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超初心者が行く,“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ BLAZING & FREEZING”。SolidSとQUELLが描くコントラストの魅力にやられました
2019年3月3日,千葉県の舞浜アンフィシアターにて行われた“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ BLAZING & FREEZING”。本稿では昼の部,夜の部と2回実施された公演のうち,昼の部の模様をお届けします。「ツキノ芸能プロダクション」超初心者の筆者があっさりと心を奪われた様を,ぜひご覧いただければと思います。“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ”とは?
まず前提として伝えておきたいのは,シリーズ初心者の筆者がなぜ“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ BLAZING & FREEZING”の仕事を引き受けることになったか……です。それはつい先週,4Gamer編集部の人から連絡を受けたときのことでした。
編集部:
アサミさん。“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ”の取材,行ってみませんか?
筆者:
えっ,それってどんなものなんですか?
編集部:
この“「SQ」ステージ”(以下,「スケステ」)は「ツキプロシリーズ」のプロジェクトの1つなんですけど,後続ユニットのSolidSとQUELLが活躍する「SQ(スケア)」シリーズの舞台版で……。うーん,あとはちょっとひと言で説明は難しいんですが,見たらアサミさんも絶対好きになると思いますよ!
筆者:
難しいんですか……(説明雑!)。「ツキプロ」という名前だけ聞いたことがある程度の知識しかないのですが,大丈夫なんでしょうか。
編集部:
大丈夫です! むしろその視点でレポートしましょう。「スケステ」は舞台シリーズとしては,まだ昨年から始まったばかりですし,ダンスステージライブをメインにした公演は今回が初なんです。これからますます盛り上がっていくシリーズですから,むしろ今だから初心者に勧められるかと!
筆者:
でもこれ人気公演ですよね? そんなところに私が行ったら,全「スケステ」ファンを敵に回しませんか?
編集部:
……その時は,その時です!
筆者:
ええぇ……(超不安)。
──というような経緯で,全「スケステ」ファンの皆さんには本当にすみませんが,シリーズ初心者の筆者が今回レポートを担当することになりました!
ちなみにかなり予習をしていったのですが,そもそも「ツキノ芸能プロダクション」のプロジェクトがあまりに巨大で,完ぺきに把握するのは正直難しかったです。「ツキウタ。」以外にもあんなにアイドルたちが活動していたなんて……。ひと言で説明できない理由がよく分かりました。あ,これでも一生懸命勉強したので,石は投げないでくれると嬉しいです。
そんな状態ではあったのですが,とりあえず結論から言わせてください。
筆者「な,なんだ。この何の知識もなくてもめっちゃ楽しいステージはー!」
……はい,このひと言に尽きます。なので,「スケステ」を愛する皆さんはもちろんのこと,「スケステってそんなにすごいの?」という人に読んでいただけると嬉しいです。
石を投げられる覚悟で宣言してしまうと,「以前からこのシリーズが好きなんです」というファンの人たちを満足させるようなレポートは難しいと判断しました。そこで考えた結果,「初心者である筆者が,何故この2時間半で『スケステ』に陥落したか」という趣旨のレポートにしてしまおうというわけです。
では早速,“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ”の説明をしましょう。ただし前述した「ひと言で説明は難しい」の言葉通り,あまり背景を詳しく書こうとするとかえって混乱してしまうので,だいぶ簡潔に書こうと思います。
「ツキノ芸能プロダクション」(以下,「ツキプロ」)は,2.5次元に存在する芸能プロダクションです。名前はなんとなく聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「ツキプロ」にはたくさんのアイドルが所属していて,複数のユニットごと,もしくはユニットごとにシリーズ展開されています。
そのなかでアイドルユニット「SolidS」と「QUELL」をメインとするのがSQシリーズ。つまり2.5次元ダンスライブ“「SQ」ステージ”は,SQシリーズの舞台化作品ということなのです。ちなみに舞台化1作目は2018年5月に上演され,同年11月には2作目が上演されました。
本稿で紹介する“2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ BLAZING & FREEZING”は,芝居の部分はほぼなく,ダンスステージライブに焦点をあてた公演となっています。
最初はお気に入りのキャラクターを見つけよう
まず,本公演は舞台パートから始まります。
舞台は,古い社。妖怪として存在している,SolidSとQUELLのメンバー。ツキプロタレントたちが妖怪になったif世界である「月野百鬼夜行」がベースとなっているのだと思います。
堀宮英知は,お寺で子供に習字などを教えている狐のお坊さん,白蔵主。和泉柊羽は,かつては龍神様と呼ばれていた蛟です。久我壱星と久我壱流の双子は,鎌鼬(かまいたち)。
かつて人間との戦で心が傷ついた柊羽は,人間と交流する英知の行動が理解できません。そんな柊羽に,柊羽も今の人間たちを見てくればいいのに,とみんなが勧めます。
そこに,客席の通路から,酒呑童子の篁 志季,雪女の世良里津花,がしゃどくろの村瀬 大の3人が現れます。「翼は?」と烏天狗の奥井 翼の姿が見えないことを訝しむ面々ですが,なんと翼は宙乗りで登場。烏天狗らしく,華麗に空を舞いました。
ひなたぼっこをする大に向かって翼がダイブすると,見事なお姫様抱っこで大は翼をキャッチ。客席からも「キャー!」という大きな歓声が上がります。
ですが,一番ドキッとしたのは,男でありながら雪女という設定の,里津花です。その所作たるや,なんと洗練された美しさでしょう。ただただ,溜息が零れるばかりです。
柊羽は憂いを帯びた表情やセリフが切なく,英知の狐の尻尾は彼が動くたびにゆらゆらと揺れて愛らしいですし,双子のかまいたちはくるくると可愛く舞台上を舞います。
そして志季は,8人の中で一番男らしいかっこよさを見せてくれます。
数十年も前に人と妖怪たちが争った時のことをいまだに忘れられない柊羽に対して,志季はこう言います。「人間はみんな,俺たちの子供のようなものなのだから,あんな出来事は子供のオイタなのだ」と。親の立場にならないとなかなか出てこない,大人のセリフです……!
……と,15〜20分程度の舞台パートでしたが,全てを見終わってから思い返すと,各キャラクターたちの個性がとても出ていた舞台だったのだと分かります。なので,この舞台パートで推しに出会えれば,それだけでこのあとのライブパートが一層楽しくなります。
ライブパートからはスタンディングOK!
志季の「Here we go!」の掛け声と共に,ライブパートのスタートです。ここからはスタンディングやサイリウム,うちわといった応援グッズの使用も可能です。客席は一気にそれぞれの推しキャラのカラーに染まります。なお,昼の部のセットリストはこちら。(※夜公演のセットリストとは異なります)
■昼公演 セットリスト
M1:Because you are(QUELL)
M2:WING(QUELL)
M3:Burny!!!(SolidS)
M4:Midnight Mystery(SolidS)
SolidS ソロ曲
M5:真紅の恋、凛と惹かれ(志季)
M6:フレア -FLARE-(翼)
M7:Good Night My Darling(里津花)
M8:人生ハードモード(大)
QUELL ソロ曲
M9:虹(英知)
M10:紅く染まる空(壱流)
M11:星空(壱星)
M12:End of Night(柊羽)
SolidS デュエットメドレー
M13:DARK MOON ANGEL(志季&里津花)
M14:GRAVE OF LOVERS(翼&大)
M15:Seafloor(QUELL)
M16:砕かれた霞(QUELL)
M17:HIKARI(QUELL)
M18:TIGHT/NIGHT(SolidS)
M19:ロミオ -ROMEO-(SolidS)
M20:ライア・クライア(SolidS)
M21:NEMOPHILA(QUELL)
M22:SEXY☆SENSE(SolidS)
M23:蒼い水(QUELL)
筆者的「QUELL」の見どころは
“透明感のある曲と洗練されたダンス”
シリーズファンの人には遠く及びませんが,ここでは筆者的な見どころを語らせてもらいたいと思います。
まず,ステージの最初を飾ったQUELLの4人ですが,どの曲も透明感があり,クールさを感じました。水を彷彿させる流れるような腕の動きが印象的な振り付けが多く,指先ひとつまでしっかり細やかな気配りがされていて,あえて足で派手なパフォーマンスはしないという,洗練されたダンスです。
柊羽の落ち着いた柔らかな雰囲気や,英知の人懐っこい感じが,ダンスをしている時の表情からも伝わってきます。
舞浜アンフィシアターのステージは客席にせり出すような半円状になっていて,そのステージに彼らが下りてくると,本当に距離が近いんです。そして,その客席に近づく時の彼らの様子や表情が,まさに個々の魅力を感じる瞬間でした……。
柊羽はちょっとはにかんで,通路に降りるのにも躊躇いがあるのか半円状のステージに腰かけてみせたりしますが,逆に英知はとてもかわいい笑顔でにこにこしながら客席に寄ってきてくれますし,ファンとのハイタッチなどにも積極的です。柊羽のほうが周囲に溶け込むのがちょっと苦手で,英知は笑顔だけで人と仲良くなれちゃうのかな,と勝手にそんな印象を持ちました。
あとは,壱流と壱星の双子ちゃんの可愛さにびっくりしました。壱流と壱星があまりにそっくりなので「いくらメイクしているとはいえ,よくこんなにそっくりにできたなぁ」と首を傾げていたら,役者さんが本当に双子でした! こんなところで驚いてしまう,初心者です。道理で演技も息があっているはずです。
柊羽と英知が既に成長した男性なのに対し,壱流と壱星はまだこれから変わっていく余地のある少年らしさを残しているので,なおさら「可愛い!」と筆者含め観客の心を掴んでくれる2人でした。MCでは,本日3月3日が“ひな祭り”の日ということもあって,双子が「うれしいひなまつり」を替え歌で歌ってくれる場面もありました。双子ならではの対比感も良いですね。
筆者的「SolidS」の見どころは
“セクシーで熱い歌とダンス”
次にSolidSですが,QUELLとは対照的に熱いハードな曲が多かったです。重低音がお腹や耳にずしりと響き,ドラムンベースを彷彿させるようなグルーヴ感があります。バラード調の曲でもどこか重みがあって,スッキリ爽やかなQUELLと比べるとヘヴィな余韻があるSolidSという印象です。ダンスは,足を大きく振り上げたり,ひとつひとつの振りで止めるところはきっちり止める,といった男性的かつセクシーさを前面に出した振り付けが多かったように感じました。
リーダーの志季は口数は多くないのに熱い男で,純粋にかっこいいです。熱血キャラはうるさくなりがちですが,志季は決してうるさくない。なのに語る言葉はとても熱い……! 素敵です。翼は,SolidSはもちろんのこと,QUELLも交えた8人の中のムードメーカーという役割でしょうか。意外とリーダーの2人よりも,話の中心にいることが多いです。大と仲良し,という雰囲気がMCやダンスの振り付けから伝わってきました。大は身体は大きいものの,どこかぼうっとしているのんびり屋さんに見えました。実際,居眠りをしているシーンが何回かありましたね。癒し系というと若干違う印象を与えてしまいそうな気もしますが,やはり癒し系だと思います。
里津花は……どこから語ればいいのでしょうか?(困惑)志季と里津花のデュエット曲の「DARK MOON ANGEL」では,志季が里津花を抱き寄せ。「TIGHT/NIGHT」では,大が里津花を背後から抱き締め。「SEXY☆SENSE」では,大と里津花がキスを交わしているかのような,ギリギリの寸止めだったり。
筆者「な……なんなんですか,これはー!?(再び困惑)」
4人で同じダンスを踊っているのに,どうして里津花だけあんなに艶めかしいのでしょう。でも,なよなよしているとかじゃなくて,ちゃんと力強いダンスなのです。
SolidSのメンバーも,里津花を別に女の子として見ているわけじゃないはずです。里津花は,きちんと男の子なのです。けれど,だからこそメンバーはみんな,里津花の放つ妖艶さに狂わされているような,そんな気がしてなりません。そうでなければ,あんな振り付けにならないでしょ! コラー! ……すみません,思わず取り乱してしまいました。
皆さんとてもスタイルがいいのですが,里津花の場合はまた皆さんとも違い,男性的な体格というよりも中性的な身体付きに感じました。そこも含めて,彼の妖艶さを演出していたのではないでしょうか。この里津花の魅力を,言葉で表現しきれないのが残念でなりません……。語彙力が消失するほどの衝撃を受けたと思っていただけると嬉しいです。
この子は一体どうしたらいいのでしょうか? この世に存在するありとあらゆる色気を押し込めると,こういうキャラクターになるのでしょうか? 里津花の衣装だけ,胸元が開きすぎというくらいに開いていますし!
……すみません,また少々取り乱したようです。くれぐれも重ねて言いますが,筆者はこの日初めてSolidSとQUELLを見ました。曲名すらもまともに分からなかったですし,失礼ながらお名前もなかなか覚えられなかった,そんなレベルです。なのにこのステージで,すっかりSolidSとQUELLの魅力に憑りつかれてしまいました。
そうだ,「SQ」シリーズの世界に行こう
「初めてでも,こんなに楽しめるんだ!」ということを身をもって知った筆者ですが,ライブからの帰り道ではずっとSolidSとQUELLのこれまで発売されたCDの情報を探し,そして今回のライブでは聴けなかった曲がまだまだたくさんあることを知り,とりあえずは今日のライブで素敵だなと思った曲のCDを買うところから始まりました。
筆者は音楽が大好きで,ゲーム音楽のコンサートにもよく足を運ぶのですが,アイドルものに手を出さなかった理由は割とシンプルで,「歌があるから」という理由だったりします。その理由は「歌があるとつい一緒に口ずさんでしまって仕事にならない」というもので,これまで意識して歌の入っている曲を聞かないようにしてきたのです。ですが,そんな筆者がこれまで貫いてきたものを,一瞬でへし折られたステージでした。
「ツキプロ」への入り口は人それぞれでしょうし,声優さんのファンだからとか,絵が好みだったからとか,歌が好きだったからとか,いろいろあるかと思いますが,いきなり2.5次元のライブから入ったというのは,入り方としてはとても特殊なほうでしょう。
ただ,芝居の魅力のひとつは,その場限りのライブ感です。力のある役者さんは,客席を取り込む空気を作るのが上手いですし,その空気に飲まれるのは観客冥利に尽きるというものです。
QUELLのダンスはひたすらに美しく洗練されたものであり,SolidSのダンスはホットでセクシーという,今回のライブタイトル通り,対を為す2ユニットでのライブだったということも,筆者の心を撃ち抜いた大きな要因だったと思います。
ライブ内での印象的な出来事を,初心者視点で見ました
SolidSやQUELL,それぞれのユニットの歌とダンスの素晴らしさはもちろんのこと,ソロ曲でのユニットの垣根を超えた組み合わせも良かったです。
志季の「真紅の恋、凛と惹かれ」では柊羽がダンサーをしていたり,柊羽の「End of Night」では志季がダンスに加わっていたり。大の「人生ハードモード」では英知がダンスで参加していたり,逆に英知の「虹」では大がダンスに参加していたり。特に「虹」にて,英知の「大くーん,朝だよ,起きてー!」のセリフの可愛さには,筆者だけではなく客席の全乙女が悶絶していたことも,あわせてお伝えしたいです。
途中何回か挟まれたMCでは,メンバーがさまざまな趣向で客席を楽しませてくれました。SolidSのMCタイムでは,メンバー4人の中で誰が一番セクシーに単語を言えるかを争ってみたり(ちなみに単語は楽曲名や歌詞などなんでもいい,というルール)。普通なら「一番セクシーな人」を決めそうなところで,「一番ノットセクシーな人(セクシーじゃなかった人)」を会場からの拍手で決める,という,面白い企画でした。ちなみに敗者(ノットセクシー)は圧倒的に志季。
「みんな,これ一番セクシーだった人に贈る拍手じゃないんだよ!?」というくらい,容赦なくほぼ満場一致状態で志季に贈られる拍手に,会場のあちこちから笑いが零れていました。それほどまでに否定されてしまった志季のノットセクシーなセリフは,ぜひ今後発売される予定のBlu-rayなどで実際にご確認ください。
ちなみに敗者は誰かのモノマネをするという罰ゲームにて翼のモノマネを披露した志季。翼が「モノマネをするほど,俺のことを愛しているのか?」と志季に挑発的な顔で問い掛け,志季が「……そうだ」と答えたシーンでは,全客席の乙女が息をしていなかったと思います(たぶん)。
QUELLのMCタイムは,「(サイリウムで)ウェーブをやりたい!」と英知が言い出しっぺになり,会場の東側ブロックを水色,中央寄り東側ブロックが赤,中央寄り西側ブロックが青,一番西側のブロックを緑のサイリウムで色分けし,メンバーがステージを周回するのにあわせてサイリウムでウェーブを作る,というものでした。かなり綺麗なサイリウムウェーブが出来ていたので,これもぜひBlu-rayなどで見ていただきたいです。
ラストの2曲となった「SEXY☆SENSE」と「蒼い水」では,SolidSの歌をダンスで盛り上げるQUELL,逆にQUELLの歌ではSolidSがダンスするという演出を見せてくれました。SolidSの野生味のある情熱的なダンスを踊るQUELL,QUELLの清冽さを纏ったダンスを踊るSolidS,というダンスの交換を見ることが出来て,筆者もかなり興奮してしまいました。
最後のMCでは,全員がひと言ずつ今日の公演の感想を述べていましたが,柊羽や志季の「1年前にこのメンバーと出会ったばかりなのに,今日この場でこういう公演が出来ていることがとても嬉しい」という言葉が印象的でした。
なお,本日の公演の模様と収めたDVD&Blu-rayの発売など,様々な展開も決まっているとのこと。ぜひそちらの情報にも今後注目してください。
〜公演概要〜
2.5次元ダンスライブ「SQ」ステージ BLAZING & FREEZING
2019年3月3日(日) 14:00/18:30 全2公演
SolidS
篁 志季役:日向野祥
奥井 翼役:瀬戸啓太
世良里津花役:阿部快征
村瀬 大役:小林 涼
QUELL
和泉柊羽役:田中稔彦
堀宮英知役:中尾拳也
久我壱星役:山中健太
久我壱流役:山中翔太
原作:ふじわら(ムービック)
キャラクター原案:沙月ゆう
原作楽曲提供:滝沢章,はまたけし
制作:Ask,サンライズプロモーション東京
■公式サイト https://sq-stage.com/bf/
(C) S.Q.SBF