プレイレポート
コミュニケーションに正解も失敗もない! ガラス越しの恋愛を体感する「囚われのパルマ」をプレイレポート
彼と直接触れ合えない限定的なシチュエーションに加え,彼の失われた記憶を探っていくというミステリアスなストーリーは,今までの乙女ゲームではできない恋愛体験が味わえます!
この記事では,エピソード2までゲームを進めながら,本作の特徴的なポイントをご紹介していきます。
「囚われのパルマ」公式サイト
ハルトと仲よくなるためのコミュニケーションをマスター
本作の本編エピソードは全6話(※各360円)で構成されており,配信日より毎週火曜にエピソードが配信されている。本日(2016年9月13日)時点では,エピソード3までが配信中です。
最初のプロローグ&エピソード1は,主人公である“あなた”が孤島にやってくるところから始まります。
この島に収容されている記憶喪失の青年「ハルト」(CV:梅原裕一郎)の相談員を務めることになったあなたは,彼の失われた記憶を取り戻すために行動することに。しかし,ガラス越しの面会室で出会った彼は協力的ではない様子……。ここから,ハルトと打ち解けるためにさまざまな方法でコミュニケーションを取っていくことになります。
ハルトとコミュニケーションを取る方法は,おもに2つ。
まずは先ほど紹介した,ガラス越しの面会室で顔を見ながら話す方法。面会室では選択肢でのコミュニケーションのほか,“ダイレクトアプローチ”が発生する場合もあります。ダイレクトアプローチとは,画面左下に手のマークが出た際に,スマホ画面を触って,彼とガラス越しに触れ合うというもの。会話だけでは味わえない彼のリアクションが楽しめます。
そして彼に会えない間は,ゲーム内で渡されるスマホ端末「SABOT(サボット)」で,メッセージや監視,差し入れをして,彼とコミュニケーションを取っていきましょう。島を散策したり,島民と会話したりすることで手に入る“話題”を選んでメッセージを送ると,彼からメッセージが返ってきます。
序盤はメッセージでも少しそっけなくて,返信をするまで時間がかかるハルトですが,仲良くなるにしたがって返事が早くなったり,より優しい言葉をかけてくれるようになったりも?!
どちらのコミュニケーションでも言えるのは,どの選択肢でも自分らしい答えをしたほうがいいということ!
一般的な乙女ゲームでは,選んだ選択肢によってキャラクターの好感度が変化するものですが,本作の場合はその好感度が存在しません。乙女ゲーム慣れしている人ほど「このキャラクターには,こっちの選択肢のほうが好まれるよね」という計算でプレイしているかと思いますが,その考え方は一旦遠くのほうへポイっと捨ててしまいましょう! それが本作を楽しむコツになります。
好きな人のことは朝から夜までずっと見ていたい。それが乙女の本音……!?
ハルトの部屋には3つの監視カメラが設置されており,このカメラを使って,彼がどんな生活をしているか覗くことができます。
最初はなにもない部屋でぼんやり過ごすことが多いハルトですが,あなたがプレゼントを差し入れすれば,少しずつ物が増えて,彼がするアクションも多くなります。
あなたが送ったお花を愛でている彼,差し入れの食べ物をおいしそうに食べている彼,ふとしたときにあなたのことを独り言で呟いている彼。そんなのハルトの姿を見ていると,言いようのない満足感につつまれます……! 同時に「これってちょっと危ないな」という罪悪感も出てきます。どちらの割合が多いかは個人差でしょう。
普段「私,彼の携帯とか見ないタイプだから」という人ほど新しい自分を発見できるかもしれませんよ……?
糖度を重要視したお楽しみ要素もチェック
本編以外のお楽しみ要素には,夢のなかで寝ているハルトを触って起こすミニゲーム「夢アプリ」や,監視クエストの後日談となる面会が楽しめる“メモリアル面会”とさまざまなシチュエーションでの面会が楽しめる“スペシャル面会”,いろんなシチュエーションに応じて彼と電話ができる“テレフォンイベント”があります。
夢アプリは,制限時間内に寝ている彼を起こす,というミニゲーム。ハルトの体をタップして,彼が気持ちいいと感じるポイントを見つけ出し,画面下にあるゲージを溜めていきます。制限時間内に一定数溜められればハルトが目を覚まし,寝起きの甘い一言をささやいてくれるのです!
夢アプリでは,始めるまえにアクセサリーを装着することでハルトの口調が見た目に合わせて変化します。プロローグクリア後に夢アプリをプレイするとプレゼントされる“俺様メガネ”を装着すると,いつもの穏やかな彼とは違う,ちょっと強引で俺様なハルトに変身しました! いつもとは違ったハルトが見たい,という方はぜひ試してください。
メモリアル面会とスペシャル面会は,普段の彼からは想像もつかない意外な一面が見られたり,とんでもないハプニングに襲われたりという,本編より糖度が高くなった会話が楽しめます。とくにメモリアル面会は,本編にある監視クエストの後日談となっているので,ほかのお楽しみ要素に比べて,本編の雰囲気が残っていおり,甘さと本作らしさの両方を楽しみたいという方にオススメです。
そしてテレフォンイベントは,「決断するときに背中を押してほしい」,「誕生日に彼の声が聞きたい」,「残業中にやる気が出ない」など,特定のシチュエーションで本編クリア後の恋人関係を想定したハルトと電話越しの会話が楽しめます。リアルなシチュエーションが多く,プレイヤーの性格を踏まえた会話の内容になっています。ハルト好きの方はもちろんですが,ボイスを担当している梅原さん好きの人にも堪能してほしいです。
そして,その魅力に付け加えて,人の日常を盗み見るという背徳感。支配欲や独占欲など,一般的には褒められない感情がゲームのなかで満たされるという不思議な感覚を味わうことができます。これはまさにゲームだからこそ許される体験ですね!
“ガラス越し”だからこそ感じる切なさは,今後エピソードが進み,もっと親しくなればなるほど強くなっていくのでしょう。いつか,ハルトと手をつなげる日がくるのか……。つづきはあなた自身が体験してください。
「囚われのパルマ」公式サイト
「囚われのパルマ」ダウンロードページ
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