サバイバルMMORPG「New World」，新大陸を舞台に仲間たちと生活しながら，大規模ギルド間抗争も楽しめるゲーム内容が明らかに

　Amazon Game Studiosが発売を予定している，サバイバルMMORPG「New World」のαビルドによるプレイレポートがVenture Beatなど一部の海外メディアで公開され，ゲーム内容が明らかになった。


　New Worldは，16世紀あたりの史実をアレンジし，大西洋の彼方で発見された新たな大陸に入植を試みる移住者たちを描いたサウンドボックススタイルのMMORPG（多人数参加型オンラインゲーム）だ。
　これまでに公開されていたスクリーンショットでは，マスケット銃を手にした海軍や海賊のような風貌だったり，ヨーロッパ風の鎧をまとった古風ないでたちのキャラクターが登場している。どうやら旅の道中でバミューダトライアングルの海域に入ってしまい，パラレルワールドにやってきてしまったというような設定になっているようだ。
　手付かずの美しい大自然の中で，獰猛な野生動物だけでなく，ゴーストやゾンビのようなファンタジークリーチャーたちとも戦いながら，資源を集めていくというサバイバル要素の強いゲームになっている。


　Venture Beatのハンズオンレポートによると，ゲームシステムは「EVE Online」のようにプレイヤーはいくつかの“カンパニー”と呼ばれるギルド勢力に属して，収集した資源を共同で投資し，要塞や砦を拡張して勢力を広げていくだけでなく，ほかのプレイヤー勢力とは事前に戦闘時間をアレンジして，ギルド間抗争を楽しむようなシステムが考慮されているようだ。
　記事に掲載されているプレイ動画では，1人の移住者としてスタートし，資材を集めて武器や防具，生活に必要になるアイテムを作り，ほかの移住者たちとともに新世界で生活していく様子やほかの勢力との戦闘シーンが収録されている。


　なお，ゲームエンジンは，Crytekの「CryENGINE」を改良した「Amazon Lumberyard」を使用しており，Amazonのクラウドサーバーにより物理演算も行われるという。開発を行うのは，2014年にAmazonに買収されたDouble Helix Gamesで，過去には「Silent Hill: Homecoming」（2008年）や「Killer Instinct: Season 1」（2013年）などを手掛けており，経験も豊富だ。

　現時点では，発売時期や対応言語などについて明らかにされていないが，さらなる続報にも期待しておきたいところだ。


※2月12日19：43　初出時，専用ページが公開されたと記載しておりましたが，誤りだったため記事のタイトルおよび本文を修正いたしました。お詫びして訂正いたします。