新作アーケードゲーム「マジシャンズデッド」の全国キャラバンがついに千秋楽。矢作紗友里さん，小林元子さん，まちゃぼーさんも参加したイベントの模様をレポート

　バイキングが開発する新作アーケードゲーム「マジシャンズデッド」の全国キャラバンが2016年12月3日，千秋楽を迎えた。福島や大阪，さらに金沢などを日本全国5か所を巡ってきたこのキャラバン（関連記事）。最後は東京・池袋のアミューズメント施設「ラウンドワン池袋」を会場に，出演声優の小林元子さん（クラリス役），矢作紗友里さん（リプル役），格闘ゲームプレイヤーまちゃぼーさん，そして公式コスプレイヤーの皆さんが参加して，賑やかに行われた。
　本稿では，そんなイベントの模様をお伝えしよう。

「マジシャンズデッド」公式サイト

　ファンならよくご存じのように，「マジシャンズデッド」は非接触型モーションセンサーを用いたユニークな対戦アクションゲームだ。プレイヤーが画面に向かって手を突き出すことで，超能力や魔法などが画面内で放たれるといった感じで，まさに自分が超能力や魔法を使っているような気持ちになれる。

公式コスプレイヤーの皆さんと一緒に楽しめる「マジシャンズデッド」の体験プレイは，10：00からスタート。終始，長い列ができていた

　15：30からは，ゲストと来場者による対戦イベントが行われた。
　今回がキャラバン初参加となる矢作さんは，集まった人々の多さに驚いていたが，女性ファンの数も多く，まちゃぼーさんによれば，これまでのキャラバンの中で一番の人数とのこと。いつもの10倍くらいだそうで，本当かウソかは分からないが，千秋楽にふさわしい賑わいだったのは間違いない。
　対戦イベントはまず，来場者による恒例のじゃんけん大会で挑戦者が選ばれた。

写真左から小林さん，矢作さん，まちゃぼーさん

公式コスプレイヤーの皆さん（左から順にシヴァン，クラリス，リプル）

　チームとしては小林さん，矢作さん，コスプレイヤーさんによる「声優チーム」と，コスプレイヤーさん3人の「公式コスプレイヤーチーム」の2つ（計算が合わないが，リプルとシヴァンは掛け持ち）で，この2つのチームに挑戦する12人が来場者の中から選出された。挑戦者の中には女性プレイヤーもおり，バランスもいい感じだ。


　計4試合が行われた対戦は，まちゃぼーさんが実況解説を務め，システムの説明やキャラクターの特性などを解説しつつ進んだ。
　矢作さんは久しぶりのプレイらしく，ほかのゲストが手をかざしている中，うっかりボタンを連打していた。小林さんとリプルは，キャラバンでの経験値もあり落ち着いたプレイぶり。イベントを重ねるたびにうまくなっていっているという小林さんの活躍や，矢作さんに対するまちゃぼーさんの「見みつめ返せ！」というアドバイスが功を奏したのか，接戦の末，第1戦は声優チームの勝利となった。
　第2試合も声優チーム（今回はシヴァンが参加）が勝利し，かなりのやり込みぶりがうかがえた。

3戦めが行われる前，矢作さんからまちゃぼーさんに「リプルとクラリス，どっちが好みなの？」との質問が。まちゃぼーさんは少し悩んだ末「クラリス」と答え，それに対して「手が綺麗だし清楚系が好きそう」と矢作さん。リプルが選ばれなくて，少し悔しそうだった

　続いての試合は，「公式コスプレイヤーチーム」が対戦に臨んだ。稼働前のゲームで100戦近くプレイしているコスプレイヤーさんだけに，勝利の行方はあらかた決まっていたような気がする。
　挑戦者チームは，アクシリア，ドス，アイスと，かなり玄人向けの構成で挑んだが，やはりコスプレイヤーチームのやり込みが勝り，残念ながら負けてしまった。

イベントの最後には，この日が初出しとなるプロモーションムービーが公開された。ステージやキャラクターが増えたようで，まちゃぼーさんは「さらに進化している」とコメントした

　公式コスプレイヤーチームが予想を超えて強すぎるので，見かねた矢作さんが，まちゃぼーさんに「（挑戦者の皆さんに）ガチプレイか，少し手加減したほうがいいのか聞いて」という指示を出す一幕も。挑戦者の答えは強気の「ガチで」とのこと。かくしてガチバトルに決まった。
　最後の試合は両チームが，リプル，クラリス，シヴァンというミラーマッチに。まちゃぼーさんによれば，この3人のキャラクターは扱いやすいので，ビギナーにもオススメとのことだが，ガチバトルの結果，公式コスプレイヤーチームが勝ち，なんと，主催者側が4戦4勝するという結果に終わった。接待する気，まったくなし！

「マジシャンズデッド」公式サイト

　全国キャラバンの最終日ということもあり，最後にゲストがそれぞれに感想を述べた。
　まちゃぼーさん「やり込む気満々で，稼働日は休みを取って開店から閉店まで遊ぶので，まちゃぼーって名前でやっているのに当たったら，よろしくお願いします」。
　矢作さんは「見られると緊張する。見られても落ち着いてプレイできるくらいプレイしたいと思う」とのこと。そして小林さんは「これからもぜひ，マジシャンズデッドを追いかけてほしい」と述べてイベントを締めくくった。