インタビュー
ゆめふわマカロン&Claw Knightsが,MMORPGのイメージに変化をもたらす――「CARAVAN STORIES」PRユニットの活動方針に迫る
しかし,ニュースで知る範囲だと「MMORPGでユニット活動?」と感じている人もいるのではないだろうか。今回はこれらの活動方針を尋ねるべく,ゆめふわマカロンから中島由貴さん,Claw Knightsから森嶋秀太さん,さらに本作の運営・広報ディレクターである川俣俊介氏にインタビューを試みた。そもそも,ゲームから飛び出してのユニット活動って,どういうこと?
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MMORPGの印象を変えるためのプロモーションユニット
4Gamer:
東京ゲームショウ2017直前のお忙しいタイミングで集まっていただき,ありがとうございます。今回はキャラストで展開されている“プロモーションユニット”に関するインタビューとなりますので,まずは皆さんの簡単な自己紹介からお願いします。
中島由貴さん(以下,中島さん):
分かりました。ゆめふわマカロンの「ミンミ」を演じている中島由貴です。よろしくお願いします!
森嶋秀太さん(森嶋さん):
Claw Knightsのリーダー「アルフレッド・ヨハンソン」を演じる,森嶋秀太です。ゲームではキャラクターボイスで,リアルでは男性声優ユニットの一員として活動しています。
川俣俊介氏(以下,川俣氏):
キャラストの運営・広報ディレクターを担当している川俣です。今回はより多くの人に,ゆめふわマカロンとClaw Knightsについて,知ってもらいたいと思っています。
4Gamer:
手始めに聞いておきたいんですが,今回のプロモーションユニットのコンセプトって,なんなんですか?
川俣氏:
それは“ゲームでキャラを演じる声優に,リアルでもキャラ担当として活動してもらう”ということです。
4Gamer:
4Gamerではこれまで,キャラストに関する情報を追ってきましたが,その中でもかなり異色の展開といいますか,プロモーションユニットの展開は予想だにしていませんでした。
川俣氏:
ですよね。
4Gamer:
川俣さんは,4Gamerで5月に掲載したインタビューで「昨今のアプリマーケティングとは異なった挑戦的なアプローチ」とのコメントを残していましたが,それはこれらの展開を指してですよね?
そんなこと言いましたっけ?(笑)
4Gamer:
言質はいただいてます(笑)。
川俣氏:
そうですねー,当時のタイミングで言うと,中島さんが所属するゆめふわマカロンはすでに立ち上げていて,発表間近ってところでした。
しかし,Claw Knightsにいたってはビジョンはありましたが,メンバーすら決まっていない状態でしたよ。
4Gamer:
こちらの構想は,いつ頃から考えていたんですか。
川俣氏:
プロモーションプランを立て始める頃です。コンセプトやらシステムの設計やら,ゲームの基礎を作っているときに始動しました。
4Gamer:
おお,思っていた以上に長いプロジェクトなんですね。
川俣氏:
昨今のスマホゲーム業界では,各社のプロモーション手法が多角化してきているので,キャラストでも基本的なPR戦略を進めつつ,それだけの一本槍にならないよう,ユニークなことをやりたいと考えていました。今年はとくに競合タイトルも多いですから。
4Gamer:
確かに,多いですね。スマホ向けの大型タイトルは。
川俣氏:
そういうタイトルがリリースされることは当初から想定していたことなので,他社には出せない独自の色を押し出そうと試みたのが,今回のプロモーションユニットというわけです。
4Gamer:
両ユニットの活動では,どのような目標を設定しているんでしょうか? あっ,すみません,お二方。もうちょっとだけ硬めな話をさせてもらえると……。
中島さん:
はい(笑)。
川俣氏:
キャラストのゲームジャンルはMMORPGです。お二方は結構ゲームをやられていましたし,以前からご存じでしたよね?
ゲームはよくやりますからね。
川俣氏:
MMORPGというと,ゲーム好きのユーザーには抵抗のないジャンルですが,日頃からゲームに触れていない層にとっては「なにそれ」「難しそう」みたいなイメージが,まだまだ根強いと思います。
森嶋さん:
「なんぞや」って反応はありますね。
川俣氏:
そのイメージを払拭できないと,キャラストはユーザーに“ゲーマーが遊ぶゲーム”という印象を持たせたまま,リリース日を迎えてしまいます。本作はMMORPGらしさを保ちつつも,スマホに特化した手軽に遊べる内容に仕上げているので,実際に遊んでさえもらえれば,そういったイメージをガラリと変えられると考えていまして。
4Gamer:
MMORPG未経験者が持つイメージを緩和させるための,プロモーションユニットであると。
川俣氏:
そのとおりです。
4Gamer:
でも,本件を周囲に相談されたときは期待よりも,「えっ?」みたいな反応が多かったのではないでしょうか。「MMORPGの登場キャラクターの担当声優がユニット活動」ですから,直球でキャラを押し出せるアイドルゲームなどとは異なり,ちょっと結びつきが弱くないですか。
川俣氏:
ありましたよ,そういう反応。「えっ,MMORPGですよね?」みたいなの(笑)。でも,私はこれくらい異色なことをやって,MMORPGの印象を覆したいと思っていました。実際,ゆめふわマカロンが活動を開始したことで,キャラストのクローズドベータテスト(以下,CBT)にファンの方々が参加してくれています。
4Gamer:
それは実際の数字にも表れていたり?
川俣氏:
CBTアンケートの「ゲームを知ったきっかけ」の項目に,しれっと“ゆめふわマカロンで知った”を混ぜておいたんですよ。そしたら結構な数の人がこれを選択してくれました。スマホゲームの戦国時代を生き抜くには,こういった新たなユーザー層を掘り起こす施策が必要だと思っています。
4Gamer:
スマホゲームのプレイヤーにしても,複数のタイトルを並行して遊んでいるケースが多いはずですので,既存のユーザー層へのアピールとしても効果はありますよね。
川俣氏:
「こっちのゲームは2時間,こっちのゲームは1時間」といった生活スタイルも根付いてきましたものね。
4Gamer:
このプロモーションユニットを始動するにあたり,Aimingには“ユニット活動に精通しているスタッフ”はいたんでしょうか。
川俣氏:
いえ,いなかったです。
4Gamer:
となると,真っ新な状態から始められたんですか。
川俣氏:
皆で手探りでした。まあ,今もですが(笑)。
基本は“持ち味”
4Gamer:
長らくお待たせしましたが,本日のメインである2人に話を聞かせてもらいましょう。まずは中島さん,「ゆめふわマカロン」のユニット紹介をお願いします。
中島さん:
分かりました! 私が演じるミンミは魔法使いの女の子なんですが,アイドルを夢見る「ロロミュ」(CV:八島さらら)に引っ張られて,「アメリア」(CV:深川芹亜)と一緒に3人で,ゆめふわマカロンとしてアイドル活動をすることになります。リアルの私達はミンミ達が“現実世界に飛び出した!”っていう設定で活動しているんです。
4Gamer:
中島さんの演じるミンミは,どんなキャラですか。
中島さん:
ミンミはですね,ドジっ子で恥ずかしがりやな一面と,少し調子に乗りやすいところが印象的な女の子です。魔法使いとしての能力は制御不能で未知数なところがあり,彼女自身も計りきれていないんです。でも,すぐ調子に乗っちゃうので,それが原因で自爆することが多々あります。よく“燃やしちゃう”ことから,ゲーム中では放火魔って呼ばれてたり……(笑)。
4Gamer:
これまで中島さんが演じてきたキャラクターとしてはどうでしょう。
中島さん:
私にとっては初めて演じるタイプのキャラでした。自分とはかけ離れている女の子だったので,演じきれるのか心配なところもありましたが,そういうのを含めて新鮮な気持ちでチャレンジできました。収録後にさまざまな方々に「可愛い」と言っていただけて,今は演じて良かったなって思ってます。
4Gamer:
そういえば,ゆめふわマカロンって略称はあります? ゆめふわ,ゆめマカ,マカロンと略せそうですが。
んー,まだ正式にはないですね。ラジオ番組のリスナーさんからのメールでは何件か「ゆめマカ へ」といただきましたけど。
森嶋さん:
僕はマカロンって呼んでました。
川俣氏:
メンバー内ではなんて呼んでるんですか?
中島さん:
ええーっと,マカロンかもしれません。
川俣氏:
開発チームもマカロンですね。
4Gamer:
ああ,Aimingの方々も先ほど,マカロンって呼んでいましたね。私は勝手にゆめマカ派でしたので,一瞬何のことを言っているのか分からなかったのですが。
中島さん:
じゃあ,せっかくだから決めてもらってもいいですか?
4Gamer:
ええ……責任重大……。いや,ここは皆さんを信じて「マカロン」にしておきましょう。暫定で。
中島さん:
はい,ではマカロンで!
4Gamer:
それでは,マカロンの皆さんのこれまでの活動を教えてください。調べた限りだと,Webラジオや生放送への出演,1stシングル「夏色Dreamer」のリリース,UDXシアターでは1stライブを行い,「ゆめふわミーティング in 文化放送」といったイベントも実施されたようですが――。
中島さん:
はい,全部言われちゃいました。そのとおりです(笑)。
4Gamer:
あっ,すみません。早口感が出てしまいました。中島さんはこういった活動に,どのような心持ちで臨んでいますか。
中島さん:
私は現在所属している事務所でも別のグループ活動をしているので,イベントや生放送といったものも今回が初めてではありませんでした。
4Gamer:
つまり,とくに抵抗があるわけではないと。
中島さん:
全然なかったです。逆にやりたかったです。お話をいただいたときは「えっ! いいんですかっ! やるやるやるー!」みたいな感じで飛びつきました。
4Gamer:
参考までに,文化放送のラジオ番組「キャラストradio ゆめふわマカロン情報局」を見させてもらいました。女の子同士の可愛らしいキャッキャ感を全開にしているところに,マカロンの活動方針の本気さを感じました。
中島さん:
ははは(笑)。
森嶋さん:
僕も見てるんですよ,情報局。
中島さん:
えっ,見てるんですか!?
森嶋さん:
やっぱ,どういう風に活動してるのか気になるじゃないですか。
4Gamer:
ラジオなのに動きがスゴイですよね。
森嶋さん:
中島さんたち,めちゃくちゃ動いてますよね。「めっちゃ動いてる!」って思ったので,Claw Knightsでも「俺たちもめっちゃ動こう!」って話してました。
中島さん:
それ参考になりますか(笑)。
森嶋さん:
はい,とても参考になってます(笑)。
4Gamer:
ミュージックビデオも気合の入った作りですが,感想はどうでしょう。
中島さん:
海でMVを撮るなんて初めてのことだったので,撮影中はただ「スゴイ!」って思ってた覚えがあります。完成版を見たとき,私達もその仕上がりに驚きました。
4Gamer:
マカロンって,どういった方向性で活動されているんでしょう。わりと自由といいますか,各々のパーソナルでやっている印象なので,「ここはこうしてほしい」みたいなことを,川俣さんらに言われているのかが気になっていて。
中島さん:
ゆめふわマカロンですか? んー,ありましたっけ。
川俣氏:
そのあたりはあまりオーダーしていません。“キャラがリアルに飛び出した”っていう設定ではあるものの,過剰なキャラ付けはせず,「中島さんは中島さんが考えるミンミで」というように,各々のカラーで活動してもらっています。中島さんは見てのとおり,元気いっぱいな感じでやってもらっていますよ。
中島さん:
騒がしい感じで頑張ってます……(笑)。
4Gamer:
発表段階では,いわゆる“キャラのなりきり”も想像していたので結構意外でした。
森嶋さん:
方向性みたいな話は僕らもあまりしませんでしたよね。オーダーがあったら,僕らもそっちに寄るように調整するんですが,今のところ本当になくて。
川俣氏:
すべきかなとも考えたんですが,今のところスムーズに事が進んでいて,それぞれの持ち味が発揮されている印象なので,別にいいかなって(笑)。
4Gamer:
それも手法の1つなのかもしれません。それでは続いて森嶋さん,「Claw Knights」のユニット紹介をお願いします。
森嶋さん:
はい。僕らはギュリアムという国の「白爪騎士団」の中でも,とくに讃えられている四銃剣という存在で,民衆たちからはClaw Knightsと呼ばれています。そして,彼らは戦いに明け暮れる騎士団のお堅いイメージを払拭するべく,私が演じるアルフレッドをはじめ,白銀騎士レオミュール(CV:天野七瑠),紅騎士キリアン(CV:五十嵐巧巳),蒼騎士カイト(CV:岩永賢之丞)とともに,“手に持つ武器をマイクに変えて”ユニット活動をすることになりました。
4Gamer:
森嶋さんの演じるアルフレッドは,どんなキャラですか。
アルフレッドはClaw Knightsのリーダーとして,皆をまとめる立場にあります。
ですが,ほかの3人のメンバーが破天荒な性格なので,彼らをまとめようとしつつも,翻弄されてしまうんです。
真面目な性格なので,キリアンやカイトのおふざけを真に受けて「そうなのか,しっかりな」と受け取ってしまうこともあります。
4Gamer:
気づいたらボケに加担してしまうと。
森嶋さん:
まあ,基本的に過保護なんですよ(笑)。
4Gamer:
森嶋さん自身はリアルでの活動について,自分が騎士で歌って踊るって想像していましたか?
森嶋さん:
いやいや,想像してなかったです(笑)。最初にティザーサイトが公開されたとき,“手に持つ武器をマイクに変えて”の文言を見て,メンバー同士で「そうなの!?」って口にしてたくらいですし。
4Gamer:
白い衣装を着た黒影騎士。白くて黒。これもう設定的には役満ですよね。ビビっとくる人にはクリーンヒットみたいな。
森嶋さん:
ああ,それは思い至らずでした。一応補足をしておくと,白爪騎士団は白を基調にした軍服を身にまとっていて,黒影騎士っていうのは騎士団の中で与えられた称号となります。
4Gamer:
そして,Claw KnightsもPVがキマってましたね。
森嶋さん:
王室のような豪華な部屋で撮影させてもらいました。
4Gamer:
なんというか,すごかったです。あんな豪奢な部屋はそうそうお目にかかれませんもの。ちなみにあれは貸し部屋ですか? 誰かの私室というわけではなく。
森嶋さん:
もちろん貸し部屋ですよ(笑)。いや,僕らもビックリしました。撮影前に「ここで撮ります」というイメージ写真が送られてきたんですが,メンバー全員で「えっ! こんなすごいとこで撮るの!?」って浮かれました。シャンデリアもキラキラでしたし。それと同時に,ちょっと身が引き締まる思いでしたが。
4Gamer:
Claw Knightsはマカロンよりちょっと遅れて,9月からの本格始動となりましたが,1stシングル「White Nostalgia」のリリースや生放送の配信をはじめ,今後はさまざまイベントをやるそうですね。森嶋さんはこういった活動について,一言ありますか。
森嶋さん:
僕も中島さんと同じく,とくに抵抗はありません。1人でも多くの人に,僕らのことを見ていただきたいと思っています。普通なら縁のないはずのさまざまな人達に知ってもらえるのは,とても嬉しいです。それに,Claw Knightsはお堅いイメージを払拭するための活動なので(笑)。
4Gamer:
両ユニットは活動方針と言うんでしょうか,アピールの方向性が若干違っていますよね。マカロンはリアル寄り,Claw Knightsはゲーム寄り,みたいな。
川俣氏:
活動方針が異なるのは確かですが,そのあたりは強く線引きをしているわけではありません。というよりマカロンが発足したときは,ゲームの情報がほとんど世に出ていない状態でしたので……(笑)。
4Gamer:
ああ,確かに。そもそも両ユニットはゲームの配信よりも先に,CDデビューやリアルイベントを済ませちゃってますね。
川俣氏:
もともと,ゲーム配信前の段階からプロモーションを行いたかったので,マカロンにも,Claw Knightsにも,世の中に「ポンッ」と出てもらいました。今回のプロモーションユニットはキャスト先行でスタートを切っているんです。
4Gamer:
ファン層はやはり,マカロンは男性ファン,Claw Knightsは女性ファンが中心ですよね。
川俣氏:
そうなります。ちなみにマカロンを先に立ち上げた理由はユーザー層に関係しています。
4Gamer:
といいますと。
川俣氏:
MMORPGのプレイヤーは男性比率が高いので,マカロンのファン層のほうが,ゲーム内容にピンときやすいだろうと考えてのことです。
4Gamer:
なるほど,ロジカルで分かりやすい。
川俣氏:
必然的にClaw Knightsの女性ファンは,ゲームや声優に興味がある人たち,つまり乙女系コンテンツを好まれる女性層をターゲットとしています。まあ,僕も好きなんですけどね,乙女ゲーム。
森嶋さん:
えっ,そうなんですか!?
中島さん:
さっき,川俣さんと乙女ゲームの話をしてました(笑)。
川俣氏:
推しキャラの話をしてました(笑)。
森嶋さん:
全然知らなかった……。
4Gamer:
印象が変わりますね……。
川俣氏:
それはともかく! MMORPGを知らないであろう女性ファンについては,ゲーム配信後にコンテンツとの親和性が高まっていくだろうと予想しています。かといって,ゲーム配信直後にゲーム情報をバーッと出しすぎてしまうのも,それはそれで引かれてしまうので,Claw Knightsにはよりスムーズな導線になってくれることを期待しているわけです。
最初はダメでも,意気込みで変わる
4Gamer:
2人は歌やダンスなどの経験はありますか。PVでもバリバリ踊っていましたが。
得意かどうかは分からないんですが,ダンスは好きです。
4Gamer:
先ほどの番組の話もそうですが,中島さんは動くこと自体が好きそうに見えます。
中島さん:
まあ……確かに(笑)。
川俣氏:
(中島さんは)ダンスの動きがキレッキレですよ。マカロンは先にキャストを選んでからユニット化したんです。中島さんのパフォーマンスを事前に拝見したとき「すげーな!?」って思ったのが決め手です。
中島さん:
恐縮です……!
森嶋さん:
すごいですよね,マカロンは。実はClaw Knightsの4人はダンスは全然なので……。
4Gamer:
そうなんですか? 意外です。なんかこう「指先をピンとお耽美に!」みたいな指示が飛ばされるような,キリッとしたものを求められるユニットなのだろうと予想していました。
川俣氏:
マカロンと違い,Claw Knightsはオーディションでキャストを選抜させてもらったんですが。
森嶋さん:
マカロンのメンバーのように,全員がダンスの基礎を持っているわけではなかったので,皆でイチからのスタートとなりました。
川俣氏:
マカロンのキャスティングは地力を知っていてのことでしたから,各々の飲み込みの速さも含めて素晴らしかったです。一方で,Claw Knightsについてはとても申し訳ないのですが,一番最初のダンスチェックを拝見したとき,「これ,大丈夫かな……?」って気持ちになりました(笑)。
森嶋さん:
いや,あの,それは,自他共に認めるヤバさでした(笑)。
4Gamer:
ダンスには元から苦手意識があったとかですか。
森嶋さん:
それ以前の問題です。そもそも,本格的にダンスをやったことがなかったので,「ダンスってなんだろう?」みたいな疑問から入っています。舞台上でも振り付けは経験ありますが,歌って踊っての激しいパフォーマンスではなかったので,モノが違います。でも,やればやるほどできるようになっていくので,今は楽しく練習できています。
川俣氏:
まあ,最初のダンスチェックの時点では“どこまでダンスが求められる楽曲にするか”を決めかねていて,振り付けの先生にも声優陣にどういった課題を用意してもらうかを悩ませてしまったんです。ただ,その後の楽曲については「そこまで難しくないもので」とオーダーしていたのに,実際に上がってきたのはバリバリのダンサブルな曲になっていまして……。
4Gamer:
しかし,Claw Knightsの面々はそれをこなしているようですが。
川俣氏:
そうなんです。最初の状況から考えると,森嶋さんらはやる気も飲み込みも素晴らしいんです。
森嶋さん:
意気込みでどうにかしました!
4Gamer:
せっかくなので,ここにはいないほかのメンバーの印象も聞いておきましょうか。マカロンは,ロロミュ役の八島さららさん,アメリア役の深川芹亜さんとなりますが。
中島さん:
私が2人を紹介するんですか!? ええー。できるかなー。
川俣氏:
普段の感じでいいですから(笑)。
中島さん:
うーん,八島さんはラジオを見ている人には,すごく面白い方だという印象が伝わっていると思います。でも,裏ではすごく優しくって,気配りもしてくれて,ちょっとしたことで「大丈夫? 何かあった?」って聞いてきてくれる,周りがよく見えてるお姉さんなんです。八島さん自身は「リーダーはやだ!」って言ってましたが,私と深川さんから見たら“The リーダー”って感じです!
4Gamer:
気配り上手なんですね。もう一方,深川さんはいかがでしょう。
中島さん:
深川さんはですねー,いやもう,こちらもすごく面白い方です。ちょっとスキンシップが激しいですが(笑)。深川さんとは個人的に趣味が合って,ゲームの話をよくしています。でも,現場では「誰が何をどうする」を率先して決めてくれる,しっかり者なところを見せてくれます。つまり,私は2人にとっても助けられてます。
4Gamer:
ということは,マカロンの3人は面識がないところからスタートしたんですか。
中島さん:
初めての顔合わせでは「あ,どうも……」みたいな,かしこまった状態でした。
森嶋さん:
ああ,やっぱりそうですよね(笑)。
4Gamer:
Claw Knightsの4人も同じ感じで?
森嶋さん:
はい,僕らも互いに面識がありませんでした。これにはちょっとエピソードがあるので,各々を紹介した後に話しますね。
4Gamer:
分かりました。では最初に,白銀騎士レオミュールを演じる天野七瑠さんの印象はいかがでしょう。
森嶋さん:
七瑠君は第一印象で,ホワホワした子だなって思いました。ですが,実際に話してみるとしっかりした考えを持っていて,気遣い屋さんなところがありました。練習後に皆のために甘い物を用意してくれていたりと,女子力の高い男の子です。
4Gamer:
チームに1人は欲しいですね。次は紅騎士キリアンを演じる五十嵐巧巳さんはどうでしょう。
森嶋さん:
五十嵐君はですね,面白い子です。
川俣氏:
面白い子がいっぱいだな(笑)。
4Gamer:
どういう面白さなのかに期待がかかります。
森嶋さん:
なんて言うんでしょう,五十嵐君は超不思議なワードをチョイスしてくるタイプというか,会話中に一瞬「何言ってるの五十嵐君!?」みたいになるんです。でも,それが間違いとは言い切れず,ニュアンスだけは伝わってくるので,そこでメンバー間に一笑いが起きる。そういう立ち位置にいる子です。
4Gamer:
男同士のグループだといますよね,そういう人(笑)。最後は蒼騎士カイトを演じる岩永賢之丞さんについてです。私もとくに聞いておきたいです。彼の衣装は1人だけ胸元が開きまくりで,ほかの人と比べて非常に“濃い”ですよね。
森嶋さん:
岩永君は「自分をキャラに近づけたい!」という想いから,わざわざ日焼けサロンにいって肌を焼いてきたんです。
中島さん:
ええー,すごい!
森嶋さん:
岩永君のことはメンバー内では「がんちゃん」のあだ名で呼んでいますが,基本的に僕らのツッコミ役です。七瑠君がボケたり,五十嵐君がそのつもりはないのにボケたときに,がんちゃんがツッコんでくれるんです。
4Gamer:
そんなClaw Knightsも,初対面では何やらあったという話ですが。
森嶋さん:
僕らもマカロンと同じく,最初の衣装合わせで顔を合わせたとき「あ……どうも……」みたいな,えらいかしこまった感じだったんですよ。このとき,僕以外の3人は先に現場に来ていたんですが,どうもその場で沈黙しちゃっていたらしく。
4Gamer:
なんとなく想像つきます。そういうの。
森嶋さん:
お互い,何を話せばいいのかを考え込んじゃったんでしょうね。微妙にけん制しすぎて,お通夜みたいな空気になっていたとか(笑)。
川俣氏:
ちょうどそのとき,3人が私に「森嶋さんのことなんて呼べばいいんでしょう……?」って聞いてきたんですよ。明らかに緊張していたので「気さくな人だから,前置きなしに“もりしーさん”って呼んでみたら?」と提案しました。そしたら彼ら「無理無理,無理ですよ!」「勘弁してくださいよ!」って言っていました。
皆,僕よりも年下ですからね……。
4Gamer:
森嶋さんはチームリーダーでありつつ,お兄さん的な立ち位置でもあるんですね。
森嶋さん:
確かに,アルフレッドと同じように過保護になりつつあるかも。
4Gamer:
なにか芽生えてしまいましたか。
森嶋さん:
はい,父性が(笑)。
4Gamer:
川俣さん的にはどうですか。これらを踏まえて,現在の両ユニットの印象は。
川俣氏:
印象で言えば,マカロンはトークの冴えるガールズユニットで,Claw Knightsはそうですね,部活かな。
森嶋さん:
ほんと男子校の部活って感じですよ。男子更衣室の中なんて,まんま部活の風景です。これまでダンス経験のない男子たちが一致団結して「やるぞ!」「おおー!!!」みたいになっています。
中島さん:
Claw Knightsの公式Twitterを見てても,レッスン中の楽しそうな様子とかめっちゃ上げてますよね。
4Gamer:
ついでに,中島さんから見た森嶋さん,森嶋さんから見た中島さん,というのはいかがですか。自分で自分の特徴を言うのも難しいでしょうから。
中島さん:
森嶋さんとは今日が初対面なんですよね(笑)。
4Gamer:
あ,そうなんですか?
森嶋さん:
僕もこの場に来て「マカロンの人だっ!」って思いました。
でもまあ,私は森嶋さんのこと個人的に知っていましたので――。
森嶋さん:
そうなんですか!?
中島さん:
ですので,お会いできて光栄だなと。でも,ここに来るまではワクワクしてたんですけど……。
森嶋さん:
もしかして怖い印象とか与えました!?
中島さん:
いえいえ,そうではないんです! 実際に会うと,さっきのメンバー話のように何を話せばいいのかなって(笑)。
4Gamer:
マカロンとClaw Knightsは,まだ対面が済んでいなかったんですね。
森嶋さん:
今回のインタビューが初めてです。ただ,僕はマカロンの「夏色Dreamer」が発売されたとき,その日に楽曲をインターネットで購入しましたよ。それから結構聴いていて,海外遠征のときもずっと聴いていたくらいです。
中島さん:
ひいぃーーー!!
森嶋さん:
ラジオ番組だってチェックしていますから。やはり同じ作品を盛り上げていく同士,仲間みたいな感覚があります。そのためにもマカロンを見て,聞いておこうかなと思っていたら,ドハマりですよ(笑)。
4Gamer:
こりゃ,マカロンのライブに観客として参戦する日も近いですかね。
森嶋さん:
会場の後ろのほうでサイリウムを振ってると思います。「うおおーー!マカローーン!」って言いながら。
中島さん:
私達もClaw Knightsのライブに行かなきゃですね……!
※「投票バトルはしませんから」by.4Gamer
4Gamer:
2人はゲームをよく遊ぶというお話でしたが,好きなゲームジャンルはあるんですか。
森嶋さん:
僕はゾンビゲームが大好きで,「バイオハザード」「デッドライジング」シリーズはもちろん,最近は友人に勧められて北米版「Dead by Daylight」を始めたりと,いろんなゾンビゲームを楽しんでいます。ほかにもRPGやFPS,箱庭系のゲームも好きでよくやっています。
中島さん:
私もRPGやFPSなどを広く浅く遊んでますが,中でも音楽ゲームはとくに好きです。アーケードでは「jubeat」(KONAMI)をやってました!
森嶋さん:
ああ,それってドラム型洗濯機みたいなやつですか?
中島さん:
それ「maimai」(セガ・インタラクティブ)です!
森嶋さん:
あっ,すみません!
(一同笑)
4Gamer:
中島さんは昔からゲームセンターにはよく通っていたんですか。
中島さん:
行く回数は多かったです。
4Gamer:
音楽ゲームをやり込んでいたとか。
中島さん:
音楽ゲームだけじゃなく,友達や家族とUFOキャッチャーをやりに行ったりとかも多いです。
4Gamer:
ああ,そういうレジャーもありますもんね。それでは,2人はスマホゲームに関していかがでしょう。
森嶋さん:
結構やります,スマホゲームも。
4Gamer:
森嶋さんはわりとガッツリやるほうだったり。
森嶋さん:
イベントのとき,どうしてもその期間にしか獲得できないキャラのスキルLVとか,MAXにしたくなるじゃないですか。そうなると繰り返しプレイして,どうにか終わらせようと頑張ってしまいます。
中島さん:
私はスマホゲームに関しても,やっぱ音楽ゲームですね。新作が出たらとりあえずダウンロードして遊んじゃいます。ずーっとやっちゃってます。
4Gamer:
中島さんのプレイスキルは,いわゆる難度エキスパートも楽々クリアしてしまえるほどなんですか。
中島さん:
そんなに難しくないものであれば(笑)。ある程度の難度までなら,フルコンボを狙っていけます。
4Gamer:
普通に音ゲーマーですね,すごい。それでは本題ですが,2人が出演しているキャラストについてはいかがでしょう。スマホゲームの中でもじっくりと開発されている部類の大型タイトルとなりますが,その印象などは。
中島さん:
私は自前のPCのスペックが足りなくて,これまでMMORPGをしっかりと遊ぶことができなかったんですよ。でも,キャラストは絶対にプレイしたいので,やり込むためにも新しいスマートフォンを買わなければ……!
4Gamer:
CBTなどには参加されましたか。
中島さん:
先日のテストプレイを遊ばせてもらいましたが,実際のプレイはそれほど難しくもなく,いろいろと要素が細かすぎるわけでもなかったので,MMORPG初心者でも楽しめる印象でした。
森嶋さん:
MMORPGって,自分自身のアバターをカスタマイズして,ファンタジーの世界に浸れるじゃないですか。僕は“ゲームの中に自分がいる”みたいな没入感が大好きなので,ゲームのリリース後はかなりやり込むかもしれません。Claw Knightsのメンバーもゲーム好きが多いので,皆で大型モンスターを狩りに行けたりすると面白そうです。
4Gamer:
プレイしすぎの寝不足には注意したいですね。
森嶋さん:
レイドが来たら「あいつ絶対倒さなきゃ!」ってなりますもんね。
4Gamer:
メンバーでレイドをやっていて,森嶋さんが失敗したら,「おい! もりしー!」とか言われるようになっちゃうんですかね。
森嶋さん:
あの子たちはそんなこと言わないです! いやでも,今後もっと仲良くなっていったら,そういうブラックさも出てくるのかも(笑)。
4Gamer:
続けて,ゲーム側の話をいくつかさせてもらいます。まず,マカロンとClaw Knightsのキャラクターって,実際にゲーム内に登場するんですよね。
川俣氏:
もちろん,ミンミやアルフレッド達はゲーム内にちゃんと登場しますし,個々にストーリーが存在します。マカロンやClaw Knightsに限らず,一部の特殊なキャラクターを除けば,ゲームを進行させるだけで入手できる設計にしています。
4Gamer:
川俣さんがおっしゃったとおり,プロモーションユニットとしての活動では過剰なキャラ付けがされていないようですが,2人は「ミンミは〜〜だから」「アルフレッドは〜〜だから」といった,キャラ担当ということで個人的に気を付けているポイントはあるんでしょうか。
森嶋さん:
僕は自分が演じるキャラクターをすごく好きになる傾向にあるので,演じ続けていると自分とキャラの境界線があいまいになっていきます。
4Gamer:
気づいたら,アルフレッド=森嶋秀太になっていると。
森嶋さん:
ええ。彼により近づくために日常生活でも髪形や所作,メンバーとの接し方などを無意識のうちに近づけていっちゃう気がします。最初は絵を見て,設定を見て,そのキャラクターがどういうことを考えているのかを知ろうとしますが,演じれば演じるほど,その人物の考え方が分かるようになっていき,「このキャラならこう考えるんじゃないか」といった思考を重ねて,アルフレッドになっていくのかなって。……ポッと出た言葉なので,抽象的ですけど。
4Gamer:
いやいや,これは新宿(※Aiming本社の所在地)にリアル騎士が舞い降りる日も近いですね。
森嶋さん:
そのうち,こうやって(※顔の前でそれっぽく手を開きながら)外を歩いているかもしれないです。
中島さん:
ヤバい(笑)。
森嶋さん:
私服でこの白い手袋をしだしたら,その傾向を疑ってください。
川俣氏:
PVの撮影中に,私とClaw Knightsのほかのメンバーで「もりしーさん,常にアルフレッドだよね」と話していましたよ。森嶋さんはカメラが回ってないときもアルフレッドだよねーって。
森嶋さん:
あ,急に意識しすぎてなんか崩れ始めたかも(笑),
中島さん:
私は強く意識してはいないんですが,ふとした弾みにミンミのおっちょこちょいな部分や,調子乗りな部分が出てきてるのかなって思います。現場とかで1人で「うぇーい!」とか言ってるとき,「もしかして,これはミンミのお調子者が出てる!?」って思ってます。
4Gamer:
(ミンミのせいにしているのでは疑惑……?)余談ですが,自身の演じるキャラクターは,演じる身として強いほうがいいですか。
森嶋さん:
もちろんです!
中島さん:
私も強いほうが好きです。
4Gamer:
やはり,より多くの人に使ってもらえるからでしょうか。
森嶋さん:
そうですね。そうじゃなくても,カスタマイズ次第で強くなれるのなら嬉しいです。
川俣氏:
実際,ミンミもアルフレッドも強いですよ。キャラストではミンミやアルフレッドといった,さまざまなキャラクター達をアバターにして遊べるので,中島さんや森嶋さんは自身の演じるキャラでゲームを楽しむことができます。当然,一般のプレイヤーの皆さんもアバターキャラ以外に,そのほかの仲間にできるキャラクターをすべて操作することが可能です。
4Gamer:
そういえば大きく触れておらず失礼しましたが,本日はステージ衣装で来ていただいてありがとうございます。
森嶋さん:
実はこのインタビューの直前まで,ダンス練習をしていました。
川俣氏:
9月16日,17日,18日と連日ライブがありますからね。その最終リハーサルがあったんです(※インタビューの実施日は2017年9月14日)。
4Gamer:
ステージ上のパフォーマンスも,その衣装を着てやるんですか。
森嶋さん:
はい,そうです。
4Gamer:
マカロンの涼しげな衣装に比べると,暑くないですか。
森嶋さん:
はい,暑いです。しかも,重いです。踊った後はビショビショになります。この衣装はトレンチコートみたいなものなので,冬でも外を歩けるんじゃないかな。
中島さん:
私の衣装は冬に外を歩けそうにありませんが,めっちゃ軽いです!
4Gamer:
これからの季節を考えると,Claw Knightsの衣装の保温性がありがたいかもしれません。あと,キャラストでは高屋敷さん(プロデューサー 高屋敷哲氏)の動物好きを反映して,ゲーム内にもさまざまな動物が登場するとのことですが,2人は好きな動物はいますか。
猫が好きです!
森嶋さん:
中島さん,さっきからずっと“そこ(※両手の甲にあるポムポムした飾り)”をプニプニしてますよね。
中島さん:
はい,ここに猫のマークがついてるんです。
この飾りは待ち針を刺したりするピンクッションと同じ素材で出来ているとかで,プニプニしていると気持ちいいんです。ライブ前とかにずっと触ってます!
4Gamer:
猫はキャラストにも登場するんですよね。
川俣氏:
もちろん出ます。サイズは原寸大くらいで,ゲーム内ではゆくゆく「白猫が突然変異でペルシャ猫に進化する」みたいなギミックを取り入れようと構想しています。
4Gamer:
キャラストでは動物が進化するのもポイントになるみたいですね。
森嶋さん:
じゃあ,雑種がメインクーンになったりするんですか?
川俣氏:
調整中です(笑)。
森嶋さん:
ちなみに僕も猫が好きなんです。猫,大好きです。
4Gamer:
2人とも猫を飼ってるんですか。
中島さん:
飼ってます。
森嶋さん:
僕も飼ってます。
4Gamer:
品種を教えてもらっても?
森嶋さん:
うちはマンチカンのメスです。
4Gamer:
鉄板ですね。
森嶋さん:
でも,うちのマンチカンは足が長いんです(笑)。確かに,よーく見ると,気持ち短いかな……くらいは思いますが,皆さんが想像するようなマンチカンのアイデンティティが失われている子です(笑)。
中島さん:
うちの子オスのはロシアンブルーです。いやーもう逞しい子ですよ(笑)。
4Gamer:
もしかしたら,キャラストの猫のモデリングの向上に役立つやもしれませんので,後ほど2人の飼い猫の渾身の写真でもお送りいただければと(チラチラ)。
中島さん:
分かりました。超絶可愛いのを送りますよ!
森嶋さん:
うちもめっちゃ可愛いの送りますんで!
中島さん:
スマホには写真がすっごい入ってますから!
森嶋さん:
僕もお気に入りをズラ―っと並べてますし!
4Gamer:
一応言っておきますが,別にバトルではないですからね。
川俣氏:
「どっちの猫が可愛いか!?」の投票ランキングでもやります?
4Gamer:
やめましょう,無駄な諍いは!
森嶋さん:
平和にいきましょう(笑)。
4Gamer:
ゴホン。では話を硬いほうに戻しまして,両ユニットはゲームの配信よりも先に活動を開始されました。こういった施策は寄る辺となるコンテンツがあって,それが後ろ盾となって,ユーザーの支持を増していくのが通例とも言えます。そのため,こういった状況での活動に不安などはありませんでしたか。
中島さん:
不安は全然なかったですね。
森嶋さん:
僕もなかったです。ユニット活動を通じて,キャラストから,僕らからと,双方向で作品のアピールをしていけると思ったので。Claw Knightsのメンバーにしても,ネガティブなことはあまり考えず,前向きにやっていこうと話し合ってきました。
川俣氏:
はじめは小規模からのスタートとなりますが,僕も不安はありませんでした。
4Gamer:
三者三様,気概は十分ということですね。それを聞けて良かったです。それではまもなく時間となりますので,10月以降の両ユニットの活動予定について教えてください。
川俣氏:
現時点ではキャスト重視の活動が主ですが,ゲーム配信後はキャラストのプロモーション活動を増やす予定です。ゲーム内で「中島さんのミンミを探せ」とか,「森嶋さんのアルフレッドと写真を撮れ」とか,ユニット活動と連動したイベントをやってもいいですし,一般プレイヤーとの協力プレイ企画や,ユニットごとのプレイ動画を公開するのも面白そうです。
4Gamer:
それこそ,ゲーム内でユニット活動ができそうですよね。バーチャルライブとか,チャットイベントとか。
キャラストでは「青空劇場」というライブ会場が存在し,そこではゲーム内のマカロンやClaw Knightsのライブを見られます。ここでプロモーションユニットのイベントを実施できればいいですね。
ファンの人達に声優さんと一緒にゲームをできる機会を提供できれば,すごく価値の高いサービスになると思うんです。
4Gamer:
少し下世話な話だと,私はマカロンとClaw Knightsがリアルで合同イベントをやったとすると,ユーザー側の男性層と女性層がいい感じに混ざる,いわば合コン的な会場になるんだろうかと考えていたんですが。
川俣氏:
ゲーム内イベントなら,ゲームを介在しているのであまり気にならない人が多いと思いますが,リアルで合同だと,ファンの方々が最初は混乱してしまうかもしれないなと……。ただ,ゲーム公式でのオフラインイベントとかではぜひ,両ユニットにも出てもらいたいと考えてます。そういった活動の中で,今後はマカロンにも女性ファン,Claw Knightsにも男性ファンが付いていくと考えています。比率で言うと少数かもしれませんが,そういう風になっていくと嬉しいですよね。
中島さん:
そうですね。
森嶋さん:
僕も女性にファンになってもらえるのとはまた違う嬉しさがありますね。
4Gamer:
今後は両ユニットのCDが2弾,3弾とリリースされるのでしょうか。
川俣氏:
歌がゲーム内の要素として組み込まれている作品なので,そこは期待しておいてください。
4Gamer:
では最後に,今後の意気込みを1人ずつお願いします。
中島さん:
はい! ゆめふわマカロンのメンバーは3人とも独自の個性を持っていると思ってます。そんな3人で力を合わせて,いろいろな場面で「ああしたらいいかな」「こうしたらいいかな」と相談しながら活動してますので,キャラストの今後と一緒に注目してくれたら嬉しいです。
森嶋さん:
Claw Knightsはこれからが本格始動です。今後はより多くの人達に楽曲を届けていきたいと思っていますし,ゲームのリリース後は,僕らも全力でキャラストを楽しんでいきます。Claw Knightsが皆さんの生活に潤いを与える存在になっていけるよう,頑張っていきます。
川俣氏:
MMORPGとユニット活動の結びつけは大きな課題でしたので,こういう機会を作れて嬉しく思います。現時点では作品とユニットがうまく結びつかない状態での活動となるため,正直めちゃくちゃ難しいことだと実感しています。ただ,ゆめふわマカロンとClaw Knightsのファンは,今のキャラストを支えてくれている大事な人達です。それに対しての恩返しは,絶対にしていきたいと考えています。
そしてキャラストは,実際に遊んでもらえれば「なんだ簡単じゃん」と思ってもらえる,スマホで手軽に遊べるMMORPGを目指してきました。これまでMMORPGに関わりのなかった人達も,ゲームが配信されたらぜひともプレイしてみてください。
4Gamer:
期待しております。本日はありがとうございま――。
中島さん:
あっ,そういえば,なんでもマカロンに新メンバーが入るという話があったり。
森嶋さん:
ええーーー!
川俣氏:
(笑)
中島さん:
入ってくるのかな? どうなのかな? 詳しくは分かりませんが,新加入の子たちとより一層キャラストを盛りあげられればいいなって思ってます!
4Gamer:
ギリギリのところでなんという情報を……。分かりました。それも含めて,ゆめふわマカロンもClaw Knightsも,今の感じで突っ走っていくところを楽しみに見ております。
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