インタビュー
世界大会「PUBG Global Invitatinal 2018」に出場するCrest Gaming Xanadu&Windfallインタビュー。チーム結成秘話やPJSの振り返り,PGIへの意気込みは
PHASE2では3度のドン勝を獲得し,その強さを見せつけたXanaduと,αリーグPHASE2以降,ドン勝を獲得していないが,堅実な生き残り作戦で高順位を維持したWindfall。姉妹チームでありながら,その戦法も性格もまったく違う両チームにインタビューを実施した。
インタビューにはCrest Gaming Xanadu(以下,CGX)からリーダーのShianblue選手とAries選手,Windfall(以下,CGW)からリーダーのMrYoppy選手とKurad選手に参加してもらった。PJSの振り返りやチームの結成秘話,PGIに向けた意気込み,現在のeスポーツシーンに対して思うことなどを語ってもらったので,PGI開幕前にぜひ一読してほしい。
なお,大会は日本時間7月26日0:30から始まる。TPPモード(三人称視点)が26日と27日で8試合,FPP(一人称視点)が28日と29日で8試合行われる。各日,開始時間が若干異なるので,詳しいスケジュールは公式サイトをチェックして欲しい。
Crest Gaming Xanadu
- Shianblue選手
- Aries選手
- Rio01選手
- Pureboy選手
Crest Gaming Windfall
- MrYoppy選手
- Kurad選手
- Marimo-STAR選手
- LevAriE選手
「PUBG Global Invitational 2018」公式サイト
PUBG JAPAN SERIESを振り返って
4Gamer:
まずは「PGI 2018」への出場決定おめでとうございます。今日はよろしくお願いします。
まずはPJSの話から。大会を振り返ってみてどうでしたか。
CGW_MrYoppy選手:
うちのチームの話じゃないんですけど,Xanaduは今回のPJSβリーグの上位チームとは違う感じがしましたね。ロジカルにやってないというか,フィーリングでやっているというか(笑)。
CGX_Shianblue選手:
フィーリングって(笑)。でも初動の動きの型というか,どこに行くとか,行きたい場所に向けて,1つ前の場所で様子を見るみたいな,基本的な動きはほかのチームと一緒ですけど,行くタイミングとか決めるのはフィーリングでやってるかも。
4Gamer:
フィーリングというか,今までの経験に裏打ちされた勘というやつですかね。
CGW_MrYoppy選手:
Xanaduはオーダーを明確に決めてないよね。だから判断が必要なことをオーダーに投げて返事を待つみたいな,そういうラグがないから動きが早い。各自の判断というか,4人で考えてるのが強みで,それがハマってるのかなって思った。
CGX_Aries選手:
うちのチームは初動が一番遅いかもしれない。がっつり物資を集めてから行くか,基本的な装備だけを持っていくかでいつも悩みます。
4Gamer:
なるほど。Windfallはどうですか?
CGW_MrYoppy選手:
基本的にはXanaduと変わらないですよ。視界が通るところから空いている場所を見みることに加えて,常に安全地帯がどこになっても行きやすいような位置を確保しますね。
CGW_Kurad選手:
うん。あと敵が集まる場所とか,生き残りやすい強いポジションっていうのはある程度分かるので,そういう場所はあえて避けて動いてます。
CGW_MrYoppy選手:
あと初動の動きを早くして,索敵しやすい場所を確保して「あっちに何チーム行ったからぶつかってるよね」とか,「敵が全然通らなかったから,ここにはいないよね」とかっていうのを把握して動いてますね。最初から安全地帯の状況を考えて動いてます。だからあまり物資を集めてないんです。
昨日,Ariesさんと一緒にPUBGやったんですけど,すぐ漁ろうとするんですよ(笑)。
CGX_Aries選手:
MrYoppyさんが漁らせてくれないんですよ。
一同:笑
CGW_MrYoppy選手:
アタッチメントとか全然なかったりするんですけどね。こんなとこ漁らなくても今はいいよって。
CGW_Kurad選手:
とりあえず場所を取って次のことを考えて動く。先に場所を取ってれば敵が通るわけだから,それを倒せば物資も取れるし。
CGX_Aries選手:
うちらの場所は通らないよね。移動中の車を撃てるような場所にあまりいないから。
CGX_Shianblue選手:
最初の降下場所の違いもあるけど,Windfallは序盤からゲームメイクしてる感がすごくある。
ゲームメイクしてるかはわからないけど(笑)。PJSのαリーグからそういう風に戦ってきたから。たぶん,そうじゃないとしんどかったんだよね。αリーグは予選20位からスタートで「こいつらどうなってんだ! 強すぎてどうしようもねえ!」って最初思ってたんですよね。
でも,いろんな人の配信とか見てみると“化け物”っていうわけでもなくて。
4Gamer:
すごい強いチームだなと思ってプレイする様子を配信で見てみると,意外に普通の人だったりするんですよね。
CGW_MrYoppy選手:
そうなんですよね。
4Gamer:
試合を見た限り,CGWはリスクを回避する動きをしているなという印象ですが,実際のところはどうなのでしょう。
CGW_MrYoppy選手:
リスク回避だよね。
CGW_Kurad選手:
うん。
CGW_MrYoppy選手:
だって4対4は絶対勝てないみたいな前提があるもん。撃ち合い自信なし!
一同:笑
CGX_Shianblue選手:
2人で分かれる動きも積極的にやるよね。家を別々に取るとか。
CGW_MrYoppy選手:
やるやる。やっぱりリスクを減らす動きが多い。
CGX_Aries選手:
うちらは3:1だったよね。基本的に。
CGX_Shianblue選手:
うん。3:1か,4人まとまるか。
CGX_Aries選手:
1人が場所を確保したら移動する感じで,先に行った1人が確保した周りを撃って味方の移動を援護する。
CGW_MrYoppy選手:
PHASE2は3:1ムーブが多かったよね。ほかのチームも結構やってた。実況でよく映ってたのはZooのPlayerJP選手かな。PlayerJP選手のコーナーみたいなのができてたよね。
CGX_Shianblue選手:
あと,Zaphkiel GamingのSencal選手とか。彼らも途中からやり始めてそれがすごくハマってた。
4Gamer:
Zaphkiel Gamingはみるみる強くなっていった印象があります。
CGX_Shianblue選手:
ドン勝も取ってたし。すごく強いっていうイメージはなかったんですけど,迫ってくる感じが印象に残ってます。
CGW_MrYoppy選手:
3:1ムーブが刺さる構成だったんじゃないのかな。
4Gamer:
斥候を送り込んで安全な場所を見つけて,後から味方が乗り込むというのが,PJSβリーグのPHASE2では多かったように思いました。それをやってなかったチームが下位に落ちていった印象です。
たしかにそうかもしれないです。真ん中に集中したり,端に集中したり,早め移動だったり,環境がどんどん移り変わってきてるんですよね。
4Gamer:
PHASE2は全体的に安全地帯の端にポジションを取るチームが多かったような気がします。
CGX_Aries選手:
最初の試合(DAY4)は真ん中がすごく多かったんですよね。
CGW_MrYoppy選手:
あの試合はRascal Jesterがゆっくり端から攻めてきて,それが強かったんですよ。個人的にはあれが強かったからみんな端にポジションを取るようになったんじゃないかなと思ってたんですけど。
CGX_Aries選手:
うちらはあの試合,ど真ん中に行ったよね。
CGX_Shianblue選手:
真ん中に行ったのはその根拠があって,最初に端を取って敵が周りに多いってわかったから行ったんだよね。逆に真ん中に敵が多かったら端に留まるっていう選択を俺はしてたと思うな。
CGX_Aries選手:
ほんとに?
一同:笑
CGX_Shianblue選手:
してたよ! めっちゃ考えてるからね!(笑)
4Gamer:
Xanaduって戦闘時の連携がすごく取れていますよね。4対4がとにかく強い印象です。
CGW_MrYoppy選手:
チームとして長いですからね。
CGX_Aries選手:
野良はそんなに回してないけどね。
CGW_Kurad選手:
でも,もう半年以上一緒にやってるんでしょ。
CGX_Aries選手:
なんか無意識にトライアングルになってたりするよね。ミニマップ見るといつの間にかうまくカバーできる位置が取れてる。
CGX_Shianblue選手:
撃ち合いが強い人が多いからかな。
CGW_Kurad選手:
CGXはカバーとかしっかり考えて動いてるよね。
CGX_Shianblue選手:
考えてるかな? 自分ではそうでもないと思うんだけど。
CGW_Kurad選手:
考えてると思うよ。じゃないとできないし。
CGX_Aries選手:
僕はいつも横をカバーするようにしてるかな。Rio01さんとShianblueさんが真ん中で,僕とKaiph0neさんが横にいる感じ。
4Gamer:
それを意識せずにできるところが強さの秘訣なんでしょうか。大会を見ていても味方を信頼した動きをしていると思いました。あとCGXとCGWが撃ち合う場面が多かった気がします。
CGW_MrYoppy選手:
多かったですね。後半よくかち合うんですよね。中盤とかはどこにいるのかまったく分からないけど(笑)。
CGX_Shianblue選手:
多かった。別に一緒に練習してるわけでもないのに,なぜか終盤にかぶるんですよ。
CGW_MrYoppy選手:
CGXのこと知らないもん。
CGX_Shianblue選手:
同じCG傘下だけど,一緒に練習することもないし。自分たちのことで精いっぱいだから,姉妹チームだけど知らない(笑)
4Gamer:
DAY6のROUND8でしたよね。Kaiph0ne選手の後ろでひっそりとLevAriE選手がパルスで死んだの。
CGW_MrYoppy選手:
ありましたね。あれで安全地帯に入れてたら2位もあったのに。
CGX_Aries選手:
あれはまったく気づいてなかった。全然報告なかったし,後ろで死んだことも知らない。あとから見直したけど,回復あったのに何でしなかったの?
僕らがしゃべりすぎた。
CGW_Kurad選手:
僕がしゃべるなって言ってるのにMarimo-STARさんとMrYoppyさんがガヤガヤ言って,LevAriEさんが「どうしよ,どうしよ」ってなって動けなくなっちゃった。
CGX_Aries選手:
うちらもそれあるよね。Shianblueさんが1人で残ったときとか。Kaiph0neさんとRioさんがガヤガヤ言っちゃう。
CGX_Shianblue選手:
心配だからなんだろうけど,情報過多になっちゃう(笑)
チームの結成秘話とeスポーツシーンに求めること
4Gamer:
さきほどXanaduがチームとして長いという話がありました。結成はいつだったんですか。
CGX_Shianblue選手:
チームを組もうっていう話が始まったのは12月くらいですね。その頃にメンバーを募集を始めました。
4Gamer:
それはPJSに出ようと思ってですか?
CGX_Shianblue選手:
あのときはまだ開催するってことが発表されてなかったような。
4Gamer:
あれ? 12月にPJSの開催が告知されていたと思いますよ。
CGX_Shianblue選手:
ああ! そうですね。発表はあったなぁ。
CGW_MrYoppy選手:
それに向けてチームが増えましたよね。
4Gamer:
それを意識して作ったと思っていました。
CGX_Shianblue選手:
Windfallはそうだよね?
CGW_MrYoppy選手:
そうだよねって言われても,僕は最後のメンバーだし。
一同:笑
CGW_MrYoppy選手:
誰がCrest Gamingに最初にいたんだろう。ShianblueさんはSkve(JapanNo.1 Skve)さんより前にいたの?
CGX_Shianblue選手:
トライアウトはSkveさんより全然前だったんだけど,加入はすごく延ばされてた。
CGW_MrYoppy選手:
もともとCGWに入る予定だったってこと?
CGX_Shianblue選手:
そう。僕とMappyさんがWindfallに入るかもみたいな話だったんだけど,お互い戦力に難ありだから,入れなかった。
CGW_MrYoppy選手:
それ誰の判断なの(笑)。
CGX_Shianblue選手:
わかんない。それからWindfallができたあとにもう1チーム作るという話になって,メンバーを集めました。
4Gamer:
Crest Gamingって以前は「アマチュア」を前面に押したクランだったと思うんですが,いつの間にかプロになってましたね。
CGW_MrYoppy選手:
そうなんですよ。「リーグ・オブ・レジェンド」部門のCrest Gaming Actが「League of Legends Japan League」の1部に昇格したときにプロ化しました。
とはいえ,PUBG部門は何も変わってないんですけど。LoL部門にはゲーミングハウスがありますよ。たしか3月頃にできました。
CGX_Aries選手:
僕はゲーミングハウスがあることを1か月前に初めて知った(笑)。
CGW_MrYoppy選手:
あるよ! でもまあチームとはこれくらいの関係性なんです。感覚的にはいつの間にかプロチームになってたという感じです。
4Gamer:
Crest GamingのPUBG部門の選手は学生も社会人もいますよね。
CGW_MrYoppy選手:
僕とKaiph0neさんが社会人ですね。あとはみんな学生です。PGIの出場が決まったときもスケジュールが確定してなくて,いろいろときつかったです。会社とか学校とかは休まないといけないですし。
4Gamer:
難しい問題ですよね。プロでeスポーツだけをやるっていうのは,現在の日本の環境ではまだ厳しい。少しずつ変わってきてるはずなんですけど,それでも「仕事をやめて専業になる」という選択ができる人は少なくて,そもそも収入源はどこにあるのかという問題もあります。
CGW_MrYoppy選手:
僕は過去に専業になることを諦めて会社に入ったので,専業になるという目標はないですけど。正直,出場するにあたって会社への罪悪感はすごかったです。
4Gamer:
Kaiph0ne選手のこともありましたしね(※)。仕事の都合で彼が出られないのはすごく残念だった。その後に出した声明からも,相当悩んで決めたことなのが感じ取れました。
※PGI出場決定後,XanaduのKaiph0ne選手が仕事の都合をつけられずPGIに出場できなくなり,Pureboy選手との交代が発表された。
CGX_Shianblue選手:
Kaiph0neさんが一番行きたかったはずです。ずっと行きたいと言ってましたし。
CGW_MrYoppy選手:
僕とKaiph0neさんはβまでかなという話はしてたんですよ。それもあって,Pureboyさんにリザーブとして入ってもらってたんです。CGWだと僕が残業でスクリム(練習試合)に出られないときに出てもらったりして,感触は掴んでましたし。CGXもそうだったよね。
CGX_Shianblue選手:
Pureboyさんは合わせてくれるタイプのプレイヤーなのでやりやすくて助かってます。バナナマンというチームにいてPJSでプレイしていた人なので,すごくいい人が来てくれたなって。
CGW_MrYoppy選手:
もともと僕の代わりを予定してたのに,CGXに取られちゃったんですよ。僕がやめられなくなっちゃった。
4Gamer:
その方向に話が流れていったので,選手としてeスポーツシーンに求めることはありますか。不満点とか,ここが変わらないといけないとか。
今回のKaiph0neさんのこともそうですし,現在進行形での話でもあるんですけど,海外と日本では環境が違いすぎるのに,海外チームと同列に扱われていることですね。
PGIの出場が決まった後,スケジュールがなかなか確定しなかったこともそうですけど,たぶん,海外の専業プロゲーマーと同等に扱われてるんです。僕は会社を休む必要もあるし,ほかの学生の選手も学校を休む必要があるので,日本だとスケジュールが確定しないと休みを取れない。仕事や学業をしながらだと正直厳しいです。
4Gamer:
ましてや今回のような1週間ほどのまとまった休みとなると,数か月前から予定を入れても休めるかどうか怪しい人も多そうですね。
CGW_MrYoppy選手:
そうなんですよ。僕もかなり無理を通してもらいました。
日本でプロと呼ばれてる人でも,実情はアマチュアだったりしますし。本当に専業のプロゲーマーって,日本には数えるほどしかいないんじゃないですか。それでも世界目線で見ると専業のプロゲーマーと同列の扱いになるので,兼業ゲーマーには厳しいんです。
4Gamer:
まだまだ発展途上というのもありますね。eスポーツのビジネスモデル自体も確立されておらず,収入源を持っていない“プロチーム”も多いですから。
CGW_MrYoppy選手:
今回のPGIへの出場はいろんな影響があるんじゃないかなと。Crest Gamingとしても変わると思いますし,コミュニティの発展に少しでも寄与できれば嬉しいですね。
世界大会に向けて
4Gamer:
PGI 2018に向けて意気込みは。
CGX_Shianblue選手:
気負ったりとかはしてないですけど,想像していたよりも数倍規模が大きいのでびっくりしてます。僕らの紹介動画を作ってもらったり,公式サイトに本名が出ちゃったり(笑)。
CGX_Aries選手:
そう。載っちゃった。Facebookに海外の人からいっぱいコンタクトがありました。
CGX_Shianblue選手:
え,そうなんだ!
CGX_Aries選手:
日本人からは来なかったけど(笑)。
CGX_Shianblue選手:
そういう影響力がある大会に出られるのはすごく嬉しいですし,できることならそこで勝ちたい。
CGX_Aries選手:
ドン勝取りたい。
4Gamer:
ドン勝を取ったところは見たいですね。
CGW_MrYoppy選手:
ドン勝取ってもCGXは変わらないと思いますけどね。「なんで勝ったか分からない」とか言い出すんですよ。どうせ(笑)
一同:笑
CGX_Shianblue選手:
PGIの公式サイトだと「ロイヤルロード(王者の道)を歩んできた」って,まるで負けなしで突き進んできたかのような紹介になってるんですよね。すごい持ち上げられてる。
CGW_MrYoppy選手:
CGWは「這い上がってきた」みたいな紹介だった。あとはCGXだけだって。
4Gamer:
CGWの意気込みは?
忍者して順位伸ばします。
一同:笑
CGW_MrYoppy選手:
PGIに出るっていうプレッシャーはないです。今までやってきたことをやるしかないと思ってて。ほかチームとの相性だったり,アナリストやコーチがどう対応してくるかだったり,結局やってみないと分からなくて,いつも通りやるしかないですね。
CGX_Aries選手:
いつも通りやって,ハマんなかったら変える?
CGW_MrYoppy選手:
いや,そのままやって日本に帰る(笑)。
一同:笑
CGX_Aries選手:
うちらは変えるよね?
CGX_Shianblue選手:
変える。うちらは事前の準備をしっかりしたいタイプなので。
序盤の事故死だけは避けたいですね。どのチームがどこに降りるとか,事前の準備をしていればなくせると思うので。そういうところをしっかりしておけば世界でも戦えるんじゃないかなと。それは日本と変わらないですけど。
4Gamer:
XanaduとWindfallは正反対のチームなので,どちらかがハマって活躍するんじゃないかと期待しているんですよ。
CGX_Aries選手:
まったく違いますからね。
CGX_Shianblue選手:
応援してくれる人にはそういうところにも注目してほしいですね。
4Gamer:
PGI 2018は優勝で40万ドルの賞金がありますけど,それほどの賞金を得たらどうしますか。
CGX_Shianblue選手:
応援してくれた人とか,いつも見てくれてるリスナーさんとか,いつも支えてくれてる人たちに恩返ししたいです。
CGW_MrYoppy選手:
真面目か! それを最初に言われると,なんか言い辛くなるじゃん!(笑)
CGX_Shianblue選手:
ごめん(笑)。でも自分のことにも使うよ。今年就活なのでその活動資金に当てたりとか。引っ越しもしたい。
CGW_MrYoppy選手:
リアルな話出ちゃった。でも僕ももらったら引っ越すかも。会社の近くに。
CGX_Shianblue選手:
あと就職活動やめて専業プロの活動資金という手もあるかも。こればっかりは取ってみないと分からないですね。
CGX_Aries選手:
僕は父親にあげるかな。
CGX_Shianblue選手:
優しい!
CGX_Aries選手:
いやいや,そういうんじゃなくて,父の方がお金の管理がうまいから,ちゃんと管理してもらう。
CGW_Kurad選手:
僕は何だろう。とりあえずデバイスとか全部買いそろえるかな。めちゃんこ良いPCを買う。
CGW_MrYoppy選手:
100万くらいで全部揃えられそう。
CGX_Aries選手:
僕はPCを2か月前に買ったばかりだからなぁ。それまで持ってなかったんですよ。
4Gamer:
えっ,持ってなかった!?
CGX_Aries選手:
ネットカフェに通って練習してました。PC買うときはそれと同じものをそのまま買って家に持ってきたんです。
4Gamer:
それで競技シーンにいるっていうのはすごいですね。
CGX_Aries選手:
練習にお金がかかるので「タイムイズマネー」ってよく言ってました。
一同:笑
4Gamer:
ドイツで楽しみにしてることは?
CGX_Shianblue選手:
いっぱいあります! 食べ物とか。
CGW_MrYoppy選手:
LevAriEさんならスキンって言うよね。大会限定スキン。
CGW_Kurad選手:
言いそう(笑)。
CGX_Aries選手:
僕はドイツの友達に会えるのが楽しみですね。会いに来てくれるらしいです。
4Gamer:
たしかAries選手は帰国子女ですよね。その関係ですか?
CGX_Aries選手:
そうですね。
CGX_Shianblue選手:
何か国語しゃべれるんだっけ。
CGX_Aries選手:
タガログ語,英語,日本語,スペイン語,中国語。
4Gamer:
すごい。5か国語!
CGW_MrYoppy選手:
Ariesさんがいるので,ほかのチームと交流できるんですよ。
CGX_Aries選手:
良い拾いものしたって言われます。
CGX_Shianblue選手:
ほんとに(笑)
4Gamer:
では,PGIに出場している中で注目のチームはありますか。
CGW_MrYoppy選手:
Ghost GamingとSavege Esportsですね。降下場所が被ってるんで。彼らの動きは気になります。
CGX_Shianblue選手:
うちはGEN.Gですね。Kaiph0neさんがGEN.Gリスペクトで,CGXは動きを参考にしてたので気になってます。あとはAvanger Gamingは降下場所が被ってるので,警戒してます。
個人的にはFaZe Clanが好きなので,そこを倒したTeam Liquidも注目してます。Ibiza選手っていうやばいヤツがいるって,Kaiph0neさんが言ってましたし。要注意ですね。
4Gamer:
なるほど,試合では最初の降下ポイントでの戦いも注目ですね。面白い試合が見られそうです。それでは最後に,応援してくれてる人やファンに,一言お願いします。
CGX_Shianblue選手:
僕は有名ってわけでもなくて,競技シーンに出てきたのもPJSからなんですけど,そんな僕でも応援してくれる人にはすごく感謝してます。その人たちのためにもドイツで頑張ります。
CGW_MrYoppy選手:
ほかのPJSの出てるチームの人にも「やっぱ俺たちが行った方がよかったな」って言われないように,精一杯準備して臨みたいです。
4Gamer:
本日はありがとうございました。PGIでの活躍に期待しています!
―――2018年7月14日収録
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
「PUBG Global Invitational 2018」公式サイト
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PUBG: BATTLEGROUNDS
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