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「Kenshi」正式版は本日21時頃より配信開始。文明崩壊後の世界を生きぬくサンドボックスRPGが,12年の開発期間を経てついに正式リリースへ
インディーズデベロッパ・Lo-Fi Gamesが開発するKenshiは,文明が崩壊した世界で,生き残りを賭けて戦うというタイトル。“集団”の操作や街づくりの機能など盛り込んでいる点が特徴で,RPGではあるが決まったストーリーはない。Lo-Fi Gamesが「サンドボックスRPG」「ソードパンクRPG」などと呼ぶ,あくまでの自由な探索をテーマにした作品だ。
本作は国内でも実況動画をキッカケに人気を博しており,ニコニコ動画を中心としたコミュニティが築かれている。以下は,正式版リリースにあたってニコニコ動画に投稿された,Lo-Fi GamesのスタジオヘッドであるChris Hunt(クリス・ハント)氏からの,感謝のメッセージである。
正式版リリース日発表(関連記事)後の2日間は,Steamストア(日本)の売り上げランキングで1位を記録したというKenshi。興味のある人は,4Gamerが“優秀賞”に選出した東京ゲームショウでの企画「メディアアワード」の記事や,ハント氏へのインタビューなどをチェックしてみてほしい。
TGSメディアアワードの4Gamer部門受賞作品を発表。大賞は「RPGタイム!〜ライトの伝説〜」と「有翼のフロイライン」
毎年,東京ゲームショウで4Gamer・ファミ通・電撃が実施している合同企画「メディアアワード」。4Gamerでは先日ノミネート作品を発表したが,本稿ではその中から選出した大賞と優秀賞の計5タイトルを紹介しよう。
[TGS 2018]ついに正式リリースが目前に迫った「Kenshi」。そのデザイナーへ足掛け10年以上に渡る開発の日々を聞いた
極めて自由度の高い(そしてわりと過酷な)オープンワールド,かつキャラクターの育成やチームのマネジメントが楽しめる「Kenshi」。2018年12月,ついにSteamでのアーリーアクセスを終え,正式にリリースされる。そんな「Kenshi」のデザイナーに,リリースにたどり着くまでのあれこれを聞いた。
- キーワード:
- PC:Kenshi
- PC
- RPG
- インタビュー
- ライター:徳岡正肇
- カメラマン:田井中純平
- Lo-Fi Games
Steamの「Kenshi」ストアページ
壮大なソードパンク RPG『Kenshi』の正式版が
12年の開発期間を経て本日ついに販売開始
リリース日発表後の2日間、日本のスチーム・ストア
売り上げランキング1位の快挙
英国ブリストル- 2018年12月6日: シングルプレーヤーRPGの『Kenshi』がPCスチームでの4年間の早期アクセスにおける展開を含む12年の開発期間を経て、日本時間の2018年12月6日21時よりその壮大なソードパンク・オープンワールドの正式版の販売を開始します。
『Kenshi』はRPGの要素に加え、集団の操作や街づくりの機能等が融合したサンドボックスゲームです。プレイヤーは世界を思うがままに放浪し、無限の可能性を追求していくことが出来ます。また、早期アクセス版における数千にもおよぶレビューの大半で「非常に好評」という評価を得ており、日本においてもニコニコ動画にて有志による1,850以上の関連動画が公開されています。また、正式版リリース日発表後の2日間、日本のスチーム・ストアの売り上げランキングで1位を記録する快挙も遂げました。
『Kenshi』の正式版リリースにあたり、Lo-Fi GamesのCEO及びヘッド・デベロッパーのChris Huntはつぎのコメントを寄せています。
「開発期間中は、様々な遅延、予算面での問題、ゲーム・エンジンのアップグレードや山のようなバグに悩まされ続けました。長い間苦楽を共にしてくれたコミュニティに支えられ、最終ゴールに達する事が出来たことに感慨を受けています。」
「『Kenshi』は大手のゲーム会社のゲームにはあまり見られない自由度と深みをプレーヤーに提供しています。『Kenshi』の特徴は自分自身のストーリーを思いのままに紡いでいくことができる事です。各プレーヤーはリニアなスクリプトとは別にAIを通じて自由にローミングできるように設定されており、それがユニークで自由度の高い経験につながっています。詳細に興味のある方はこちらをご参照ください:lofigames.com/player-stories。」
「『Kenshi』の長い開発期間中あきらめることなく支えてきてくださったファンやボランティアやサポーターの皆様には心より感謝しています。皆様のサポートがなければ今日この日を迎えることはできませんでした。一人ひとりにご返信はできませんが、皆様の温かいメッセージが私たちにやる気を起こさせ、それがさらに良いものを作っていこうという思いに繋がって参りました。本当にどうもありがとうございました。」
『Kenshi』について
「血に飢えた人食い人種、餓えた盗賊、残忍な奴隷商人、野獣等が常に襲ってくる荒涼とした世界では、まず生き残る事が難題である。あなたは選ばれし者ではない。偉大でも力強くもない。他者より多くの「ヒットポイント」を持っているわけでもない。あなたは世界の中心にいるわけでも、特別な存在でもない。たゆまぬ努力を続けぬ限りは。」
- 終わりのないサンドボックスRPG。決まったストーリーなどなく、アイテムを獲得するためにレベルアップが必要といった機能もない、自由で無限大の可能性を追求するゲーム。善人や悪人になるのも、商人や盗賊になるのも全てあなた次第。町に住む、砂漠を彷徨う、一人で放浪する、徒党を組む、要塞を建造する、集落を襲う等、自分なりのストーリーを展開させていく事が可能。
- Daggerfall以降最大となる870平方km超の広大でシームレスなワールドマップ。
- Modsで思いのままにキャラクターや環境をデザイン、カスタマイズ。アクティブなコミュニティにより作成された1,500以上のMods。
- 詳細な集団設定。様々なキャラクターで形成される集団や勢力を育成、または略奪し自分好みの集団に設定。
- 集団の防御に欠かせない要塞を建造。新しい技術を研究し、防御を固め装備を作成することが可能。
- 容赦のないハードコアな環境。常にチャレンジを強いられる混沌とした世界。この世界には不自然なまでに強力なステータスを持つ「英雄」などというキャラクターは存在しない。
- レベル調整は存在しない。世界はレベルに合わせてレベルアップなどせず、レベルに合ったアイテムだけを並べる店もない。
- 現実的な医学が反映されたゲームプレイ。負傷箇所がゲームに大きく影響を与える。脚を負傷した場合は移動速度が下がり、腕を負傷すれば剣を振ることができなくなる。負傷の治癒には時間が掛かり、治癒を促進する秘薬などは存在しない。損傷箇所が切断された場合義肢の装着が必要となる。
- 様々な勢力に加担、または対峙。荒涼とした環境で生き抜くための力と富を得るためには他勢力との調整が必須。
『Kenshi』の正式版は日本時間12月6日21時より
¥3,500にて販売開始
- 関連タイトル:
Kenshi
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