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[COMPUTEX]東プレがゲーマー向けキーボード「REALFORCE RGB」を展示。キーごとのアクチュエーションポイント設定機能付きで年内にも発売予定
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印刷2016/05/31 15:19

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[COMPUTEX]東プレがゲーマー向けキーボード「REALFORCE RGB」を展示。キーごとのアクチュエーションポイント設定機能付きで年内にも発売予定

東プレブース。けっこうこぢんまりとしている
画像集 No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]東プレがゲーマー向けキーボード「REALFORCE RGB」を展示。キーごとのアクチュエーションポイント設定機能付きで年内にも発売予定
 台湾時間2016年5月31日,COMPUTEX TAIPEI 2016が開幕した。メイン会場であるTaipei Nangan Exhibition Center(台北南港展覧館)のHall 1に出展している東プレは,キーごとに約1677万色から選んでLEDを光らせることのできる制電容量スイッチ採用のゲーマー向けキーボード「REALFORCE RGB」を披露した。
 5月21日掲載の記事で,「COMPUTEX TAIPEI 2015で『Type Heaven』の新作として展示されていたキーボードから刻印が消えていた」ことをお伝え済みだが,あれはどうやら,製品名決定を受けてのものだったようだ。

「REALFORCE RGB」。キー荷重は全キー45g±15gだ。展示機の配列は英語104キーベースだが,日本では日本語配列を先に市場投入する予定だという
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 ただ,COMPUTEX TAIPEI 2016の会場にあるREALFORCE RGBは,単なる「名称変更版」ではない。まず机上を占めるサイズは,Type Heavenの455(W)×156(D)mmからREALFORCE RGBで455(W)×142(D)mmと,奥行きが詰まった。これは基板の変更によって実現しているという。

海外市場で東プレが展開しているType Heaven(左)と,RELFORCE RGB(右)の比較。写真では縦方向が奥行きだが,確かに詰まっている
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10キー部の上には,[P1]〜[P4]キーが加わった。ゲーマー向けモデルらしいサウンド関連設定と,REALFORCE RGBならではのアクチュエーションポイント変更機能を実現している
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 また,10キー部の上に[P1]〜[P4]キーが加わったのも,重要なトピックだ。
 [Fn]キーとの組み合わせで機能する4キーのうち,[P1]はサウンド出力のミュート有効/無効切り替えで,[P2/P3]はサウンド出力のボリューム調整と,他社製のゲーマー向けキーボードでもよくある機能だが,[P4]キーは,キー入力がオンになる位置,いわゆるアクチュエーションポイントの深さを順繰りに変更する機能となっている。[Fn]+[P4]キーを押すごとに,アクチュエーションポイントの深さは1.5/2.2/3mm,ユーザーによるカスタム値の順で切り替わる仕様だ。

 カスタム設定では,キーごとに1.5/2.2/3mmからアクチュエーションポイントを指定できるのだが,そこで使うことになるのが専用のユーティリティ「RealForce Space」(仮称)である。「あくまでも仮称。デザインも製品版では見栄えのいいものに変える」(東プレ)とのことなので,そのつもりで見てもらえればと思うが,これは,アクチュエーションポイントのほか,キーごとのLED発光色や光り方,ゲーム中に“誤爆”しては困るキーを指定できる外部ツールとなる。

アクチュエーションポイントの設定項目「ON Position」設定画面。水色が1.5mm,黄緑が2.2mm,赤が3mmだ。ほとんど底打ちして使うようなキーや,“誤爆”を避けたいキーは深く,すぐ反応させたいキーは浅く,そうでないキーは中間に,といった設定を行える
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「RGB-LED」では,キーごとのカラー設定を行える。キーをクリックして,下のパレットから選ぶだけのシンプル仕様
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COMPUTEX TAIPEI 2016版サンプルでは未実装の「Gaming」。これはいわゆるゲームモードの設定項目だ。一般には[Windows]キー+αの無効化機能という理解が進んでいるが,REALFORCE RGBでは,指定したキーすべてを一括で無効化できる。「Gaming Category」に,キーコードの入れ替え機能を「Key Code Change」として用意してある気配を感じるが,「チートと受け取られる可能性があるため,製品版では排除する予定」とのこと
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 ここで重要なのは,RealForce Space(仮)が,インストールなしで動作する,純然たる設定ツールであることと,設定内容はREALFORCE RGB側のフラッシュメモリへ保存できるということだ。先ほど,[Fn]+[P4]キーの操作で,ユーザーによるカスタム設定も含めてアクチュエーションポイントを変更できると述べたが,ゲームモードにおける任意のキーの無効化機能は[Fn]+[F12]キーから有効/無効を切り換えられる。
 キーのLEDも,単色で色を変えるだけなら[Fn]+[Ins]キー,七色で横に流れるようにしたければ[Fn]+[Home]キー,RealForce Space(仮)で行ったカスタム設定を呼び出したければ[Fn]+[Page Up]キーを押せばいいといった具合に,ほとんどの機能をキーボード側のショートカットで設定可能だ。ちなみにLEDはカスタム設定として最大3つを保存し,順繰りに切り換えられるという。

右[Windows]キーの隣にある[Fn]キーと組み合わせることで,用意されたゲーマー向け機能のほとんどを利用できる。ちなみに[Fn]+[F1]〜[F10]キーには,メディアプレーヤーの操作,あるいは電卓やエクスプローラ,規定のWebブラウザの起動といった,日常用途でよく使いそうな機能を割り当ててあるとのこと。[Fn]+[F11]キーでは[Caps Lock]キーと左[Ctrl]キーの入れ替えが可能だ
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キートップのフォントは仮のもの。これからフォントを「REALFORCE風に」(東プレ)変更し,キーキャップの量産に入っていくそうだ
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本体底面。1.4kgの重さがあるので安定感は高いが,滑り止めのゴムも大きくなっている。ケーブルは本体任意の3か所から引き出せる仕様
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こちらは本体側面から
 ちなみに展示機は,「先週金曜日に,なんとかできあがったサンプル。現在,世界にあるのはここの2台だけ」(東プレ)とのことで,まだキートップのグラつきが気になったりもするが,[P1]〜[P4]キーが追加となったデザイン自体はほぼ最終だそうだ。ここからはRealForce Spaceも含め,完成度のブラッシュアップに入っていくのだろう。
 それにしても,本格的なゲーマー向けモデルは初めてのはずの東プレが,「アクチュエーション可変なのは珍しいけれども,あとは光るだけ」の製品をただ用意するのではなく,任意のキーの無効化機能や,邪魔になりにくい場所でのサウンド関連機能といった,「ゲームで本当に役立つ機能」をきっちりと揃えてきたのは,正直,驚くほかない。

 東プレによると,日本での発売は10月目標。「遅くとも年内には」とのことだった。価格はまだ何も決まっていないそうだが,「税込3万円,なんてことにならないよう,2万5000円のラインを目指している」という。
 初回展示から1年後のブラッシュアップで,非常に楽しみな製品となったREALFORCE RGB。発売に向け,続報に期待していきたい。

東プレ公式Webサイト

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