PS4「ゴッド・オブ・ウォー」の概要をおさらい。北欧の世界で新たな人生を送っていたクレイトスが，息子とともに戦い生き残る絆の物語

　ソニー・インタラクティブエンタテインメントから，2018年初頭に発売予定のPlayStation 4用ソフト「ゴッド・オブ・ウォー」。本稿では，シリーズ最新作となるアクションアドベンチャーゲームについて，現時点で判明している概要をまとめておさらいしていこう。

　ゴッド・オブ・ウォーシリーズは，2005年にPlayStation 2用ソフトとして第1作が発売されて以降，主にPlayStationプラットフォームで展開されてきたアクションゲームだ。
　「ゴッド・オブ・ウォー」「ゴッド・オブ・ウォーII」「ゴッド・オブ・ウォーIII」の三部作で物語は完結。また，「ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲」「ゴッド・オブ・ウォー 降誕の刻印」「God of War: Ascension」と，派生タイトルも複数発売されている。
　今シリーズ作品をプレイするなら，PlayStation 4向けは「GOD OF WAR III Remastered」のみとなる。PlayStation 3用ソフトには，HDリマスターされた三部作を楽しめる「ゴッド・オブ・ウォー トリロジー」，および派生タイトルの「ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲＆降誕の刻印 HDコレクション」「God of War: Ascension」が存在する。

　今回PlayStation 4用ソフトとして発売される「ゴッド・オブ・ウォー」は，第1作と同じタイトル名ではあるが，シリーズの“続き”を描いた完全新作となる。
　過去のシリーズでは，神の力を得た主人公のクレイトスが，戦神アレスの策略にはまり妻と娘を自らの手で殺害してしまったことに端を発する復讐劇から，神々との壮大な戦いへと発展していった。

　新作でもクレイトスが主人公なのは変わりないが，クレイトスは復讐の過去を捨て，北欧の世界で新たな人生を送っていた。しかし，詳細は分からないがクレイトスは自分の過去と向き合うために，もう一度武器を手に取ることになる。

　今回最大のポイントとなるのは，クレイトスの息子「アトレウス」の存在だ。2人はともに旅をし，ともに戦う。クレイトスは，手元に自在に戻る戦斧「リヴァイアサン」で敵をなぎ倒し，アトレウスはナイフや弓矢などを駆使する。
　戦いの中で成長し，多彩なスキルの中から必要な能力を選び習得していくことで，プレイヤーに合った戦闘スタイルを作り上げられるとのこと。
　もちろんストーリーに関しても，父と子の絆が大切な要素になるそうだ。

クレイトス
かつてギリシャ神話の強大な神々と壮絶な戦いを繰り広げた伝説のスパルタ兵クレイトスは、今や一人の男として過酷な北欧の地に暮らしている。彼には息子アトレウスがおり、この厳しい世界で戦い、生き抜く術をアトレウスに伝えていく。

アトレウス
アトレウスは偉大な父クレイトスに守られるだけの存在ではない。幼い頃から身につけてきた様々なスキルでクレイトスを助け、時には肩を並べて戦っていく。厳しい旅路の中で成長していくアトレウスの姿は、血塗られた過去に囚われたクレイトスの心も変えていくだろう。

　また，画面写真や公開済みのプロモーションビデオを見れば分かるように，本作ではカメラ視点がキャラクターの背後から追従する形で，過去シリーズの見下ろし俯瞰視点とは印象が大きく異なっている。以下のPVでは，イベントシーンとゲームプレイが違和感なくつながるように見えるので，より没入感が高まる効果も期待できそうだ。



　本作が日本国内で発売されるという発表から新情報の発表などがなかったため，発売時期を忘れかけている人もいるかもしれないが，本作の発売時期は「2018年初頭」の予定だ。言葉通りに受け取れば，あと数か月以内にはリリースされるということになる。
　クレイトスが父として，息子とともにどのような旅をするのか，ゲームをプレイできる日が今から楽しみである。

「ゴッド・オブ・ウォー」公式サイト