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「Papers, Please」を生んだルーカス・ポープ氏の新作アドベンチャー「Return of the Obra Dinn」は今秋中にリリース
2016年のアナウンスと同時にα版が無料デモとしてリリースされていた「Return of the Obra Dinn」は,1803年に行方不明となった東インド会社所有の貨物船“オブラ・ディン号”を舞台とする一人称視点のアドベンチャーゲーム。ストーリーは1807年,無人のまま幽霊船として海を漂っていた同船へと,保険会社の調査員の主人公が潜入していくところからスタートする。
主人公は時間を巻き戻せる懐中時計のようなデバイスを手にしており,白骨化した遺体や重要なイベントが起こった場所の近くに行くと,事件発生時の状況が見えたり,当時の会話が聞こえたりする。プレイヤーは,それをもとに乗組員や客員たち数十人の過去を,乗船名簿をチェックしながら調べ上げていくことになる。
ディザリングによって擬似的に中間色を表現したモノクロな色調が印象的な本作。このグラフィックスを用いることで,静止画だと3D描画であることが分からないような,非常にユニークな雰囲気が作り出されている。
Steamのストアページによると,「Return of the Obra Dinn」の字幕とインタフェースは日本語化されて発売される予定とのこと。そのパブリッシャは3909 LLCと記載されているが,こちらはポープ氏自身が自身のブランドを管理する目的で設立したレーベルと思われる。ストーリーやBGMがしっかりと作り込まれている様子なので,発売を楽しみに待とう。
「Return of the Obra Dinn」公式サイト
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Return of the Obra Dinn
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