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弁当屋経営シミュレーション「弁当の素晴らしさをあの2度3度」がiOS/Android及びPS Vitaで登場。まずはiOS版が2015年12月に先行配信
本作は,イタチョコシステムの迷作(?)「あの素晴らしい弁当を2度3度」にさまざまな新要素を追加した,いわば続編にあたるもの。開発はもちろん,イタチョコシステムのラショウ氏で,どう見ても文法的に破綻しているタイトルにもラショウ氏らしいユーモアが感じられて,ファンならば思わず顔がほころんでしまうところだ。
発売時期は,iOS版とAndroid版が2015年12月となっており,まずはiOS版が先行して配信される。PS Vita版は来春にリリースされる予定だ。価格は,iOS/Android版がワンコインの500円,PS Vita版はトロフィー機能など,PS Vitaならではの機能を追加して1000円になるとのこと。
本作は,プレイヤーが弁当屋の店主となり,街にある2つのライバル店と売り上げを競うという経営シミュレーション。店に並べる弁当は自分で自由にデザインでき,それによって売り上げや客層などが変化する。Macintoshで発売されたオリジナル版「あの素晴らしい弁当を2度3度」では50種類だった弁当のおかずが大幅に増えており,本作では100種類近いおかずが登場するという。
操作はすべてタッチで行い,縦長のスマホ画面(PS Vitaでは縦持ちでプレイする)に対応する形で,メインとなるゲーム画面の上下の部分を使ったミニゲームが追加されているのも注目点の1つ。このミニゲームをプレイすることで,自分の店の弁当がちょっぴり魅力的になる弁当箱や割り箸が手に入ったり,新しいおかずを発見したりするようだ。ほかにも,iOS版「あの素晴らしい弁当を2度3度」で追加された店員と客の禁じられた恋愛(?)なども,もちろん盛り込まれている。
また,ラショウ氏といえば「ボコスカウォーズ2(仮称)」の進捗が気になるところだが,こちらはさらなるブラッシュアップを行うために発売時期を当初予定していた2015年から2016年3月に変更し,鋭意開発中とのこと。とくにゲームに登場する第3勢力や,マップの自動生成機能などを中心に作り込みが行われている模様だ。
そしてこのほかに,ピグミースタジオからは,こちらもラショウ氏の作品である「野犬のロデム」と,神奈川電子技術研究所の「僕は森世界の神となる」(「僕は森世界の神になる」からの改題)が,iOS/Android及びPS Vitaで登場することも決定している。いずれも,PlayStation Mobileで配信されていたタイトルだが,同サービスの終了に伴い,改めてPlayStation Networkで配信が行われるというわけで,新要素なども追加されるようだ。
両タイトルとも,発売時期はiOS/Android版が今冬,PS Vita版が来春,価格は前者が500円,後者が1000円となる。
ピグミースタジオでは,「弁当の素晴らしさをあの2度3度」「野犬のロデム」「僕は森世界の神となる」の3タイトルの順で,順次配信していくとのことなので,続報を楽しみにしておこう。
最後に,「弁当の素晴らしさをあの2度3度」の発売決定を記念して,著名人による弁当の応援イラストとメッセージが届いているので紹介しよう。
■横山宏(よこやま こう)
1956年 福岡県北九州市生まれ
武蔵野美術大学日本画学科卒業
在学中より合田佐和子のアシスタントとして寺山修司映画作品で挿画を担当
大学卒業後はフリーのイラストレーターとして平面や立体での表現で作品を製作
多くのSF作品やゲームでメカニックのデザインや挿絵を担当
代表作品にSF3D〜マシーネンクリーガーがある
また日本SF大賞 手塚治虫文化賞 のトロフィーデザインを手掛ける
金沢21世紀美術館 サンノゼアートミュージアム 青森県立美術館 トーキョー カルチャート by ビームス 青山ブックセンター等で作品を展示
武蔵野美術大学非常勤講師
■飯田和敏(いいだ かずとし)
ゲーム作家。立命館大学映像学部教授。
1968年、東京都生まれ。95年、『アクアノートの休日』(PlayStation)でディレクターデビュー。以降、『太陽のしっぽ』(PlayStation)、『巨人のドシン』(Nintendo64DD)、『ディシプリン*帝国の誕生』(wiiware)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版―サウンドインパクト―』(PSP)、『LINEイージーダイバー』(LINE GAME)などを発表。既存のビデオゲームの概念にとらわれない斬新な作風で知られる。2011年には平成23年度[第15回]文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞受賞作品である日本科学未来館の常設展示『アナグラのうた―消えた博士と残された装置』の演出を担当。他に書籍、雑誌などの媒体における執筆活動も行っている。
弁当ゲームへの思い:弁当を食べると腹が満ちる。そしたらゲームしようと思い、する。やがて腹がへる。それを繰り返す人生というのがある!
■加藤賢崇(かとう けんそう)
俳優・声優・ミュージシャン・DJ・漫画家・映画評論家等いくつもの肩書きがあり、その
活動は多岐にわたる。
代表作品
1985年 タンポポ (映画)
1987年 精霊のささやき (映画)
1993年 リザーブ友の会 (CM)
1996年 トレン太くん (CM)
主な出演作品
【テレビ】
ことばドリル
【アテレコ・アニメ】
ビーストウォーズ
【映画】
就職戦線異状なし おニャン子ザ・ムービー 雪の断章
【CM】
(ナレーション)太鼓の達人 ロッテクーリッシュ
【CDシングル】
がんばれ!いぬちゃん
【CDアルバム】
若さひとりじめ
■納口龍司(のうぐち りゅうじ)
埼玉県川口市生まれ。ゲームグラフィックデザイナー、イラストレーター、アーティスト。
代表作は「チュウリップ」「牧場物語 わくわくアニマルマーチ」「ディシプリン*帝国の誕生」など。
近年では、第15回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞した、日本科学未来館常設展示「アナグラのうた〜消えた博士と残された装置〜」のアートディレクションを担当。
最新作はスマホ用タイトル「仮面の勇者」のモンスター、BG等デザイン。
「ラショウのゲームをプレイする時、ラショウもまたこちらをのぞいているのだ。」という格言を思い出し、今回の弁当は「見られる弁当」を描いてみました。みなさん、気を付けてプレイしましょう。
おめでとうございます!
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