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[TGS 2016]爆弾を食べて野菜を倒す? イタリア生まれのおバカで可愛いパーティアクション「マジッ犬64」を紹介
本作は,イタリアの漫画家である“シオ”ことシモーネ・アルバリージ氏がデザインしたアクションゲーム。Steamでは現在,アーリーアクセス版が1980円にて配信中だ。最近では9月16日にコードネーム“いただきます!”というアップデート(本当に全角ひらがなで“いただきます!”という名前)を実施するなど,精力的に開発が進められている。
本作のゲームシステムは,俯瞰視点のステージクリア型アクションゲームとなっている。同時にプレイ可能な人数は最大で4人で,協力プレイのほか対戦プレイも可能だ。
プレイヤーキャラクターは所持している武器で敵を攻撃できるが,それよりも大きなダメージを与えられ,戦闘のメインとなるのが「フィールド上のオブジェクトを拾って投げつける」というアクションだ。そして本作は,「持ち上げたオブジェクトを食べられる」という点が特徴となっている。それも,大抵のものは……爆弾でも石でも食べられるのだ。
もちろん,リンゴやバナナといった食物を食べれば体力が回復するが,爆弾や石を食べればダメージを受けてしまう。もしかしたら無機物を食べた方がいいシーンもあるのかも知れないが,基本的に爆弾や石などは敵に投げつけた方がいい。
なお,東京ゲームショウ2016出展版には,出現アイテムとして日本列島が存在していた。日本列島はブーメランのような形をしているので,投げると一定距離を飛んだ後に戻ってくる。そのほか,「R3ボタンを押すと叫ぶ(効果なし)」とか,「病気の兄弟を呼び出して一緒に戦わせるキャラ」とか,本作はとにかく不条理ギャグのノリで満ちている。
野菜やプリンが敵で,サラミはコインとなっている。何を言っているか分からないかもしれないが,本当だから仕方がない |
操作は2スティック+3ボタンにほとんどが集約されており,その他のボタンには無駄かつ愉快なアクションが割り振られている |
また,ローディング画面のメッセージも見どころの1つだ。シリアスなゲームではアイテムのフレーバーテキストや歴史的人物の名言などが表示されるローディング画面だが,本作は「58人でプレイするとマルチプレイはもっと楽しい!」(前述の通り最大4人プレイ)や,「Aボタンを押したいときはAボタンを押してね! Bボタンを押してもAボタンは押せないよ」など,トボけたメッセージでいちいち笑わせてくれる。
グラフィックスは可愛らしくノリはおバカな一方,ゲームの難度はなかなか高くて歯ごたえがある。なお,本作はRPGでもありレベルアップや装備変更といった要素が搭載されているので,あまりゲームが得意でない人でも,レベルや装備を整えればクリアできるだろう。
本作はPCのほか,MAC/Linux/PS4/Xbox One/Wii U/iOS/Androidでもリリースを計画しているという。写真を見てもらえれば分かる通り,標準で日本語に対応しているので,日本国内における展開も期待したいところだ。
「マジッ犬64」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
- 関連タイトル:
マジッ犬64
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