[E3 2016]何としてでも地球に戻りたい! ボロボロになりながらも生還を目指す,宇宙サバイバルRPG「The Long Journey Home」が面白そう
本作は,高速移動実験の失敗によって,いくつもの銀河をまたいだ遠い宇宙の果てに飛ばされてしまった宇宙船とそのクルー達が,なんとか無事に地球への生還を果たすべく旅を続けていくという,サバイバル風のRPGだ。
ゲーム開始当初は完全な機能を備えていた宇宙船は,旅を続けるうちに経年劣化し,あるいは獰猛なエイリアン種族の攻撃などによって壊れ,徐々に航行が難しくなっていく。さらには病気や敵との交戦でメンバーが死んでしまうこともあるが,そうした困難をくぐり抜け,母なる地球に辿り着くのがゲームの目的となっている。
THE LONG JOURNEY HOME Teaser
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開発を手がけるDaedalic Entertainment Westは,Andreas Suika(アンドレアス・スイカ)氏がデュッセルドルフに新設した会社だ。同氏はUbisoft Blue Byteで15年にわたってリードデザイナーを務めた人物で,Ubisoft時代は「Settlers」シリーズなどを手掛けてきたとのことである。
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そのSuika氏が「リバース(逆展開)RPG」と呼ぶThe Long Journey Homeでは,プレイのたびにゲーム世界が自動生成されるため,リプレイ性が高いのが特徴だ。生成された世界にはいくつもの銀河があり,さらにその中にはいくつもの惑星を持った太陽系が点在している。その宇宙空間を,見下ろし型の画面を見ながら宇宙船で進み,ときにアステロイド群やエイリアンの攻撃をくぐり抜け,ときには星の引力を利用したスイングバイ航法を使いながら,母なる地球を目指していく。
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しかし,ただ進んで行くだけでは,宇宙船はじきに壊れてしまうだろう。惑星を探索すれば,宇宙船を修復できるパーツを見つけたり,エイリアンとの交易に使える鉱物資源を採取したりできる。
ただし,こうしたものを手に入れるには,降下船を出して惑星の地表近くまで行き,横スクロール風の画面で障害物を避けながら探索しなければならない。場合によっては,宇宙船の修理どころではない事態に陥ることもある。
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一方,宇宙船を動かすクルー達もまた,航行には必要不可欠な存在だ。クルーのメンバーは,ゲーム開始時に10キャラクターの中から4名を選ぶ仕組みになっている。クルー達は,ナビゲートの巧みなパイロットや,エイリアンとの交信や交易に長けたキャラクターなど,それぞれが個性的なスキルを持っていて,その能力によってプレイヤーを助けてくれる。
ただし,病気や事故によって死んでしまったら,ゲームをリセットするまで彼らが帰ってくることはない。いわゆるパーマデスシステムを採用しており,地球への旅路はなかなかにシビアである。
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クルー同士やエイリアンとの会話シーンも多く,英語版のままでプレイするにはそれなりの英語力が必要になりそうな本作だが,ドイツ産のゲームらしいきめ細やかな作り込みはさすがといったところ。プレイする人を選びそうではあるものの,かなり中毒性の高いゲームになりそうだ。
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「The Long Journey Home」公式サイト
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- ライター:奥谷海人
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