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ドイツの“ドワーフ版三国志”がゲーム化。敵の大軍をなぎ倒すのが爽快なアクションRPG「The Dwarves」がKickstarterでキャンペーンを開始
「The Dwarves」は,2009年にドイツの若手作家マルクス・ハイツ氏によって上梓された同名小説(原題:Die Zwerge)をベースにしたもの。この小説は,ヒューマンの国で育てられたために,誰一人として殺したこともないドワーフの若者,Tungdilが,何千年にもわたって魔物と戦ってきたドワーフの国々を旅しながら,その文化や英雄達に触れていくというストーリーになっている。
ファンタジー小説や映画では脇役として扱われ,あまりその文化が語られることがなかったドワーフにフォーカスしているのが斬新。日本では“ドワーフ版三国志”と銘打たれ,「怒矮夫風雲録 闇の覇者」というこれまた斬新なタイトルで翻訳されているので,読んだことがある人もいるだろう。
Kickstarterのプロジェクトページを見ると,「The Dwarves」は,物理演算を利用したアニメーションが前面に打ち出されており,プロモーションムービーでも,キャラクターの剣やハンマーのスイングにより,相手が蹴散らされていく様子が確認できる。橋の上で戦っているときなどは,その攻撃で相手を吹き飛ばして下に落とす,といったこともできるようだ。
ゲームの世界観が,原作小説にもなかった大陸全土のマップ付きで紹介されているのもファンにとっては気になるところ。KING Art Gamesのメンバーの中には,本作のボードゲーム版を開発した経験のあるデザイナーもいるとのことで,ハイツ氏の全面協力のもとで,こうした要素が作られているようだ。
発売は2016年6月の予定。ドイツのゲームらしいディテールの細かさを楽しめそうなアクションRPGとして,続報に期待したい。
- 関連タイトル:
The Dwarves
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