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[TGS 2015]スマホでリアルなベースボールを。「プロ野球スピリッツ2015」のエンジンを採用した新作アプリ「プロ野球スピリッツA」のプレイポートをお届け
今回出展されていたのは,TGS 2015向けに制作されたデモバージョンで,選手の育成モードは楽しめなかったが,ゲームのキモとなるバッティング,ピッチングを含めた試合を体験できた。
「プロ野球スピリッツA」公式サイト
バッティングは,大きく分けるとゾーン打ち,強振,バントという3種類のアクションで行う。ゾーン打ちの場合は,画面中央にボックスが表示され,画面をタップするとバットを振れる。タップのタイミング次第では,左右に打ち分けることも可能とのことだが,基本的には確実にヒットを打ちたいタイミングで活用することになりそうだ。
強振とバントは,バッティング時に画面下の「強振」「バント」を選択することで切り替えられる。操作方法はいずれも,画面をホールドしてから指を離すとバットを振れるという形式で,ゾーン打ちとは少し異なる。強振の場合は上下左右斜めにぐりぐりと動かし,バントの場合は上下に動かしてボールを捉えるのだ。
バッティングよりもちょっと考えることが多くなるピッチングでは,球種,コースを決め,指定されたタイミングで画面をタップすることになる。
球種選びのポイントになるのは,画面上に表示された「バッター緩急対応ゲージ」だろう。これは,例えば最初にストレートを投げた場合,バッターが速い球に慣れるため,再度速い球を投げると打たれる可能性が高まってしまうというシステムだ。
さらに,コースを選ぶ際には,ゾーン打ちのケースに似た形でボックスが表示され,好きな場所に投げ入れられる。ボックスは9つのエリアに区切られており,その色でバッターの得意(青)/不得意(赤)なコースが表示される。
球種,コースを決めると,バッターボックスに「着弾サークル」が表示される。これが中央の白いサークルに重なった瞬間に画面をタップすると,かなり精度の高い投球となる。逆に早かったり遅かったりするとコントロールが乱れてしまうのだ。制球力は選手の能力によっても変化するため,実際に投げてみるまで,どこまで正確に投球できるかは分からない。
本作の試合は,バッティングとピッチングのみで楽しめるように工夫されており,それ以外のパートは自動で進行するのだが,特定の場面になるとカットインが入り,プレイヤーの出番となる。今回のプレイアブルバージョンでは,1試合の中で,バッターボックスに立つバッティング,1人のバッターとだけ対戦するピッチングに加え,3アウトを取るまで続くイニングプレイが,各1回ずつ楽しめた。
ちなみに,本作の守備はフルオートになっているので,(筆者のように)野球に詳しくない人でもしっかりと楽しめる印象だ。
なお,試合前には,味方側選手達の能力や組み合わせによって,「チームスピリッツ」が算出される。これはチームの士気に影響するとのことで,自動進行の多い本作では,チームスピリッツが勝敗に大きく関わってくると思われる。試合中には「ヒットを打て!」などミッションが課せられることがあり,これを達成するとチームスピリッツを上昇させられる。チームを勝利に導くため,積極的に狙っていくといいだろう。
手軽だが本格的な野球ゲームを楽しめる本作。采配や守備もしっかり自分で楽しみたい! という人もいるかもしれないが,繊細な操作が難しいスマートフォン向けアプリであることを考えると,こうした作りがベターなのではないかとも思える。
なお,今回のバージョンではNPC対戦しか楽しめなかったが,ブースにいたスタッフに聞いてみたところ,「将来的にはプレイヤー同士によるリアルタイム対戦を実現させたい」と話していた。スポーツゲームの開発に定評のあるKONAMIの作品だけに,リアルタイム対戦が実現する可能性は決して低くないはずだ。
4Gamer「東京ゲームショウ2015」特設サイト
- 関連タイトル:
プロ野球スピリッツA
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一般社団法人日本野球機構承認
データ提供:データスタジアム(株)
情報提供:スタッツ・ジャパン
(C)Konami Digital Entertainment
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