数々の名勝負が繰り広げられた「戦国大戦」公式大会「天覇一統への道 天覇一統トーナメント」レポート。優勝はHUNTER主君の手に

激戦の舞台となった浅草橋のヒューリックホール

　2016年7月24日，東京・浅草橋のヒューリックホールにて，「戦国大戦 1477-1615 日ノ本 一統への軍記」の公式大会「天覇一統への道 天覇一統トーナメント」が開催された。

　同大会は，日本全国の店舗予選を勝ち抜いて来た7名の選手（主君）達に，全国主君ランキングで上位入賞を果たした5名，そして歴代大会の優勝者4名を加えた16名によって争われる決勝トーナメントだ。狭き門をくぐり抜け，決勝のステージに臨んだ主君達は以下のとおり。

• 風羽 主君（北海道エリア代表）
• 虎斗 主君（東日本エリア代表）
• 天パーな河童 主君（関東Aエリア代表）
• 黒炎 主君（関東Bエリア代表）
• ぺぺこ 主君（東海エリア代表）
• ジョンコナー 主君（関西エリア代表）
• 龍鳳 主君（西日本エリア代表）
• 盈燈 主君（天覇への道 覇者）
• 劉裕 主君（天覇への道 2014 覇者）
• 真と偽 主君（天覇への道 極 覇者）
• たつを 主君（天覇への道 2015 覇者）
• セシル 主君（全国主君ランキング1位）
• 羽衣狐＠京♪ 主君（全国主君ランキング2位）
• HUNTER 主君（全国主君ランキング3位）
• チュウボク 主君（全国主君ランキング4位）
• 或椿＠大戦勢 主君（全国主君ランキング5位）

　本稿では，その決勝戦を中心に，大会の模様をレポートしていこう。

来場者への特典として，大判や城塞家宝スーパーレアチケットといったアイテムが用意されていたこともあり，観覧は有料ながら，多くのファンが応援に駆けつけた

実況・解説はセガのミリオン土屋氏と花田 勝氏 主君が担当。またゲストとして，声優の戸田めぐみさんもコメントを担当した

「戦国大戦 1477-1615 日ノ本 一統への軍記」公式サイト

戦国大戦「天覇への道」特設サイト

下馬評を覆す名勝負が続出した決勝トーナメント

　組み合わせ抽選を経てスタートした決勝トーナメント，その第1回戦からトーナメントは波乱続きで幕を開けた。本イベントでは，試合開始前に行われる来場者投票によって勝敗予想が行われたが，その多くが覆され，あるいはタイムアップギリギリで勝負が覆るようなギリギリの名勝負が続く，波乱の展開となった。
　そんな中，激戦を超えて決勝に駒を進めたのは，HUNTER主君と盈燈主君の両選手だ。

決勝の舞台に立ったHUNTER主君（左）と盈燈主君（右）。HUNTER主君は斎藤デッキ，盈燈主君は総大将デッキで最終戦に挑んだ

　試合前，共に前日までデッキを悩んでいたとコメントした両選手。とくにHUNTER主君は，盈燈主君が駆る総大将デッキはノーマークだったと言っていたが，しかし決勝の試合は一方的な展開に。序盤から3割ほどゲージを削ったHUNTER主君が，その後も終始戦場をコントロールし続け，残り11カウントを残してHUNTER主君の落城勝利となった。

決勝戦の様子

終始平常心を崩さなかったHUNTER主君と，真剣に画面を見つめる盈燈主君

決勝戦を見守る出場選手達。まさかの試合展開に，応援しながら頭を抱える一幕も

苦しい試合展開に，盈燈主君はときおり苦い表情も見せていた

決着の瞬間

試合後にコメントを求められた盈燈主君。「決勝戦が不甲斐ない試合で申し訳ない。開幕でグダってしまったのが敗因で，完敗です」とのこと

シリーズプロデューサーの西山泰弘氏から，優勝トロフィーを戴くHUNTER主君。「勝てるかどうか不安でしたが，考えていた作戦が全て綺麗に決まった。開幕から勝利を確信した」と勝因を語った

HUNTER主君「大戦シリーズをこれからもプレイしていくので，皆さんも楽しんでいきましょう」

優勝したHUNTER主君には，特別称号「天下統一」が，また決勝トーナメントに進出した15名の主君達には，特別称号「大御所」がプレゼントされた

　なお，決勝戦を含むトーナメントの全試合は，ニコニコ生放送およびYouTube Liveを通じて配信が行われており，アーカイブの視聴も可能となっている。試合の詳細が気になる人は，ぜひそちらをチェックしてみよう。
　またイベントの最後には，西山プロデューサーからファンに向けたメッセージも贈られた。それによれば，今大会の盛り上がりを受け，本作ではこうした大会イベントを，年内にももう一度行いたいとのことだった。本作のプレイヤーは，続報を楽しみにしておこう。

優勝・HUNTER主君のミニインタビュー

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

HUNTER主君

HUNTER主君：
　本当に嬉しいです。特別称号も嬉しいですが，この筐体（トロフィー）をいただけたのがとくに。キラキラしてていいですよね（笑）。

――斎藤デッキは今回のために用意したんですか？

HUNTER主君：
　そうですね。上方修正が入りましたし。全国大会で使ったときは，あまりいい結果を残せなかったんですが，前日に使ってみたら行ける気がして。それに，出場者リストを見たら，そのほとんどに有利がつく気がしたので，使ってみたら優勝できました。

――準決勝〜決勝と，斎藤が無双の活躍を見せてましたね。相手との押し引きを，うまく管理しているというか。

HUNTER主君：
　ライン管理といいますか，戦場の中央で戦うのが得意なんです。どうにか撤退しないようにダメージを取りつつ，ラインを上げさせないように徹底しました。

――優勝は，どの辺りから意識していましたか。

HUNTER主君：
　第1回戦で狐くん（羽衣狐＠京♪主君）に勝ったときですね。個人的に苦手な相手なので。あと，焙烙にも苦手意識があって，セシルさんが上がってきたら厳しいなと思っていたんですが，それもなかった。本当に運が良かったです。

――毛利の焙烙玉とは，相性が悪い？

HUNTER主君：
　そうですね。ただ，相手のデッキというよりは，開幕がすごく弱くて。開幕にワーっと攻められるのがキツいんです。だから，できるだけそれをさせないために鉄砲を強くしているんです。

――今日の大会を見ただけだと，とてもそうは見えませんでした。

HUNTER主君：
　だとしたら，うまくごまかせたということですね（笑）。

――なるほど。ありがとうございました。

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