結のほえほえゲーム演説：第129回「『アイドルマスターシンデレラガールズ』の新年ライブ“Happy New Yell !!!”DAY1を，プロデューサーがレポートしてみた

4thライブにて

　2021年1月9日，10日の2日間，「アイドルマスター シンデレラガールズ」（以下，「シンデレラガールズ」）の無観客ライブイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」が開催されました。

　ごきげんよう，結Pです。本連載では，デレ4thライブ以降，ライブ会場からのレポート記事をお届けしてきました。
　取材席でサイリウムを振りながら，全力のコール＆レスポンスで応援を届け，ときには涙を拭いつつシンデレラを見守ってきた日々。カメラに映らなかったキャストの所作や表情，プロデューサーの応援，会場の一体感を含め，奇跡を目撃した責任を果たしたいと思っていました。
　Blu‐rayが出るまで時間がかかりますし，出たとしても，その瞬間がカメラに収まっているかどうか分からないからこそ，形に残したいと強く願っていたのです。

　今回は配信ということで，全プロデューサーが同じ視点からライブを見ることになります。なので今回は，いつものレポートとは趣向を変え，シーンをピックアップして，主観たっぷりにレポートをさせていただきます。

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」公式サイト

　配信画面を開くと，ライブ前にも関わらず，配信画面にはたくさんの待機コメントが。
　ライブ会場の最寄り駅に近付き，Tシャツやグッズを身にまとうプロデューサーを見つけた瞬間を思い出します。名刺交換をしたり，会場で流れるシンデレラ楽曲にコールしたり……いつも開演前からお祭りは始まっているのです。
　ネット配信でも「この日を待っていたプロデューサーがたくさんいること」を感じると，やはりワクワクがとまりません。

　協賛企業の紹介，ライブ会場ではお決まりの「プロデューサーの読み上げ」は1人でするつもりでいましたが，なんとアイドルによる協賛企業読みが。こういった，現地のプロデューサーお決まりネタを補完してくれるのは嬉しいですね。
　千川ちひろさんによる開演前挨拶で，本公演は休憩時間がないことが告げられた瞬間，期待をこめてコメントを見ると怒涛の歓声コメントが。
　うんうん。やっぱりライブはこうでなくちゃあ。

　「Happy New Yeah!」でライブが開幕。キャストが和風のライブ衣装「ハピネス・エール」で登場すると，早くもコメントを打つ余裕がなくなります。
　気になるセンターは……新田美波役の洲崎さん!!!!　配信を見ながら思わず叫んでしまいました。ゆるいウェーブがかったロングのウィッグ姿はまさに女神。和の衣装に合わせて和風の髪飾りをつけているキャストが多数。
　飯田さん（速水 奏）や，河瀬さん（桐生つかさ）など，アイドルに合わせた髪色も目立ちます。梅澤さん（辻野あかり）の，チョンマゲで表現したアホ毛も可愛いです。
　富田さん（砂塚あきら）の泣きぼくろなど，細かいメイクまで観察できるのはライブ配信の良さですね。

　立花さん，ルゥさん，中澤さん，京都親善大使の3人による「花簪 HANAKANZASHI」で，会場は和風ムード満点。中澤さんが笑うと「笑ったぁぁぁ!!!!」とガッツポーズをとってしまい，まさに雪美ちゃんを見ているようでした。
　続いて「命燃やして恋せよ乙女」の歌唱メンバーが登場した瞬間，プロデューサーに衝撃が走ります。
　飯田さん（わかる）⇒河瀬さん（わかる）⇒洲崎さん（わかる）⇒大空さん（おぉ新鮮）⇒花谷さん（えっ！？！？）。
　立花さん曰く“ロリのほう”であるこずえが，大人っぽい演歌を歌う意外な展開に高まる期待の中，披露された口上は……。

洲崎さん「おしとやかだけど大胆に，乙女！」
飯田さん「偶像を演じる，乙女！」
河瀬さん「JKで社長で，乙女！」
大空さん「四つ葉を見つけます，乙女！」
花谷さん「こずえ，おとめー……？」

……と，見事に可愛いオチをつけてくれました。
　そして注目すべきは河瀬さんのハスキーボイスでしょう。
　河瀬さんが社長にキャスティングされたと知ったとき「これは，絶対にライブでファンが増える！」と確信しました。
　プロデューサーの前で，初めてのソロパート披露。河瀬さんの歌唱力を見せつけるにはうってつけの選曲でした。

　ここから「プライスレス ドーナッCyu♡」「ギュっとMilky Way」「オレンジタイム」と初披露が続きます。
　「オレンジタイム」では，カッコイイ楽曲を披露する機会の多い松田さん，桜咲さんによる，キュートな振付けが新鮮でした。お揃いの大きなリボン（小梅SSR「ヨモスガラ・パーティー」のようでしたね）に加え，なんとお揃いの指輪まで。
　あとのMCパートで，桜咲さんから松田さんに贈ったとのエピソードが披露され，しょうこうめPの私は昇天いたしました。
　いいですかキャストの皆さん，お揃いって，いとも簡単にプロデューサーを昇天させる破壊力があるんですよ。ありがとうございます。

ギュっとMilky Way

　「Sing the Prologue♪」は，立花さん，深川さん，花谷さんと，シンデレラ大型ライブ初参加の河瀬さん，富田さん，梅澤さんによる披露。Brand new!なメンバーが「主人公は私！」という歌詞を歌う姿に，グッときました。
　続く「ススメ☆オトメ〜jewel parade〜」は，久しぶりの披露となりました。洲崎さんが歌う機会はなんと1stライブ以来。メンバーが毎回変わっても「シンデレラガールズ」で，たくさんの個性が成長する姿こそが「アイドルマスター」の醍醐味ですね。

　「Sunshine See May」「Secret Daybreak」「美に入り彩を穿つ」と，ユニットオリジナルメンバーによるパフォーマンスで，コメントは大いに盛りあがります。

　山紫水明による「Sunshine See May」は，過去のライブでは背中合わせで歌っていましたが，今回は横並びになり，時折目を合わせて歌っていました。
　デア・アウローラによる「Secret Daybreak」は，デレステMVを彷彿とさせる神殿や水面のAR演出で，まるで二次元と三次元が混ざりあったような映像に。6thナゴヤドームの初披露時も衝撃でしたが，デア・アウローラのハーモニーの美しさたるや。何度聴いても歌声の相性の良さにウットリします。
　飯田さんの「攻めるとき」「引くとき」のバランスの取り方が絶妙だ！　と私が気付いたのは，3rdライブで東山さんと披露した「Nocturne」でした。デア・アウローラは，飯田さん，洲崎さんがそれぞれ攻守のバランスを絶妙にとりあっているからこそ，あの美しい響きが生まれるんじゃないかなと感じます。

　羽衣小町による「美に入り彩を穿つ」は，さすが和装の魅せ方を心得ている二人。どんなアングルでも艶やかな表情と仕草でした。

　「ダイアモンドアテンション」は，高田さん，鈴木さん，生田さん，松田さん，都丸さん，大空さん，桜咲さんによる披露。「オレンジタイム」のキュートなパフォーマンスとはうって変わったキレキレの松田さんが最高にカッコいいです。
　ヘアメイクも衣装も一切変わっていないのに，目の鋭さ，髪の揺らし方，手の動かし方で表現する「覚醒」は，松田さんにしかできないパフォーマンスでしょう。
　曲中「…共に」で，画面構成が二分割となり，生田さん，都丸さんのオリジナルメンバーが映る演出も。

　後半ではソロ曲の初披露が続きます。
　衣装に合わせたNew眼帯で登場した朝井さんによる「Claw My Heart」は，何かを振り切るようなまっすぐな歌声と振付が印象的でした。6thライブのナゴヤドーム「∀NSWER」で，バックライトを背負いながら花道を歩いている朝井さんの後ろ姿にドラマを感じたように，今回も階段を降りる姿にドキッとしたプロデューサーも多いのではないでしょうか。
　メロディーに合わせたライティングの切り替え，ダイナミックなカメラワークなど，美玲らしさ満点のステージでした。

　深川さんによる「世界滅亡 or KISS」では，ハートを描いたり，隕石が落ちたり，歌詞に合わせたAR演出が頻繁に入ります。
　長台詞のような歌詞を噛まずに演じきる深川さんの様子を，ドキドキしながら見守っていたはずなのですが……。ひとりミュージカル状態の深川さんが，この1曲を歌っている中で，どんどん成長しているかのように見えるのです。
　これは5thライブ「ニャンと☆スペクタクル」で，高森さんの早口言葉を見守る気持ちとは，また違ったものです。
　期待を超えて成長していくアイドルに驚かされる感動が，1曲のステージに詰まっていて，曲の終盤の深川さんの表情は，まるで千秋楽の舞台の主演のようでした。

あらかねの器

　直前のMCで登場したとき，ガチガチに緊張していた星希さんの姿から「これは……くるな……」と確信したのは「OTAHEN アンセム」でした（いつものようにオタクトークで盛りあがっているようでしたが，声のトーンや表情には明らかに緊張感があり，この「嘘のつけなさ」こそが，りあむっぽいなぁ……と思ってしまいました）。
　怒涛の勢いで流れるコメント欄は，いつか現地でコールするぞ！　というプロデューサーの気持ちが溢れています。

Wish you Happiness!!

　ここから「絶対特権主張しますっ！」「情熱ファンファンファーレ」「GOIN’!!!」と続く中で，当初予定されていた有観客ライブの「公演中の声援は不可」というレギュレーションが脳裏をよぎります。もしこのセットリストであったなら，コールしたさに身悶えることになったのでは……？
　アンコール曲「青空エール」で，ライブのコンセプトである「エール」の意味を思い知ることになります。
　我々プロデューサーが「現地で声をあげられない分，コメントで応援したい！」と思っていたように，シンデレラ達も，同じように，いやもしかしたらそれ以上に，プロデューサーを応援したいと思ってくれていたのでしょう。

　いつかまた「お願い！シンデレラ」で，キャスト達が肩を抱き合ったり，ハイタッチできる日まで，全力で応援し続けたいと心に決めたライブでした。

お願い！シンデレラ

　余談ですが，YouTubeチャンネル「結ちゅーぶ！」では，7thライブの開演前，現地のプロデューサーに突撃インタビューをした動画などをアップしております。


　ふと現地の空気が恋しくなったとき，ご覧いただけたら嬉しいです。これからもアイマスですよ！　アイマスッ！

最近プレイしているゲーム（2021/1/23）
Steam:「Among Us」
PlayStation 4：「GUILTY GEAR Xrd REV 2」
Nintendo Switch：「桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番！〜」
PC：「インペリアル サガ エクリプス」
iOS：「ロマンシング サガ リ・ユニバース」
iOS：「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」

■■結（女優・タレント）■■
女優・タレントとして活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ，数多くのゲーム番組でMCを務め，イトキチ（糸吉）の愛称で親しまれている。

公式サイト：http://yui-monogatari.com/
公式Twitter：https://twitter.com/xxxjyururixxx
ニコニコチャンネル「結チャンネル」：http://ch.nicovideo.jp/yuichannel
YouTubeチャンネル「結ちゅーぶ！」：https://www.youtube.com/channel/UCNwmczTygyPzEnouz9tR_Fg/

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