナムネシス
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