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[gamescom]北欧神話の世界が息づく原生林をさまようホラーアドベンチャー,「Through the Woods」が公開
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印刷2016/08/24 13:30

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[gamescom]北欧神話の世界が息づく原生林をさまようホラーアドベンチャー,「Through the Woods」が公開

 ドイツで開催されたゲームイベントgamescom 2016で,ロシアの1C Companyがパブリッシャを務めるサイコホラー「Through the Woods」のプレイアブルデモが公開されていた。欧米での発売は,2016年10月が予定されている。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [gamescom]北欧神話の世界が息づく原生林をさまようホラーアドベンチャー,「Through the Woods」が公開

「Through the Woods」公式サイト


 開発しているのはノルウェーのAntagonistで,2015年6月にKickstarterでクラウドファンディングに成功して以来,いくつかのゲームイベントに出展され,話題を集めてきた。
 ゲームは,ノルウェー西部の海岸地帯に浮かぶ原生林に覆われた島を舞台に,失踪した息子を探す母親の視点で物語が進む。彼女が警察かカウンセラーに何があったのかを語りかけるナレーションが重ねられるという,映画やテレビドラマでよく見られる「後日談」の手法が採用されているのが個性的だ。

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 公開されていたデモは,主人公が懐中電灯1本を頼りに,森に佇む,誰もいなさそうな民家を調べる場面から始まった。ドアの前に立つと,錠が開く音とともに裏口がバタンと開き,誰かが逃げていくような物音が聞こえてくる。島民達が主人公を避けているという印象だ。

 本作は,この手のタイトルに多い一人称視点ではなく,主人公の右肩後方にカメラを置くという画面構成になっている。プレイヤーに恐怖を与えるという点では一人称視点のほうが有利に思えるが,寒さで吐く息が白くなったり,主人公の恐怖を表現する声の震えを見せるという意図がある。主人公が何かの恐怖体験をしたり怖いものを目撃したりすると,手が震え,懐中電灯の方向が合わなくなったりするのだ。「ホラーゲームを体験している」というより,「ホラー映画をプレイしている」という感覚に近い。

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 主人公が生き残ったという設定でなければ後日談として成立しないので,Antagonistがどのようにプレイヤーに恐怖を与えていこうとしているのかが非常に気になる。懐中電灯がほぼ唯一の明かりであるために,目の前に何がよぎったのか,ひょっとしたらただの錯覚だったのか,と本当に自分が森の中に迷い込んでいるような気分になれる。部屋を真っ暗にしてプレイすれば,恐怖はさらに増しそうだ。

AntagonistのCEOで,本作のサウンドデザインや脚本を担当するダン・ウェイクフィールド(Dan Wakefield)氏
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  • 関連タイトル:

    Through the Woods

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