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[TGS 2016]武装潜水艦を駆り,セピア調の海でサイボーグ魚介類をハンティング。「Earth Atlantis」のプレイレポートを掲載
本作は,Pixel Perfexの開発による,PC用のサイドビュー型シューティングゲームだ。本作の世界は“The Great Climate Shift(大規模な気候変動)”で陸地の96%が水没しており,プレイヤーは武装が施された潜水艦を操って大海原を冒険し,巨大モンスターを撃滅したり,失われたアーティファクトを回収したりしていく。ちなみに,フィールドは多彩なシチュエーションがシームレスにつながった,オープンワールド型となっている。
内部的な設計は3Dなのだが,グラフィックスには鉛筆スケッチのような主線のはっきりしたスタイルが採用されており,一見すると2Dグラフィックスのようだ。カラーはセピア調で,鉛筆スケッチのような画調もあいまって,古い図鑑のような雰囲気を醸し出している。
本作に登場する敵は,海に棲息する“生物と機械が融合した怪物”……つまりサイボーグとなった魚類や頭足類などだ。製作者は本作を“モンスターハンティング”のゲームだと語っており,そのジャンルの例に漏れず,ゲームプレイは大型モンスターとの戦闘が中核に据えられている。
大型モンスターの戦闘中にキモとなるのが,自機の“振り返り”(ショットボタンを押していないときに自機と逆向きに方向キーを入力)のアクションだ。自機は前方だけでなく後方にもショットを発射するが,基本的に前方に対する火力の方が高くなっている。フィールド上を動き回る大型モンスターを速やかに倒すには,それに応じて自機の進行方向を切り替える必要があるが,“振り返り”には小さくない隙が生じるため,敵の攻撃パターンを見極めてそれを行う必要がある。地味な要素ではあるが,同様の演出を用いたゲームは「もどかしい」という感想が出がちなところ,本作は「うまいバランスの取り方」で実装されていると感じられた。
本作はSteam Greenlightに成功しており,今秋のリリースを目指して開発が進められている。
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Earth Atlantis
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